2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

SBIとフジの提携について:溺れる者は蛇をつかむ

どうもこの提携は当然、ライブドア外しであるが、それでも何か腑に落ちないのである。SBIの言葉が口先だけのものに聞こえてしょうがないのである。本心はここにはない感じがする。ではどこにあるのか。フジテレビを初めとして、マスコミを「支配」しようとし…

ポスト占星学としての不連続的差異論:差異と「惑星」

差異と占星学:不連続的差異と「惑星」差異先に空想として、秘数学的に「惑星」差異を提起し、それが太陽系を形成するとした。当然、そこには、地球や生物・人間も含まれている。「惑星」的人間である。より正確に言えば、「星辰」的人間である。そして、そ…

グローバリゼーションとは何か:構造資本主義から差異資本主義へ、さ

グローバリゼーションとは何か:構造資本主義から差異資本主義へ資本主義とは何かの問題でもある。結局、西欧・米中心の資本主義は、国民国家資本主義であり、帝国主義となった。そして、その闘争の中から、米国が中心となった。しかし、ロシア革命という、…

イデア界と普遍界:イデア論と不連続的差異論

私は、理論の検討を通して、不連続的差異論の基本的な概念の名前を変更したが、また疑問が生じたので、それを書いてしばらくブログを休むことにする。 結局、プラトンの説明では、イデアは同一性の原型となる。超越論的形式となる。しかし、直感では、イデア…

差異資本主義とは何か:差異と資本:差異という妖怪が遊牧する

これまでの検討から、近代主義、近代資本主義は限界に達して、今や新しい時代、差異主義、差異資本主義の時代に入っていることを確認した。では、これは具体的にどういうことなのか。IT経済とは差異主義、差異資本主義である。それは、個体の差異性ないし特…

差延について:差延と普遍界

差延とは、ほぼ差異、不連続的差異であると見ていい。しかし、デリダが批判する「根源」とは、同一性の根源=形而上学=「ロゴス/音声言語中心主義」であると見ていいだろう。これは、イデア論や形相論等の西洋観念論やそのアンチテーゼである同形の唯物論…

不連続的差異論の図式の修正

【1.普遍界・不連続的差異】 /Α)普遍極≒善のイデア≒物自体/ 【2.メディア界(=コーラ)】 /Β)現象極=「イデア界=超越論的形式=構造」/ 【3.現象界・連続的同一性】以上のように先の図式を修正した。問題は、普遍極、善のイデア、物自体との…

不連続的差異論の術語:普遍界/メディア界/現象界

不連続的差異論の術語:普遍界/メディア界/現象界先に、イデア界を差異界と変更したが、このことの意味を再確認しておこう。 ここで、イデア・理念について確認しよう。これは、知覚される物質的並びに精神的現象の根元・本源を意味するものである。現象界…

不連続的差異論の用語修正

1.星辰差異(遺伝子) A:差異(本源)界・・・星辰差異/虚度 B:メディア界・・星辰差異+強度・・・特異性・コギト 星辰差異−強度・・・「星座」原型・イデア C:現象界・・・・星辰個体(身体/精神) 2.継続差異(遺伝子) A:メディア界・連続差異的イ…

現象化への力学:物質的/性的個体の生成

現象化への力学再論イデア界の不連続的差異/虚度の90度回転によって、メディア界が生成する。これは、差異の疑似連続化である。あるいは、正確には、差異がゆらぐ状態である。そして、私見では、メディア界からさらに90度回転して、現象界が発現する。…

人間個体の生成のシステム:体系図(完)

【パート1】1)星辰差異(遺伝子) A. イデア界・・・星辰差異/虚度 B. メディア界・α.星辰差異プラス強度・・特異性・コギト β.星辰差異マイナス強度・・「星座」原型 2)継続・連続差異(遺伝子):現象界 A. 物質的個体(身体/精神)・・・マイナス…

受精と占星学:空想

受精とは、勿論、男性(♂)の遺伝子と女性(♀)の遺伝子との結合であり、それは、連続的差異の連結であるとしよう。しかし、そこには、特異性、コギトが隠蔽されている。つまり、マイナス強度をもつ連結であり、プラス強度は隠蔽されている。図示しよう。 +…

地の富と天の富の結合

1.出生のシステムについて 2.イデア界の差異/虚度が記録するとはどういうことなのか1:精子と卵子の結合が出生のメカニズムだろうか。あるいは、DNAの結合が。精子とは何か。卵子とは。それは、差異である。差異と差異との連結で、新たな差異が生まれ…

自我暴力とはどこから生じるのか:連続的強度(マイナス)と不連続的

分かりやすくするため、不連続的差異論の三界性を確認してから始めよう。 1.イデア界・・・不連続的差異(差異/虚度) 不連続的差異 2.メディア界・・・___________±強度 連続的同一性(擬制) 3.現象界・・・連続的同一性(言語分節・二…

差異について:個体的差異再論

先に、個体とは、原点の差異の連続的差異であると述べたが、これは端的に言うと、誤りであるので、訂正する。では、個体とは何かである。これは、原点の差異(差異/虚度ないし差異/強度)の展開である身体ある「コギト」・「我思う」である。ただし、連続…

差異のありかたについて:差異新時代・差新代へ

先に、フジ/ライブドア合戦を、不連続的差異論から分析したが、差異について今一つ不明瞭なので、ここで説明しよう。 IT産業の場合、顧客や社員が差異になると言った。では、この場合の差異と、不連続的差異論プロパーの差異との相違点を見てみよう。後者は…

フジ/ライブドア「源平合戦」あるいは壇ノ浦の戦い:不連続的差異と

不連続的差異と連続的差異・同一性:フジ/ライブドア「源平合戦」あるいは「壇ノ浦の戦い」を分析する連続的差異ないし連続的同一性とは、不連続的差異を否定放逐消去隠蔽して成立する(消隠という語を造語したい)。ここには、消隠の反動暴力が作用してい…

特異性=普遍性ということについて:多数の特異的普遍者

特異性=普遍性ということについて特異性とは何か。以前にも述べたが、それは、イデア界の不連続的差異の反映だと考えられる。というか、不連続的差異が特異点であり、特異性である。そして、この特異点=特異的差異が、虚度によって回転して、メディア界の…

7特異差異/虚度=アダム・カドモン/コギト論

5特異性(不連続的)差異/虚度=アダム・カドモン/コギトに関して結局、問題は、特異性と普遍性と類概念に関することである。コギトという特異性差異であるが、これは、私見では、単にメディア界だけではなくて、イデア界に通じているのである。すなわち…

自我と精神の病気:自我中心主義は自己に何をもたらすのか

特異的差異連結態である個体は、コギトではなく、自我中心主義となると自己にどういう影響を与えるのか。ゆらぎ=「魂」=共感性を否定掩蔽した反動的連続的同一性であるが自我中心主義=権力的個体は、当然他者に暴力的であるが、自己自身にどういう影響を…

不連続的差異論を再検討する:特異的差異と連続的差異:二つのイデア

前の検討を続ける。イデア界には、特異性の差異が存しているのであり、それが、メディア界を通して、連続的差異=原型になり、前者を特異性差異イデア、後者を原型イデアと呼ぶことができる。しかし、このようにイデアという術語を使用すると混乱する恐れが…

フォークロア論と特異性差異イデアの永遠回帰

フォークロア(民俗学)について 地霊というものが、不連続的差異論によって証明されたが、ならば、魑魅魍魎はどう説明されるだろうか。ものの怪である。これも簡単な応用問題だ。土地が、差異/強度=身体/精神ならば、そこの自然、森林、川、山、湖沼、動…

地霊/ゲニウス・ロキ/spirit of placeとは何か

この問題も簡単な応用問題だ。土地土地は、差異の連結態である。そして、差異とは、いわば原身体であり、そして、差異強度とは、原精神である。だから、差異の連結態である土地とは、原身体/原精神、つまり原人間である。土地は「身体/精神」をもつのであ…

精神性と心身性との関係について:不連続的差異論から見る

スピノザの『エチカ』で説かれている精神と身体との区別がわかりにくいように思われる。もっとも、身体への外界からの影響が感覚され、感情・欲望が喚起されて、それが精神内容となるというように読むことができるだろう。これはこれでいいこととしよう。 さ…

うつ病と「死の欲動」:不連続的差異論から解明する

うつ病とは何か。前にも述べたが、これは、連続的同一性の病気だろう。マイナス強度の病気である。連続的同一性化している人間は、受動で、反動で、反射で生きているから、依存するものがなくなると、支えを失って、落ち込むのである。すなわち、マイナス強…

超越性と超越神について:不連続的差異論から脱構築する

超越性と超越神について マイナス強度は、プラス強度、肯定能動活動的強度の否定反動として存するもので、連続的同一性、父権制を形成する。ここで、問題は、現象界を形成するものは何かである。プラス強度とは、いわばコーラに近いものだろう。それは、積極…

一神教と占星学:不連続的差異論から見る

一神教と占星学:不連続的差異論から見る テーマ:占星学 占星学とは、要するに、イデア界の太陽系を構成する複数の差異の虚度による極性強度らせん運動の法則を本来説いたものと考えられる。問題は、一神教である。聖キリスト教は占星学を悪魔の学として、…

占星学を解明する:黄道十二宮とは何か

「ダビデの星あるいは6」 テーマ:占星学 これは、上下反対の三角形の重ねた形で、陰陽の調和である。だから、水瓶座文化期にもふさわしいものとなろう。プラス強度とマイナス強度、陽と陰とのバランス。メディア界的文化ということであろう。あるいは、聖…

メディア界の下克上:自我と差異:連続同一性と不連続的差異性

「メディア界の下克上:現代、メディア界で闘争が行われている」メディア界は、強度、マイナス強度(連続的強度)とプラス強度(差異的強度)との相克の空間であり、今日、フジとライブドアで決戦が行なわれている。また、日々、さまざまな領域で、この闘争…

連続的同一性のエネルギーとは何か:虚の時間・エネルギー

連続的同一性のエネルギーとは何か イデア界の境界の「力」を虚のエネルギー、虚時間とした。そして、メディア界の順列エネルギーとは、虚のエネルギーの消費であり、それは、エネルギーの保存則から、順列エネルギーを解体する負のエネルギーが作用する。思…