占星学を解明する:黄道十二宮とは何か

ダビデの星あるいは6」
テーマ:占星学


これは、上下反対の三角形の重ねた形で、陰陽の調和である。だから、水瓶座文化期にもふさわしいものとなろう。プラス強度とマイナス強度、陽と陰とのバランス。メディア界的文化ということであろう。あるいは、聖霊の時代。不連続性と連続性との均衡。
 では、3は何なのか。これは、虚度と強度との関係だろう。虚度は1であり、強度は極性化して、2である。この関係が3だろう。ここでカバラを想起する。そして、この3は、二つの方向があるだろう。連続化、マイナス化の強度と不連続kあ、プラス化の強度、すなわち、陽と陰である。だから、陰陽の調和である。思う井、陰陽のジェンダーの取り違えがあるようだ。女性が陽であり、男性が陰である。男性が地であり、女性が天である。聖母マリア。人間としてのイエス
 結局、6とは水瓶座の数であり、女男の調和の、コスモスの、差異と同一性との調和の数ということだろう。



「占星学を解明する 2:メディア界のシステムについて」
テーマ:占星学


問題の一つは、強度の問題である。差異強度が「星座」を形成する。これは、「星座」形成強度であり、プラス強度とマイナス強度がある。前者が形成し、後者が解体する。前者は正動であり、後者は反動である。この極性強度がある。他の一つは、「星座」の特性強度である。これは基本的には連続/不連続性の極性ないし相補性をもつだろう。ここで混乱を避けるため、前者を形成強度、後者を特性強度と呼ぼう。
 さて、後者について考察しよう。差異が身体で、特性強度が精神としよう。5個の差異は身体特性に、そして、特性強度は精神特性に関係する。前者は惑星であり、後者は太陽/月(/地球)である。後者において、月の強度と太陽強度があるだろう。思うに、太陽強度を不連続的差異の強度すなわちプラス強度に、そして、月強度を連続的同一性の強度すなわちマイナス強度にしよう。しかし、ここでもプラス強度、マイナス強度と命名すると形成強度と混同しやすいので、避けよう。だから、不連続的強度、連続的強度と呼ぼう。精神の不連続/連続的強度である。これと差異身体強度が連結すると言えよう。すると、惑星の特性強度とは、精神/身体=不連続/連続//惑星差異的強度となろう。
 ここで、重要なのは、不連続/連続的強度である。つまり、メディア界的極性強度である。この極性種別が星座の特性を形成しているように思える。思うに、星座のシンボルは、この極性の特徴を反映している面があると思う。魚座双魚宮は二匹の魚の尾と尾とがひもでつながれている。これは、不連続性と連続性とのつながりではあるが、魚は相反した方向を向いている。これは二元論を意味しよう。つまり、魚座の極性強度とは、不連続性と連続性との折衷であり、いわばアンチノミーである。分裂である。つまり、不連続性のベクトルと連続性のベクトルが相反しているということである。双魚宮極性強度とは、←→である。そして、水瓶座は、ベクトルが←〜→となるだろう。つまり、極性がゆらぐのである。これは、不連続性が強くなったためと言えよう。思うに、こういうことではないか。すなわち、不連続/連続性の一種捩れ・らせん性があるのである。そして、これは相対的なものだろう。かつての不連続性が連続性となり、硬直する。たとえば、資本主義もかつては、連続性であった中世を打破して、不連続的な差異であった(初期資本主義)。しかるに、国民国家資本主義となって、連続化したのである(フジサンケイ・グループ)。そして、今や、新たな不連続性であるホリエモンが出現したのである。これは、差異に基づく。おそらく、かつての初期資本主義の不連続性は無意識であった。しかし、今や不連続性は意識的なものとなっている。この相違点は、かつては、連続性と不連続性の両面があり、不連続性が硬直して、連続性となった。今や、新たな不連続性が胎動している。しかし、これは、近代という連続化はもはやしないだろう。なぜなら、それが解体しつつあるからだ。つまり、脱近代という不連続性をもっているのであり、それは、不連続性の連結であり、ベースは不連続である。しかし、思うに、水瓶座経済文化期が進展するとやはり、硬直するだろう。今の不連続性が硬直するだろう。つまり、不連続性が連続性となることである。そして、新たな不連続性が出現して、新たな文化期、山羊座経済文化期を形成するだろう。とまれ、連続/不連続性の相対的らせん的運動があるだろう。ということで、メディア界の極性の変化を知った。結局、イデア界の虚度が、メディア界の不連続/連続のらせん運動の根源であり、それは、5個の差異をらせん的に極性化するものである。
 では、差異と同一性はどう考えたらいいのか。これも同じであろう。不連続的差異と連続的同一性との極性らせん運動であり、後者はかつては不連続的差異であり、前者が新しい力となるが、それは、ついには、それ自体も連続的同一性となるのである。だから、不連続的差異/連続的同一性との相補対極的らせん運動があるということになり、それを、占星学は12等分割しているのであろう。ところで、12等分割とは、地球と月との差異によるものであった。だから、差異の強度・5(太陽)と月の強度・12が交差しているということになろう。5はプラトン年25920年を生み、12は、プラトン月2160年を生む。すなわち、

360÷5×360=25920年
25920÷12=2160年

 ところで、7という「秘数」は、5惑星+太陽+月ではないだろうか。曜日を見よう。日月火水木金土。サロメの7枚のベール。シュメールの神話の、イシュタル・イナンナの冥界への7つの門。
http://astro.ysc.go.jp/izumo/orient.html
それは、7つの星辰である。
 では6はどうなのだろうか。ダビデの星である。これについては、別に検討しよう。


基軸通貨でなくなるドル:連続的同一性のドルと連差異通貨バスケット?」
テーマ:差異資本論


連続的同一性の最終的帰結であるドルの衰退は、予想できることである。差異の時代にふさわしい基軸通貨、差異通貨が必要である。差異通貨については、後で検討しよう。

為替相場は先週後半、ドルが世界各国の主要通貨に対して売られ、大幅下落した。その後、今週に入ってドルは円などに対し、やや値を戻した。だがこの過程で、これまでは可能性としてのみ語られていた「ドルが世界の基軸通貨でなくなること」が、先週の後半を境に、現実のものになり始めるプロセスに入った観がある。

 先週後半、3月9日から11日にかけて、ドルにとって重要な発言が3つ発せられた。その一つは、中国の中央銀行である中国人民銀行の周小川総裁が、人民元為替相場をドルに対して一定に保つ(ペッグする)ことをやめ、代わりに円や他のアジア通貨、ユーロなどを含む世界の主要通貨を加重平均したもの(通貨バスケット)に対するペッグに移行することを検討していると明らかにしたことである。(関連記事)

 中国当局人民元のペッグ先を、ドルのみから主要通貨の加重平均値に変えようと検討していることは、かなり前から知られていた。だが「それが実行される時期はずっと先の話になる」というのが大方の予測で、今年1月末の時点では、中国当局筋の人々も「今年じゅうに人民元の相場を変動させることはない」などと話していた。
・・・」
田中宇の国際ニュース解説から




『占星学を解明する 1:イデア界の虚度の展開としての「黄道十二宮」』
テーマ:占星学


これは、後で検討するが、虚度が強度の配分をする。プラス強度とマイナス強度の配分である。そして、両者の上昇と下降があるだろう。たとえば、現代は魚座のマイナス強度が下降していて、プラス強度が上昇している。魚座は、両方向の上昇をもっていた。そして、二元論(西欧文化)となった。そして、今、二元論は解体の方向であり、水瓶座のプラス強度が上昇しているのだろう。牡羊座とは、マイナス強度が全開的であり、プラス強度は地下に隠れたと言えよう(密教、秘教、密儀、秘儀)。とまれ、魚座・キリスト経済文化期とは、ルネッサンスプロテスタンティズムに象徴されよう。そして、水甕座・聖霊経済文化期とは、不連続的差異論のエポックとなろう。それは、連差異経済文化を創造するだろう。

p.s. 前に、5個の差異による「黄道十二宮」を考えたが、上記に合わせると、5個の差異の虚度的回転の12等分割が「黄道十二宮」となるのではないか。この等分割は、5個の差異の捩れを意味しよう。つまり、30度の捩れ、60度の捩れ、90度の捩れ、・・・と30度等分割の捩れを生むと考えられよう。ただし、12等分割は太陽と月の二者関係のものである。太陽と月とをセットにすると、プラス強度とマイナス強度があるだろう。この配分があるのだろう。つまり、強度の型・パターンである。思うに、複雑であるので整理しよう。「星座」を形成する創造的強度があり、それは、プラスとマイナスである。
 記事を改めて論じよう。