父権民族の自我と母権民族の自我の相違を精神身体力学から説明する

図は以下を見られたい。
http://ameblo.jp/neomanichaeism/entry-12006684281.html


父権民族の自我と母権民族の自我の相違を精神身体力学から説明する


テーマ:二つの日本民族:母権と父権:日本古代史


これは既述事項であるが、よく知ってもらうために、復習する。もっとも、父権自我と母権自我は理念型、理想型として構築されている。
 先ず、GP陰陽ガウス平面図を見ていただきたい。


            凸i陽
             |
             |
             自
             我
             |
             |
−1地_____MP・霊______+1天
(重力)         |          (光)
             |
             感
             性
             体
             |
             |
            凹i陰


      応用陰陽ガウス平面


簡潔に言えば、父権自我とは、陽凸iが主導的であり、陰凹iを支配するのである。
 数式化すれば、


父権自我方程式


凸i*凹i⇒凸i×−凹i=i×〔−(−i)〕=i×i=−1


(二番目の式の−凹iの−は陽凸iの主導性によって、陰凹iが否定されるという意味をもつ)


となる。つまり、陰陽ガウス平面図の実軸の−1に位置する。
 これは、結論を言えば、同一性、物質主義、利己主義を意味すると考えられる。
 陰陽ガウス平面的には、虚軸(i軸、-iの軸を含めて)が−1へと回転したと考えられる。つまり、+の虚軸は、反時計回りに90度回転し、−の虚軸は時計回りに90度回転して、両者−1で一致するということと考えられる。
 もっとわかりやすく作図すると、


     陽=父権自我
      ↓↓↓↓
      ↓抑圧↓         意識
      ↓↓↓↓
      同一性化
      ↓↓↓↓
ーーーーーーーーーーーー
    MP=こころ・精神・愛
                     無意識

       陰=肚
  

     父権自我構造図
  
となる。
  父権自我がこころ(精神・愛・霊)と陰=肚の二つの要素を(連続的)同一性化して抑圧・支配しているのである。自我同一性が支配するのであり、他者は否定される。

 次に母権自我を考える。


母権自我方程式


凹i*凸i⇒i×(−i)=+1


これは、陰陽ガウス平面図において、実軸の+1である。 
この方程式は正に、陰陽共振、陰陽調和を意味する。
つまり、陰凹iを主導にした方程式である。陰凹iが主導的になると、それは、共感的なので、陽凸iを受容して、共鳴均衡調和が可能になると考えられる。
 その結果、+1の光が生まれるのである。これは、いわば、真善美の精神と考えられる。
 これは、虚軸と実軸の交点・原点MP(こころ)を積極的に生成するのである。つまり、精神・愛を内在するのである。
 つまり、自我と感性体(感情・欲望)のバランスをもつ精神・こころ・愛・生命精神をもっているのである。
 陰陽ガウス平面的には、+の虚軸が時計回りに90度回転、−の虚軸が反時計回りに90度回転し、両者+1において、一致したと考えることができる。
 これをわかりやすく作図する。


       陽凸i(頭)
       ↓↑↓↑
       ↓↑↓↑
       ↓↑↓↑
・・・・・・・・・↓↑↓↑・・・・・・・MP(こころ、精神、愛、霊)
       ↓↑↓↑
        ↓↑↓↑
        ↓↑↓↑
       陰凹i(肚)

   
     母権自我構造図


 すなわち、陽と陰が共振調和して、MP(こころ、精神、愛、霊)が誕生しているのである。

 
 以上、簡単に父権自我と母権自我の質的相違を述べたが、日本民族の場合、明治維新から、前者が後者を牛耳るような体制が構築されたと考えられるのである。
 その帰結が今日の全体主義体制である。
 これは、悪魔的体制であり、新母権主義のポスト日本近代を目指すしか根本的解決はないと考えられる。
 そう、GP陰陽ガウス平面図をわかりやすくするため、身体部位を入れてみる。


          凸i陽(頭脳)
             |
             |
             自
             我
             |
             |
−1地_____MP・心臓______+1天
(重力)         |          (光)
             |
             感
             性
             体
             |
             |
          凹i陰(肚・腹)


      応用身体的陰陽ガウス平面図


新母権自我を形成するには、凹i陰である肚へと測深する必要があるのである。つまり、自我を内的発掘して、肚まで到達しないといけないのである。
 肚はいわば、マグマである。ここはエネルギーが蓄積されているのである。
 だから、凸i陽自我(頭)の知性を喪失しないように、均衡をとる内的発掘作業が必要である。瞑想はその有力な一方法であろう。
 言い換えると、意識を肚の志向と頭の志向へと両極化するのである。そして、胸(こころ)を中点にするのである。
 つまり、意識は肚ー胸ー頭の三位一体となるのである。