2005-08-01から1ヶ月間の記事一覧
どうも、小泉政権を見ていると、太平洋戦争末期というか、国民に虚偽の情報を与え、国民を破滅・破壊の奈落の底に落とした自暴自棄の政策を想起する。自滅・自壊へまっしぐらに突進しているのが似ている。なにか、とても非合理主義的な、不条理な衝動が共通…
ここでは、人間の創出について考えたい。 人間の現象をイデア界のエンテレケイアと述べたので、内在的原因があるはずである。ここでは、推測を言うだけであるが、差異の90度回転によって、メディア界が生じるが、このメディア界では、極性力がはたらくので…
今、ふと思いついたのであるが、個が特異性・差異として思考し、存在するときは、永劫・永遠であるイデア界の差異・力が作動するのである。イデア界の差異・力によって、思考し、行為するのである。個の蓄積した知、経験、知恵を、差異・力が活用・運用する…
連続・同一性の自我・反動的自己(メディア界のエネルゲイアを抑止した自己)が、資本主義、国民国家資本主義、近代的資本主義、連続的資本主義とパラレルである。この他者を否定する自我が、連続的資本主義と一如である。反動暴力・権力的である自我と一体…
資料です。 「金帝国アメリカ ドル依存で衰退する日本経済 山根 克也 小泉首相はアメリカのイラク戦争を支持・支援する理由を、「アメリカは日本の唯一の同盟国。日米同盟によって今の日本の繁栄はある」と繰り返し語っている。だが現実の日米経済関係をみる…
1.イデア界 d1/d2/d3/・・・/dn2.メディア界 d1±d2±d3±・・・dn3.現象界 d1+−d2+−d3+−・・・−dn d1−+d2−+d3−+・・・+dn2から3への移行に際して、差異dkを排斥する連続・同一性の力があるはずである。…
イデア界が「太陽」ならば、現象の太陽とは何か。イシス・オシリスの神話で言えば、イシスがイデア界全体、すなわち、差異たちであり、オシリスが、その全体の光であろう。イシスとオシリスはいわば一体である。イシスの光がオシリスだろう。D.H.ロレン…
受動反動的精神は、暴力・権力的である。問題は、メディア界の力の変容である。極性力があるメディア界にある。しかるに、受動反動精神は、この極性力を、極性分離力へと転化する。そして、内在する極性力を抑止する(反動的抑圧)。これは、現象界の力、作…
たとえば、東西南北、上下左右、四つの力、四大(地水火風)、四つの塩基、四つの血液型、トランプの四種類、占いの四柱推命等々あるが、何故、4なのか。これは、先に述べた「力の変容・変換について」の考察を用いれば、現象化において、二分化されるが、…
イデア界でほ差異の90度回転の力、そして、メディア界の極性の力、そして、現象界の様態の力、この三つの力の関係を考察したい。 今日のところは、おおよそのことを述べるに留める。イデア界を複素平面(ガウス平面)として、考察する。イデア界の差異の力…
人間において、身体ないし身心をメディア界と見ることができよう。すなわち、差異・強度ないし差異・力としての身体ないし身心である。そして、自己の思考においては、身体/身心による感覚を介した言語的認識が主体となる。直感・直観はあるが、思考の明確…
スピノザ哲学(『エチカ』)の骨格はよく知られているように、1.実体(神即自然)/2.属性(思惟・延長)/3.様態という構成をもっている。それに対して、不連続的差異論は、1.イデア界(不連続的差異)/2.メディア界/3。現象界という構成をも…
今夜、急に、自宅に帰るとき、橋幸夫の『潮来笠』を口ずさんだ。まったく脈絡がなく浮かんだのだ。しかし、「いたこのいたろう、ちょっとみなれーば、薄情そうな渡り鳥、なにをよー、・・・」。いかにもノマッドの潮来のいたろうであり、折口の「まれびと」…
先の検討を明快にしよう。1.イデア界の力をイデア力とする。 2.メディア界の力をメディア力とする。 3.現象界の力を現象力とする。メディア力と現象力(物質エネルギー)との関係、すなわち、メディア力と量子論の関係を整理しよう。メディア力とは、…
後で、詳論したいが、イデア界の「力」をイデア力、メディア界の「力」をメディア力、現象界の「力」を現象力と、仮に呼んで、検討を続けよう。 イデア力は、差異の回転を形成する。そして、メディア力は、差異を連結したり、解体したりする。現象力は、現象…
反動的自我とは、近代的自我である。それは、差異を連続的同一性すなわち超越論的形式(=ヘーゲルの理性)で、統一しようとする暴力的観念・知性である。差異を支配しようとする自我知性である。+強度と反動暴力との関係をもう少し精緻に見てみたい。すな…
自我は、これまでの検討から、差異の連続化とそれによる差異の排出・隠蔽によって形成される。わかりやすく言えば、差異が「抑圧・排除」されるということである。これは、連続化の徹底である。そして、自我悪を意味する。しかし、差異が+強度化するという…
ジェンダーとは何か:性の強度構造についてD.H.ロレンスは、性の問題を経験論的に追求して、余人を許さない性の哲学に達したと考えられる。ロレンスは、『死んだ男』で、単独的・差異的な男性個(「イエス・キリスト」)と単独的・差異的な女性個(イシ…
差異的価値と資本主義の連結の問題であるが、近代主義は、連続化して、資本主義の差異価値/一般価値という二重構造の力学を、一般価値中心主義として、資本主義を閉鎖的にするのである。大資本中心に市場が閉ざされるのである。量的な資本主義でもある。こ…
I:イデア界(IDEA):デュナミス:d1/d2/d3/・・・/dn __________________________________ I/M(イデア/メディア界)-----d1〜d2〜d3〜・・・〜dn------------- ↑マイナス強度 (共感性:差異の分立…
今は簡単に触れるが、不連続的差異論は、きわめて簡潔な新しい理論であり、多くの領域、分野に適用可能である。これをいったん理解したら、マスターキーのように、多くの問題の扉が開かれるだろう。ODAウォッチャーズ氏による説明をご参照されたい。 さて、…
個の特異性:メディア界の強度構造に関して以下図化する。 I.イデア界(IDEA):d1/d2/d3/・・・/dn I/M--------------d1〜d2〜d3〜・・・〜dn----------------- ↑マイナス強度 (共感性:差異の分立/並存性:倫理・責任感) M.メディア界…
不連続的差異論から、多神教と一神教の問題を見てみたい。すでに、何度も言及したが、いちおう確認の意味である。生と死、再生・復活のテーマを中心としたい。 多神教とは、メディア界の差異を多神にしているのだろう。それは、一神教への指向をもつ。という…
構造改革や民営化路線は、論理的に考えると(実際ではなくて)、連続的同一性という国民国家主義的構造を解体して、差異である市民衆中心の経済・社会を創るという革命・革新的なものである。つまり、これは、民主主義的経済・社会革命である。しかし、実際…
ニーチェ/ロレンスは、人間の種類を二分化している。高貴/卑賎、強者/弱者である。しかし、この用語は誤解されやすい。とまれ、この路線で、本件の検討を続けたい。 先に、形式主義的な人間は、「感じやすい」のではないかと述べたが、少しあいまいな言い…
その3の考察で、個の情報の問題を抜かしてしまった。 この問題は、進化や遺伝の問題と関係するだろう。というのは、現象界での個の経験・体験が、メディア界に記録・「記憶」されるか否かの問題であるからである。そうならば、その情報が、遺伝されたり、ま…
差異と個、あるいは、差異と現象的個体との関係の検討を反復する。 メディア界がいわば現象界の卵である。原型、形相・エネルゲイア、「イデア」・コーラ、構造である。 さて、ここで、イデア界の座標、ガウス平面(複素平面)を考えよう。x軸(実軸)とy…
先の指摘は、やや不整合であったので、ここで、再考する。メディア界のゆらぎを起点にしよう。すなわち、差異と同一性の相補性がある。そして、ここには、極性をもつ強度の「力学」がある。プラス強度は連続的同一性へと向かい、マイナス強度は不連続的差異…
個と特異性:現象的個体は何であるかメディア界における差異の連結によって、連続的同一性である現象的個体が発現する。問題は、差異の連結は原型・構造・形相・「イデア」であるが、どうして、個物・個体として現象するのかである。これは、差異の連結が原…
人間・個の差異について不連続的差異が、メディア界において連結して、構造的多様体が生起して、現象化する。しかし、ここで現象化した個体は、擬制の連続体に過ぎない。物自体としては、差異が、不連続的差異がいわば鬱勃と蠢いているのである(ディオニュ…