2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

女性と男性の差異について:試論2&3:コスモグローカル・ルネッサ

女性と男性の差異について:試論3:コスモグローカル・ルネッサンス差異資本経済の発動 男性の連続的同一化について、さらに検討したい。男児は母親と連続的同一化する。試論2では、それが、連続的同一化=言語自我へと転換すると述べたが、この転換には、…

女性と男性の差異について

以前、考えたのは、女性がプラスのエネルギーで、男性がマイナスのエネルギーであるということである。なかなか理論化するのが難しいのだが、直感では、女性の方が男性よりも不連続的差異的であるということである。これを理論化しないといけないのである。…

不連続的差異論

[不連続的差異論] 不連続的差異、特異性、連続性:試論2 試論1の終わりで、特異個から連続的同一性である自我への移行について触れたが、それはメディア界のゆらぎを排出する一種偽りの様態であると述べたことを継いで考察を行ないたい。問題点は、何故、…

人間のイデアとは何か、共感性、倫理、やさしさとは何か

[叡智学] 人間のイデアとは何か:不連続的差異の対話態? 人間のイデアとは何か。これまでの考察から考えるならば、当然、ある種の差異共立構成態であろう。つまり、多種多様な不連続的差異の共立態として、人間のイデアがあるということになろう。いわば、…

イデア界の意味:差異の対話と個の経験

[叡智学] イデア界の意味:差異の対話と個の経験 前の問題すなわち、何故イデア界は螺旋運動するのかということに完全には答えていなかったので、ここで、検討を続けよう。それは、前の叙述でほぼ見当がつくことであるが、結局、差異・イデアが個化し、知即…

時空四次元体と太陽系コスモス:イデア・メディア・現象の意味

[不連続的差異論] 時空四次元体と太陽系コスモス:差異/強度コスモス 時間/空間という現象形式の発生についてであるが、それは、メディア界における差異/強度の「擬制連続」性に拠るのだろう。すなわち、「連続」化された差異/強度の形式が時空四次元体…

太陽と地球と月とのトリプルコンチェルト

メディア界から現象界が生起するシステムは、ODA ウォッチャーズ氏の以下の説明でほぼ解明されたであろう。http://kaisetsu.ameblo.jp/entry-1b7b3f9310cf1dedfb1d6cf47d729c2c.html 簡単に言えば、現象界とはイデア界がメディア界化して、擬制連続化して、…

太陽の発生のシステムについて:試論2

[叡智学] 太陽の発生のシステムについて:試論2 この問題を、ODA ウォッチャーズ氏の「相補性についての序論と『差異エネルギーの保存則』」というタイトルの考察を参考にして、再検討したい。 http://kaisetsu.ameblo.jp/entry-4d17be44495cc08f1fa9fb5479…

大阪教職員殺傷事件、共差異資本経済への滑走:ライブドア・ホリエモ

[教育] <大阪教職員殺傷>事件 もし、いじめが原因ならば、いじめとは何ぞやである。今日・現代の公教育とは何ぞやである。それは、差異を無視した、連続同一性の教育である。人間・個疎外の教育である。無視された差異は反動化して暴力衝動に駆られた殺人…

太陽の発生のシステムについて一試論

[叡智学] 太陽の発生のシステムについて一試論 差異と光(境界)が相補性をもつという仮説を基礎にしてさらに考察を展開しよう。ここで、差異共立態ないし差異共立構成態を中心に考えよう。すなわち、http://blog.melma.com/00122700/20050226060719の考察を…

「差異と光のコンチェルト」へのODA ウォッチャーズ氏のコメント等

「『見えないものを見る』という存在形式 テーマ:不連続的差異論 素晴らしいです。私の認識と一致します。ガタリ/ドゥルーズも、この手前までは来ていたが、最後の扉を開けれなかった。聖書の、「始めに光ありき」も、まさに、「イデア」と「メディア」の…

差異と光のコンチェルト:差異と光の相補性

不連続的差異論から、生成のシステムを、これまでよりもさらに緻密に考察していこう。 イデア界には、複数多数の、多種多様な不連続的差異が分布しているとしよう。そして、不連続的差異とは、それぞれ、知即存在というイデアであり、絶対的存在である。そし…

差異ありき、はじめに

[詩・俳句・川柳]差異ありき、初めに 自我という牢獄 それは、己を不自由にし、 他者もそうする ブッシュという悪魔が典型だ 己が自我から差異となったとき、 それは、爆発だ 生まれ変わりだ 今や、爆発の時代である 炸裂の時代である 爆発が新生である これ…

自我分析:不連続的差異論から

[叡智学] 自我分析:不連続的差異論から 以下は昨日論考したものを書き留めたものを、余裕がないので、ほぼそのまま転写する。だから、おかしな部分が入るであろうことをあらかじめお断りしておきたい。連続的同一性である自我とは、メディア界を排出してい…

「光」=「ひ」とは何か:阿弥陀如来の光、イデアの太陽

[叡智学] 「光」=「ひ」とは何か:阿弥陀如来の光、イデア界の太陽 先の検討から、イデア界の光とは、差異境界であると考えられる。これは、連続化へと進展するものである。そう、「光」とは共通項なのである。公約数なのであると思う。アインシュタインの…

差異と差異との関係、不連続的差異論のイメージ、四大とは何か:「4

[叡智学] 差異と差異との関係とは何か:イデア界の境界とは何か 差異がメディア界から現象界へと変換されるとき、心身はきわめて不均衡である多様な状態に置かれる。いわば、カオス的状態である。つまり、イデア界では不連続的差異として自足していたのであ…

イデア界のあり方とメディア界の両義・対極・相補性:一試論

イデア界のあり方とメディア界の両義・対極・相補性:一試論 一つの不連続的イデアと他のそれとの関係はいかに。イデアは知即存在として絶対である。問題は絶対存在と絶対存在との関係である。数で言えば、素数の世界のこととなる。そこで、イデアを素数とし…

ポスト民族国家資本主義:差異共生強度発出

[経済] ポスト民族国家資本主義:差異共生強度発出 思うに、イスラエルとは、usa同様、暴力団国家である。危険極まりない。思うに、民族国家(ネーション・ステート)というものが、今日、ばかげたものになっているのだろう。では、脱民族国家、ポスト民族国…

占星学とは何か:「星座」とは何か

私は、「星座」を擬制、原型と考えている。つまり、強度擬制である。では、この場合、占星学の強度とは何かとなるだろう。強度はメディア界の強度、エネルゲイアである。それは、イデア界に回帰せんとする「力」である。緻密に考えよう。メディア界に「精神…

うつ病再考:メディア界的原型規制、スピノザ、不連続的差異論

先に、原型は自我を規制するものと述べた。うつ病の場合、この原型規制が抑圧的になり、エネルギーが否定的になっていると言えよう。私見では、うつ病者は、原型規制が強固なために、強度を肯定化できないと思える。つまり、メディア界の現象面において、こ…

神秘学とは何か:原型論批判

[叡智学] 神秘学とは何か:原型論批判 不連続的差異論から見ると、神秘学、占い、オカルト主義とは、メディア界の原型を、精神主義的に表象したものである。確かに、占いは的中することがある。しかし、それは、連続・原型論であり、個、差異を捉えていない…

ホリエモンのこと

[経済] ホリエモンのこと 私は経済については、素人であるが、本件についての、私見を述べたい。以前に触れたことの繰り返しとなるが、これは、ネットという新しい経済とマスコミという保守反動の経済との闘争であるということである。階級闘争と言ってもい…

イデアの身体とは何か

[叡智学] イデアの身体とは何か http://blog.melma.com/00122700/20050220145650 のコメントをペーストします。 「ODA ウォッチャーズ (2005/02/21 00:13:41) 『イデア界の身体』、大変に興味をそそる提示です。私は、それは、『イデア』の影、残像のような…

デカルトのコギトとは何か

コギトエルゴスム。我思う故に我あり。哲学を学んだことのない人でも、これを知らない人はほとんどいないだろう。問題は一人称である。これは自我を指すのか。それとも別のものなのか。西欧語のI, ich, je等である。まったくの推測であるが、コギトは、多義…

何故、存在はあるのか、「私」、「生」、「存在」とは何か

[叡智学] 何故、存在があるのか:初めにイデアありき この問いは、イデア界はなぜ存在するのかということでもある。根源的な問いなので、すぐには答えられないが、ここで比喩的に考えよう。自然を見てみよう。庭や畑に雑草がある。誰が種を蒔いたわけではな…

イデア界の身体とは何か、政治の目的は民を養うこと

[叡智学] イデア界の身体とは、何か、どういう意味をもつのか ドゥルーズの晦渋なスピノザ論『スピノザと表現の問題』の中に、「身体は何をなしうるのか」というような一節があったが、それを借りるようにして、本件の問題を提起したい。精神や光はわかりや…

教職員殺傷事件:学校のチェック機能はどうなっているのか

[教育] 教職員殺傷事件:学校のチェック機能はどうなっているのか 自宅に鍵をかけない人はほとんどいないだろう。学校も同様である。私が校長ならば、子供や教職員の命をいわばあずかっているのだから、外部からの侵入に対する厳しいチェックを行うだろう。…

精神/光・魂/身体というイデア界の意味、スピリットとは何か

[叡智学] 精神/光(魂)/身体というイデア界の意味 これまでの考察から、人間は死ねば、イデア界に回帰することとなる。精神/光/身体のイデア界である。身体がイデア界にあるというのは奇妙かもしれないが、延長と言ってもいい。あるいは、質料と言って…

差異共立体と多元論:三元論、多元論、二元論

[叡智学]差異共立体と多元論:三元論、多元論、二元論 前の論考で、イデア界において、「精神」と「身体」、両者の境界差異として「光」が存することを提起した。すなわち、「精神」、「身体」と「光」(=「魂」)のいわば三元論である。(伝統的には、「3…