2005-06-01から1ヶ月間の記事一覧

アメリカに支配される日本:ニッポン独立宣言:小泉/竹中悪夢の政治

やはりという記事です。 「2005.4.2 2005年森田実政治日誌[87]小泉・竹中政治を否定することなくして日本の未来なし【その1】――3月26日朝日新聞オピニオン欄の関岡英之論文の意義 「天網恢恢疎にして漏らさず」(老子)ついに表に出てきた「年次改革要望…

音楽の音の差異について:ポスト日本共同体としての『死者の書』

ベルティーニの他の演奏を聴くと、感情的連続性がある。それは、ラトルの知的分析の連続性と対照となる。ゆえに、両者、私の理想とする差異的演奏と異なる。では、私の理想とする差異的演奏とは何か。それは、音の差異性を活かすものである。差異は差異とし…

2つの音:歌のない音と歌う音:知性至上主義と差異表現

最近は、久々にマーラーを聴いている。そして、はっきり気づいたのは、聴いて納得できる演奏とそうできない演奏の違いである。もちろん、過去においても、好きな演奏、嫌いな演奏はあったが、今や、はっきり演奏の質が直観できるのである。それを言おう。た…

折口信夫の日本宗教・民俗論と不連続的差異論の結合:森羅万象多神教

私の直観を言おう。不連続的差異論の三界性(イデア界/メディア界/現象界)であるが、これを重ねて、私は差異平面と考えている。そして、イデア界の差異は特異性であり、それは、メディア界を介して、現象界においても差異=特異性となっていると考えてい…

近代的合理自我主義という悪魔:ニッポンの岐路

戦後、アメリカ主義を取り入れて、日本は経済を強化した。しかし、教育は、近代的合理自我主義である。これは、即物的知性であり、精神性が欠落している。すなわち、理性が欠落している。精神性の排出隠蔽がある。これは、自己中心的であり、エゴイズムであ…

ゆとり教育の崩壊:役人の極悪的無責任さ:あらたな「天皇」=差異へ

官僚の無責任さ。つまり、反省、内観、コギトのない人間が、役人になっているからこうなるのだろう。プラトンは、哲人の政治を考えたが、政治屋や役人屋の体制は、国を破壊する。魂のない人間の支配である。そう、大審問官の支配、ビッグブラザーの支配。牧…

連続的同一性=自我主義の精神的病理性:近代主義社会の病理的閉塞

近代的自我は、差異を排出隠蔽している。しかし、差異は動的である。つまり、差異は、連続的同一性を形成するとその反作用として、差異へと指向する。この差異への指向を抑止する近代的自我は、反動的であるが、自然の動きとして、差異が強化されるのである…

眠りと夢:眠っている間、「意識」はどこにあるのか

眠っている間、「意識」はどこに行っているのか。今朝、目覚めた瞬間、「意識」が、何か肉体を離れたところに行っていたと感じた。頭がおかしくなったと人は思うかもしれない。しかし、このような感じは、初めてではなくて、けっこう多いのである。シュタイ…

差異の他者性:差異の指向する他者性:自己且つ他者性としての差異

一言言うと、自己と他者との相補性として差異・特異性があると思う。つまり、自己とは自己以外の他者を指向するのであり、この他者指向が、自己と他者との相補性ということである。それはあたかも、量子論における粒子と波動との相補性のようである。自己=…

不連続的差異論の誕生1

September 23, 2004 16:47[哲学] ドゥルーズ哲学の問題点:連続性と不連続性との混同ODAウォッチャーズ氏のご明察に導かれて、ざっと思うままに以下のことを考えた。これは、まったく暫定的な私見であり、これから、吟味・検討を深めたいと思っている。 __…

不連続的差異論の誕生3

October 5, 2004 23:55[哲学] 不連続的差異論と多様平面 結局、メディア境界の問題である。根本的に、把握して行こう。まず、明解にするために、図式化する。三階層の構造図式を考える。最上階には、イデア界がある。そして、中層階には、メディア境界がある…

不連続的差異論の誕生2

September 23, 2004 16:47[哲学] ドゥルーズ哲学の問題点:連続性と不連続性との混同ODAウォッチャーズ氏のご明察に導かれて、ざっと思うままに以下のことを考えた。これは、まったく暫定的な私見であり、これから、吟味・検討を深めたいと思っている。 __…

「愛」と自己保存欲:倫理とエゴイズム

用語を整理しよう。自己保存欲とは、個体の原点の欲望である。それは、心身的欲望であり、感情や思考も内包されるとする。そして、私見では、不連続的差異論の差異共存性・倫理(共感性)とは、この自己保存欲に通じる。すなわち、自己保存欲とは、差異の能…

検討課題2:近代主義からポスト近代主義への相転移

1感情とは、連続的同一性によるだろう。というか、感情を区別しないといけない。反動的感情(感情的と言った場合の感情)と能動的感情(スピノザの説く歓びの感情)を区別しないといけない。前者は連続的同一性と結びつき、後者は差異・特異性と結びつく。…

特異性=普遍性とはどういうことなのか:イデア界のホリエモン

特異性ないし差異性の感覚ないし意識はどこから来るのか。通常の自我とは、連続的同一性である。「わたし」、「わたし」、「わたし」、・・・。である。しかし、特異な「わたし」がいる。コギトと言ってもいい。これは、「わたし」以外の誰もこれにかわるこ…

ホリエモンのロゴス

「堀江社長、相次ぐ批判も持論に衰えなし ライブドア堀江貴文社長(32)の友人で、女優奥菜恵(25)の夫でもあるIT関連企業サイバーエージェント藤田晋社長(31)が30日、テレビ朝日「ワイド! スクランブル」に録画出演し、堀江氏に「撤退」をすすめた。一…

サソリの心臓、月に隠れる アンタレス食の画像公開

「サソリの心臓、月に隠れる アンタレス食の画像公開 兵庫県佐用町の県立西はりま天文台は31日、さそり座の一等星アンタレスが月に隠れる「アンタレス食」を日本最大の反射望遠鏡「なゆた」(口径2メートル)で撮影した画像を発表した。 アンタレス食が国…

現象界とは何か:数学的座標や差異の回転の視点から考える

先に、イデア界のガウス平面(複素平面)における差異の90度回転から、女男の強度システムについて考察した。そこで、座標における現象界の位置づけを問題として指摘したので、ここで検討したい。 さて、簡単に説明すると、差異がx軸にあり、それが90度…

女男の強度のシステムについて

差異の90度回転が、メディア界を生み、そして、現象界を発現させることを確認した。では、私が先に考えた、女性・男性の強度の発生はどのように考えるべきか。先に、男性の強度について言えば、それは、90度回転のマイナス強度そのものだろう。連続的同…

二律背反・二項対立について

音声形式が、相互に排除することを述べたが、なぜそうなのだろうか。「ア」と「イ」とは相互排除する。しかし、併存・共存という方法もあるわけである。そう、確かに、音声形式の併存・共存が可能である。だから、音声形式に、二律背反性の原因を求めるわけ…

イデア界の回転とガウス平面:試論3

どうも、考えがまとまらない。少し箇条書きをして整理しよう。1.差異と連続的同一性の関係の考察は問題がない。 2.不連続的差異論の三界性も問題がない。 3.90度回転の連続性もほぼ問題がない。 4.問題はイデア界の回転と不連続的差異論との関係で…

プラス強度とマイナス強度について:試論2

私が考えているプラス強度とは、差異を維持する強度のことであり、マイナス強度とは、差異を連続化する強度である。私の混乱は、この強度とイデア普遍界の虚度とを混同していることからきていると思う。つまり、イデア普遍界とメディア界との混同である。だ…

近代の死:IT化とはポスト近代であり、超新代を創造する

ITは、差異経済を創造する。では、今や、衰退して、解体寸前の文学、音楽、美術等はどうなるのだろうか。メディアの問題として見るべきだろう。文学で言えば、出版社が発行して、小説等を販売した。なんとか賞で、宣伝したわけである。そして、読者層という…

差異としての想像力について

先の考察から、想像力は、精神/身体的であるとして、差異的であると述べたがもう少し説明しよう。「赤い薔薇」を考えよう。想像力の心的空間に「赤い薔薇」のイメージが形成されるだろう。おそらく、これは夢のもつイメージ力に通じている。すなわち、感情…

言語イメージ形成は何を培うか

文学による言語イメージの世界は精神に何をもたらすのか。ロゴス・精神的感覚知覚をもたらすだろう。想像力と言われるものであるが、それは何か。感覚が身体性ならば、想像力は、ロゴス・精神に感覚像を与えるものだ。しかし、その感覚像は、内在的に創られ…

差異と物自体:個体・個物における差異と物自体

この問題は、以前にも触れたが、もう一度整理確認したい。もっとも、今はあまり余裕がないので、簡単に述べることになる。連続的同一性である自我は、感覚形式認識(超越論的形式)はできるが、物自体は認識できない。物自体とは差異と言っていい。そして、…

「こころ」・「たましい」と自我:不連続的差異論の視点から

差異はコギト(我思う)を生み、意識のゆらぎをもたらす。私は、身体であったり、考える存在であったり、他者に共感したり、反発したり、様々に揺れ動く。分裂的な存在としてのコギトが存する。なぜ、ゆらぐのかと言えば、不連続的差異論によると、メディア…

近代の悪夢から超代創造へ:連続的同一性のもつ癒着性について

連続的同一性・自我・父権制である資本主義企業は、癒着する。政官財。何故か。同一性は差異を排出(「消隠」・「排圧」)する反動暴力性・二項対立性をもつ。同一化する力とは、マイナス強度である。これは、カントの超越論的形式、一般形式、構造的形式に…

資本主義の差異創造革新性:ライブドア/フジの臨界点的闘争

創造的事業というアイデアがあるとしよう。これは、マーケッティングを行い、人材、需要、場所、設備等々が適正に見込まれるのであり、あとは、資金や資本が必要である。この創造的事業とは、既存の差異性を連結させて新たな価値を創造するものである。つま…

「魂」・差異と同一性構造:差異の眼と同一性の目

観る・視る・見るとはどういう行為であろうか。心眼で観るとは何か。魂の目のとは何か。直裁に観るとは何か。リアルな眼とは何か。カント哲学を敷延すると、感覚的対象は見えるが、物自体は見えないことになる。テーブルの上にリンゴがあるとしよう。セザン…