2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

メディア界の事象の意味:視覚的イデアから多感覚的イデアへ

メディア界の事象の意味:視覚的イデアから多感覚的イデアへ 先に、私は、メディア界において、差異が共振して、その結果、光が生まれると述べた。丁寧にみよう。差異1☯差異2が、メディア界であり、この☯の対極的共振において、光が発生するのである。しか…

感覚と知覚の差異:「蛙」の鳴き声とその表現

感覚と知覚の差異:「蛙」の鳴き声とその表現 今、千葉の九十九里平野の実家にいて、「蛙たちの声」を耳にしている。 I hear frogs croaking right now. 私は、感覚と知覚・認識の差異を問題にしたい。耳にしている音は、直截には、音自体であり、蛙の鳴き声…

近代とは何であったのか:ポスト・モダン革命から見た近代革命の意味

近代とは何であったのか:ポスト・モダン革命から見た近代革命の意味今や、近代主義は、ポスト・モダン理論の完成であると考えられる不連続的差異論の誕生・発見によって、完全に超克されたと言えるのであり、今や反動化した近代主義に対する闘争があるので…

同一性自我によって否定された差異は、どういう《作用》をもたらすの

同一性自我によって否定された差異は、どういう《作用》をもたらすのか 差異とは、人間においては、心身と直観される。いわゆる《心》とは、心身であろう。チャクラ的身体であろう。不連続的差異論では、メディア界に当たる。問題は、近代的自我は、差異を否…

弁証法構造と同一性構造:メディア/現象境界の弁証法構造の超克とポ

弁証法構造と同一性構造:メディア/現象境界の弁証法構造の超克とポスト・モダン理論 先の考察では、メディア界は、光知/光の差異の領域となった。光知=思惟であり、光=延長である。そして、これが、現象界では、分化して、思惟と延長の主客二元論が発生…

心身=メディア界の様相について:認識された不連続的差異・イデア界

心身=メディア界の様相について:認識された不連続的差異・イデア界の教化 心身=メディア界は、最も「複雑怪奇」な領域であろう。ドゥルーズ&ガタリがカオスモスと呼んだのは、この領域を指すと考えられる。コスモスとは、イデア界・ガウス平面を指すと見…

差異の共立とは何か:東西統一と新コスモス超文明の誕生

次のODAウォッチャーズ氏の論考は、とても意味深長であるので、この問題に関して検討したい。「人間の存在認識の多様性と(不連続的差異論上の)メデイア界について」『海舌』http://blog.kaisetsu.org/?eid=363490結局、Aという命題と非Aという命題が、同時…

《狂気》とは何か:何処から狂気は発生するのか

人間は、誰もが、多かれ少なかれ、狂気をもっている。つまり、人間の定義は、狂気動物lunatic animalであることがおそらく正しいだろう。ホモ・サピエンスは、西洋文明の傲りによる考え方であろう。 さて、本件であるが、簡単に言えば、感情移入性に狂気があ…

不連続的差異と素粒子:ポスト量子力学とポスト大乗仏教:新イデア宇

不連続的差異と素粒子:ポスト量子力学とポスト大乗仏教:新イデア宇宙ポスト文明に向けて不連続的差異・イデアの垂直/水平十字志向性強度とは、ミクロの黒い光たち、ミクロの玄光たちであり、そのデュナミス/エネルゲイアの発動である1/4回転によって…

文字言語構造と差異:文法と不連続的差異/特異性:「一神教を解体す

文字言語構造と差異:文法と不連続的差異/特異性:「一神教を解体する」を含む 問題は、例えば、一人称の主語と特異性の「私」とは、どういう関係があるのかということである。また、いったい、言語における人称や文型とは何か、という問題がある。問題を単…

表意文字と不連続的差異論:表意文字の共存性・理念性と表音文字の対

表意文字と不連続的差異論:表意文字の共存性・理念性と表音文字の対立性・現象性 漢字の「山」や「川」であるが、これは、自然の現象を直観で捉えた文字であろう。「山」は、三角形であり、あるいは、3つの峰であろう。これは、直観的抽象能力である。では…

何回の1/4回転によって現象が生まれるのか:ガウス平面の回転につ

何回の1/4回転によって現象が生まれるのか:ガウス平面の回転について:西洋文明の消滅期に臨んで 複素平面での1/4回転と不連続的差異論の3層構成との整合性が、私の考えにおける、現時点での、いちばんの難点、難問である。 先の考察から、問題点は…

思考実験:イデア界・ガウス平面における回転と不連続的差異論の三層

思考実験:イデア界・ガウス平面における回転と不連続的差異論の三層構成の関連性 思考実験:『イデア界・ガウス平面における回転と不連続的差異論の三層構成の関連性:元素差異(不連続的差異)の回転と元素差異の三層的展開の関連性』今簡単に触れると、イ…

差異と自我の関係:自我とは何か:自我は永遠不滅である

差異と自我の関係を明確にする必要がある。なぜなら、それは、「魂」の不死の問題に関係するので、きわめて重要だからである。先の考えでは、自我=魂=差異は、永遠不滅であった。そして、それ以前は、魂は、メディア界に、いわば、原型のように残ると考え…

差異共立問題:ポスト・ポストモダンないしパラモダン理論

差異共立問題:ポスト・ポストモダンないしパラモダン理論 後で検討したいが、政治経済社会文化自然総体としての世界の「科学」として、不連続的差異論を考えると、現象界、現象体は、イデアを内包したメディアの現象した世界・個体である。つまり、現象は、…

不連続的差異論における1/4回転がもたらす力学構造は何か

不連続的差異論における1/4回転がもたらす力学構造は何か 後で検討したいが、簡単に触れる。 最初は、2回の1/4回転を考えたが、今では、3回の1/4回転によって現象界が出現すると考えている。第1回目の1/4回転では、ゼロ化がもたらされ、第2…