検討問題:氣イデア、氣理一性の構造・構成について:氣一(いつ)数
検討問題:氣イデア、氣理一性の構造・構成について:氣一(いつ)数波動原理
テーマ:GP陰陽哲理学:ガウス平面と陰陽論の統合
先に以下参照のように考えた。
生命的個体、また、その部分において、氣的情報というべき氣イデアが内属している、あるいは、内包(超越的内在)されているという視点である。
氣を波動、振動と観るなら(おそらく、複雑な、複合的それと思われるが)、その波動・振動の質に生命情報があると思われる。いわば、構造(構造主義の構造でもある)と言ってもいいだろう。それは、氣的構造、高次元の構造である。
植物や動物ならば(細菌類も含めて)、それは、種的なもの、類的なものであろう。
つまり、種的構造、種的情報があるということになる。
正に、イデア的である。(ハイデッガー哲学の「存在」はおいておくが、一言いえば、「存在」は実はイデア性を持っていると思われるのである。)
とまれ、氣一(いつ)性、氣全体性、氣ホロン性の視点を忘れないでおこう。
さて、先に書き忘れたのが、数理的視点である。
つまり、ピュタゴラス学派のもつ数的原理性(原理主義と書きたいが、どうも語弊があるので避ける)である。数理性である。
例えば、神聖数(秘数)5である。これは、正五角形、五芒星(ペンタグラム)、そして、黄金比、フィボナッチ数列等に通じるのである。
この数理性、言い換えると、原数性、元数性、源数性が、氣イデアには含まれると考えられるのである。数と形態との相関性がここにある。
以前、フィボナッチ数列を以下のように観た。
0⇒0+1⇒1+1⇒2+1⇒3+2⇒5
右辺の5をピュタゴラス学派の秘数5と観る。
また、等分割均衡原理がここにははたらいていると観たのである。
0は無分割の状態である。1は根源の一である。そして、2は陰陽分割である。しかし、これは、陰陽対極性であり、一を分母としている。そう、分母として、一(いつ)を観るといいのである。
2/一、3/一、5/一となる。
この原数原理は原点MPで作用していると思われる。
そして、秘数5の場合は正五角形、五芒星が形成されるのである。
そこで、氣イデアと組み合わせると、元数原理は、氣イデアに含まれる、あるいは、氣イデアそのものと言えるだろう。
つまり、氣の展開として、元数原理を観たのだから、当然である。
だから、氣元数原理、ないし、簡単にして、氣数原理があるということになる。
この氣数原理が端的に、氣イデアないしイデアとなろう。
ただし、氣一性を忘れないために、一(いつ)性を明示するようにした方がいい。
だから、氣数一性原理とでも言おう。簡単にすれば氣数一原理である。あるいは、氣一数原理である。
この氣一数原理が、結局、生命体に作用しているということになる。もちろん、部位によって、作用は多様と考えられる。
生命体の物質はこの気一数原理によって形成されるものである。しかし、今日の自然科学は、ただ、生命体の物質のみを観るだけである。
もう少し観ると、氣一数原理は氣の波動・振動をもっているから、当然、波動性をもつ。だから、氣一数陰陽波動があるということになる。
簡単にすれば、氣一数波動があるということである。
結局、生命体、生命有機体、氣的有機体を創っているのは、この氣一数波動であるということになる。
氣一数波動が、生命有機体のイデア、本体、本質となる。
しかし、今日の唯物科学・技術は、生命体の基底として、物質を観るだけであり、そのため、氣一数波動の現象的展開を阻害するような物質を生産しているのである。
そう、ここで、もう少し、理論を加えよう。つまり、氣一数波動とは、フラクタル的であるということである。
当然、フラクタルはホロン的である。
つまり、以下に述べたように、例えば、樹木の葉においても、そこには、樹木自体の氣一数波動原理が作用しているということである。
全体(ホロン)が、個的部分に作用しているということである。
とまれ、氣一数波動原理を唯物科学・技術は知らないために、途方もない反生命的物質を生成・生産しているのである。
簡単に言えば、氣のない物質を生産しているのである。
反自然的物質を生産しているのである。
そう、最後にわかりやすい例をあげれば、レモンのビタミンCと人工のビタミンCの相違点であるが、これは、当然、前者には、氣一数波動原理(氣)があり、後者には欠落しているといことになる。(シュタイナーの考えを敷延させると、人工物は氣の衰えたものである。)
あるいは、陽光と人工照明の違いである。
前者には、氣が背景・背後にふんだんにあるが、後者は、氣が欠落するか、衰えているのである。
今はここで留めたい。
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参照:
氣的現象体は、氣的全一力をもつ:氣一体としての生命体
テーマ:GP陰陽哲理学:ガウス平面と陰陽論の統合
昨日、森の中で思いついたが、単なる物質体とは異なり、生命体は、氣的一(いつ)性(氣一性、氣全一性、氣的ホロニズム)を持っていると考えられる。
思うに、例えば、樹木の葉一枚においても、樹木の氣一性が内属していると考えられるのである。
そう、いわば、樹木のイデアが葉一枚にも内属しているのである。分有という用語があるが。
暫定的に、便宜的に、氣一性を氣イデアと呼んでおく。
唯物科学・技術は、自然物、生命体に単に死せる物質を観るだけであり、自然物や生命体の氣イデアを観ていないのである。
だから、医学、医療の場合、氣イデアと物質との関係を観ないで、単に、生命体の物質的末端・端末の物質的不良を観て、物質薬を造るのである。
つまり、生命体、人体を物質機械と観ていて、不良の物質に対して物質薬等を施すのである。
そう、物質薬(唯物薬)は、基本的に生命体の氣イデアがないのである。だから、それは反生命的であり、リスクが大きい。
シュタイナーに拠れば、エーテル体(氣)と物質との相関に基づいて、治療行為をすべきなのである。
西洋医学は確かに、この点が欠落している。中西医学はこの点で優位である。
とまれ、氣イデア、氣一性、氣コスモス(氣宇宙、氣秩序)の観点が得られたのは進展である。
そう、氣的宇宙の視点が重要なのである。
氣的宇宙のメカニズム(力学)の解明が課題である。
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