検討問題:1)自我と陽、2)意識とスピリットと気

検討問題:1)自我と陽、2)意識とスピリットと気


テーマ:太陰イデア論:太陰プラトニズム


1)自我と陽について


2)意識とスピリットと気について


以上について、検討したいが、最近は余裕がないので、できないので、一言述べるに留める。

 
1)について:
太陰から陽が生まれる。このとき、陰と陽はバランスをもっていると考えられる。一般的な陰陽様態である。これが陰陽宇宙(コスモス)である。易、道教、気功等はここに基盤があると思われる。しかし、老子は、太陰イデア論に通じると思う。
 この陰陽宇宙から、螺旋生命有機体が生まれると考えれる。これは、植物的世界である。あるいは、外的宇宙である。渦巻星雲である。しかしながら、太陰の世界はダークマターダークエネルギーに関係するだろう。
 さて、問題の自我である。これは、やはり、陽の極大化で説明がつくのではないだろうか。
 そして、知性は本当は陽に存するのであり、極大の陽である自我は、それを利用しているのではないだろうか。カントの超越論性は、陽のことを指しているのではないだろうか。陽という悟性があるのではないだろうか。自我はそれを利用するに過ぎないのではないだろうか。


2)について:
 私が具体的にイメージしているのは、うつ病である。これは、私には自我病におもえる。つまり、ハイパー自我病である。自我が肥大したために、太陰、さらには、陽も抑圧、排除されてしまい、生命エネルギーである気が枯渇する心病ではないのか。
 気とは精神と身体を満たしていると考えられる。ある意味で、精神は気であり、身体も気である。
 精神と身体の中間領域としての気というのは平凡な考え方であるが、わかりやすいだろう。
 とまれ、うつ病=ハイパー自我病を考えると、自我が太陰を抑圧排除するのである。
 しかし、気=生命智エネルギーは太陰に存するのである。あるいは、太陰ー陽のコスモスに存するのである。
 だから、うつ病=ハイパー自我病は、私の(勝手な)解釈では、太陰=気=生命智エネルギーを排除するのであり、そのために、エネルギーが枯渇し、元気がなくなるのである。
 また、太陰だけでなく、太陰からの陽も否定してしまうので、妄想的になるのである。
 これは、近代病とも言える。
 もし、以上の考えが正しいなら、うつ病を治癒するのは、理論的には簡単である。
 それは、太陰=肚という基盤を肯定することである。そのためには、禅等の瞑想がいいだろう。あるいは、東洋的武術・武芸である。
 とまれ、太陰=肚という基層へと意識が到達する必要があるということである。
 今はここで留める。後で丁寧に考察する。