不連続的差異論の誕生3

October 5, 2004 23:55

[哲学] 不連続的差異論と多様平面 

 結局、メディア境界の問題である。根本的に、把握して行こう。まず、明解にするために、図式化する。三階層の構造図式を考える。最上階には、イデア界がある。そして、中層階には、メディア境界がある。(メディア層と言いたい気がした。)そして、最下層には、現象界がある。すなわち、イデア界/メディア界/現象界である。この順番が基本的である。とまれ、これが大前提である。
 さて、不連続的差異の集合であるイデア界の下層がメディア界である。これが、原分節界(原分節層)である。そして、このメディア界から現象界が生起する。ということは、メディア界とは、線、ラインであろう。つまり、イデア界の下層線が現象界を生むのである。つまり、メディア界とはライン、線である。あるいは、イデア界、イデア層の下面である。つまり、イデア界の下層即現象界である。この下層がメディア界である。イデア界とその下層とを、人類はこれまで混同していたのである。その結果、行き詰まったのである。しかし、今、最勝超至高不連続差異論によって、これが解明されたのである。イデア界とその下層、そして、現象界である。極論すれば、このイデア界の下層のメディア界にすべてがあるのである。大プラトンイデア論とは、この下層の謂いであろう。つまり、一方では、イデア界を指し、他方では、現象界を指しているのである。ただ、イデア界に存するものを明確に解明していないだけである。ドゥルーズは差異と名づけたがそれは不完全であった。イデア界に存するものは、不連続的差異ないし不連続差異である