2006-12-01から1ヶ月間の記事一覧

質料と物質に関して:ジョルダーノ・ブルーノの『原因・原理・一者に

質料と物質に関して:ジョルダーノ・ブルーノの『原因・原理・一者について』から テーマ:自己認識方程式(i)*(-i)⇒+1関係 私は、先に、形相と質料は同じものを異なった視点から見たものであると述べた。同じものとは、差異共振シナジー事象である。これを…

自己認識方程式と志向性と形相/質料の関係について:2

自己認識方程式と志向性と形相/質料の関係について:2 テーマ:自己認識方程式(i)*(-i)⇒+1関係 本稿では、形相・質料の問題を自己認識方程式と志向性との関係において考察したい。 1の考察では、「我」(=主体i)を心身体とし、それの志向性を連続的同…

自己認識方程式と志向性と形相/質料の関係について:1

自己認識方程式と志向性と形相/質料の関係について:1 テーマ:自己認識方程式(i)*(-i)⇒+1関係 ジョルダーノ・ブルーノを読んで、形相と質料のことが気になった。これは、先に、主体と他者を、心と身体とした問題と関係する。一番最近の検討では、主体も…

以下の日刊ゲンダイの記事であるが、確かに、一面の真理はあると思う

以下の日刊ゲンダイの記事であるが、確かに、一面の真理はあると思うが、安倍政権の問題は、小野寺光一氏の主張であったか忘れたが、法人税の減税と所得税の減税の両面が必要であるということである。つまり、法人だけを一方的に減税しても、庶民の所得税を…

志向性:連続的同一性志向性エントロピー・エネルギーと即非志向性ネ

志向性:連続的同一性志向性エントロピー・エネルギーと即非志向性ネゲントロピー・逆エネルギー i*(-i)⇒+1における志向性の問題 iの-iへの志向性が、連続的同一性になるならば、-iからiへの志向性も、連続的同一性にならないのか。思うに、そのように単純…

英語の前置詞は、動詞の働きをしているのではないのか

歌を聴いていたら、Let me into your heart.というフレーズがあった。このintoは、enterの意味である。他の用法として、Grape turns into wine.の場合、turnsが変化するで、intoが成るである。両方の場合、前置詞が動詞の働きをしているのである。 また、他…

「暗殺リスト」:末世と神のヴィジョン・エネルギーの交替

フィクションで、私の「暗殺リスト」があるが、その中には、たくさんの人間が入ることになる。否、人間だけでなく、神も入る。この世、この人間界を造った神は暗殺するに値するだろう。狂気のリア王が、恩知らずの娘を生んだ自然の鋳型を破壊してしまえ、絶…

連続的同一性化とは何か:二つの零度ないし差異共振シナジー

連続的同一性化とは何か:二つの零度ないし差異共振シナジー テーマ:自己認識方程式(i)*(-i)⇒+1関係 ここで、問題点を整理しよう。 1) 二項対立、優劣的二項対立の力学 2) 連続的同一性の力学 3) 現象化の力学 いちおう、この三点をあげておこう。…

二項対立・優劣性の発生原因について:否定原因の飢えと差異共振様相

二項対立・優劣性の発生原因について:否定原因の飢えと差異共振様相の回帰としてのトランス・モダン テーマ:自己認識方程式(i)*(-i)⇒+1関係 先に、陽主体iによる連続的同一性の優越意識認識は、基盤として、陰他者-iにおける劣等意識があるというような…

光の投影・反射像の連続的同一性と闇の差異的同一性:前者の選択と後

光の投影・反射像の連続的同一性と闇の差異的同一性:前者の選択と後者の排除としての近代的自我秩序 テーマ:自己認識方程式(i)*(-i)⇒+1関係 なぜ、主体は、自己投影して、他者を否定し、自己優越化するのか 先に、考察を行ったが、自己優越化については…

視覚と認識:近代初期の視覚認識の連続的同一性による近代合理主義の

視覚と認識:近代初期の視覚認識の連続的同一性による近代合理主義の発生 テーマ:プラトニック・シナジー理論 英語では、I see. は、当然ながら、「分かった」という意味である。しかし、基本は、「私は見る」である。見ると分かるとの共通性は何なのであろ…

近代的没倫理自我から即非倫理自己主体へ:現代日本人の没倫理性と日

近代的没倫理自我から即非倫理自己主体へ:現代日本人の没倫理性と日本破滅・亡国の瀬戸際 テーマ:滅びゆく日本と新倫理社会へ 繰り返すと、先の考察から、近代的自我が、差異を否定する根拠が明確になってきた。極めて単純である。中世・封建時代における…

光認識は、何故優位になったのか:4:陽光界と陰闇界と相補性

光認識は、何故優位になったのか:4:陽光界と陰闇界と相補性 テーマ:プラトニック・シナジー理論 本件の問題は、用語の問題がある。iを陽・光、-iを陰・闇とし、i*(-i)⇒+1を真如光と考えるが、前者の光と真如光とが混同されるきらいがあるのである。私…

光認識は、何故優位になったのか:3:陽光と陰光の出会いが真如光を

光認識は、何故優位になったのか:3:陽光と陰光の出会いが真如光を生んだ:二つの闇の均衡としての光 テーマ:プラトニック・シナジー理論 本件の問題は、以前に、なぜ、近代的自我が発したのかという問題と本質的には、共通であるアポリアである。なぜ、…

光認識は、何故優位になったのか:「左脳」が何故、「右脳」より優位

光認識は、何故優位になったのか:「左脳」が何故、「右脳」より優位になったのか:精神・光と身体・闇 テーマ:プラトニック・シナジー理論 本件は、以前からの難問(アポリア)である。簡単に述べると、外界認識の必要から、光認識が闇認識(身体認識)よ…

ジキル博士/ハイド氏の構造を解明する:光認識の盲目性と仏教という

ジキル博士/ハイド氏の構造を解明する:光認識の盲目性と仏教という最初期ポスト・モダン哲学 テーマ:超東西・コスモス・ニューポストモダン文明 以下の記事を参考にして、ジキル博士/ハイド氏の構造をプラトニック・シナジー理論から解明しよう。ジキル…

差異共振シナジーと虚無の闇空間、並びに、メディア空間の表裏面問題

差異共振シナジーと虚無の闇空間、並びに、メディア空間の表裏面問題:イデア・メディア空間の可能性 テーマ:プラトニック・シナジー理論 先に、虚無暗黒空間が、光の現象界を包んでいるが、それが、不明であると述べた。この点をさらに検討したい。 問題は…