近代の悪夢から超代創造へ:連続的同一性のもつ癒着性について

連続的同一性・自我・父権制である資本主義企業は、癒着する。政官財。何故か。同一性は差異を排出(「消隠」・「排圧」)する反動暴力性・二項対立性をもつ。同一化する力とは、マイナス強度である。これは、カントの超越論的形式、一般形式、構造的形式に同一化する。この同一化力が癒着する力である。すなわち、マイナス強度が、癒着する力である。この反動暴力が癒着する力である。国家に癒着し、資本に癒着し、官僚に癒着する。ヘーゲルの理性である。そして、反動力である。これは、倫理、共感性、「魂」の欠落した悪魔的知性をもつ。ペテン・騙しに長けている。基本は、マイナス強度であり、反動暴力性であり、自我欲望・エゴイズム(利己主義)である。結局、ここにあるのは、カントの超越論的形式=ヘーゲルの理性=マルクスの価値形態論である。この連続的同一性の同化力が政官財・産官軍の権力的癒着を生むのである。この近代主義・近代資本主義は、差異主義・差異資本主義と齟齬対立するのである。グローバリゼーションはこの二面性をもつ。しかるに、現代日本は、立ち後れて、前者中心であり、また、アメリ国民国家資本主義のカモになっている。騙されているネギ付きカモは小泉であり、国民がカモ料理になっている。フジサンケイはその提灯持ちだ。
 連続的同一性の眠り、理性の眠りからしかと覚醒しないといけない。近代の眠りから覚醒。差異という理性の朝へ。