現象における四元性について:構造から差異へ

たとえば、東西南北、上下左右、四つの力、四大(地水火風)、四つの塩基、四つの血液型、トランプの四種類、占いの四柱推命等々あるが、何故、4なのか。これは、先に述べた「力の変容・変換について」の考察を用いれば、現象化において、二分化されるが、しかし、それぞれにおいて極性があるから、2×2で4通りということになるのではないだろうか。 
 思うに、メディア界という構造主義が現象界を形成していると言えるだろう。メディア界の構造が現象を規定するのだから、これは占いと等価である。科学はある意味で占いである。実証的占いである。しかし、不連続的差異論から見て、脱構造主義が成立するのである。すなわち、構造よりも差異が主体的である。占いよりは、個のあり方が新構築的とうことである。占いは構造主義であり、保守・反動である。しかるに、個・特異性は、創造・進展的である。