検討課題:氣の生命力学を具体化する:陰陽メカニズム構築

画像等、以下を見られたい。
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検討課題:氣の生命力学を具体化する:陰陽メカニズム構築


テーマ:氣神論:氣は万物に通ずる:氣的身体理性


これまで、氣=陰陽から自然、生命有機体が生まれると述べてきたが、具体的なメカニズムは述べていないのである。
 どうも、シュタイナーの『神秘学概論』(An Outline of Occult Science - Rudolf Steiner Archive http://wn.rsarchive.org/Books/GA013/English/AP1972/GA013_index.html)を再読する必要があるだろう。


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 シュタイナーは熱の生成から始めているのである。
 そう、シュタイナーは人体と太陽系(土星までを太陽系に入れて、海王星天王星を入れていない。冥王星は今や、太陽系外の星である。)を対応させている。
 また、桜沢如一氏の『無双原理』


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を参考にするといいかもしれない。ただし、桜沢氏は、氣=物質としてしまっている点が問題である。氣⇒物質としないといけない。氣から物質の生成には、次元転換があると見るのである。
 あまりいい例ではないが、もっともシンプルな原子、水素原子の発生を再確認しよう。
 応用陰陽ガウス平面図を使うと、電子が⇒+1、原子核(陽子)が⇒−1である。(符号の+、−であるが、これは電荷の符号ではなく、光と重力の逆性を意味していると考えられる。)
 結局、もっとも単純な陰陽から水素原子が生まれるということになる。すなわち単純陰と単純陽の結合から、水素原子が生まれるのである。
 陰を- -、陽をーと表記すれば、

    • *ー⇒水素原子

である。
 問題は原点MP(Media Point)は虚軸と実軸の交叉する点であるが、水素原子はMPを内在しているのであり、ここにおいて、水素原子は単なる物質というより、氣に通じているということである。
 そして、氣を強くもつ水素原子と氣の強くない水素原子があると考えられる。
 思うに、生命体にある水素原子とは、前者であり、氣の活性作用が強く、単なる物体にある水素原子は後者であると思われる。
 つまり、物質というのは、厳密には、純粋物質というよりは、氣の衰退した物質体ということになろう。
 以上は復習であるが、問題は水素原子以外の複雑な原子をどのようにGP陰陽方程式で解明するのかである。  
 これは検討課題であるが、今、簡単に原子番号2のヘリウムについて考えてみる。
 陽子2個、中性子2個で原子核を構成し、電子2個をもつ。

 
ヘリウム原子           
原子の構造
思うに、水素原子をなんらかの方法で重ねればヘリウムになるのではないだろうか。
 ただし、中性子の存在をどう説明するかである。
 水素原子には中性子がないが、ヘリウムには生じているのである。
 ここで、思考実験する。便宜的に、陽はi、陰は−iとする。そして、水素原子はi*(-i)とする。そして、1個の水素原子と別の1個の水素原子を重ねる作業を考える。それを積、掛け算とみる。


i*(-i)◎i*(-i)⇒i*(-i)*i◎i*(-i)*(-i)=-i◎-i=−1  ・・・A式


(ただし、◎は積算である。)


右辺の−1であるが、これが、中性子と見ることはできないだろうか。
 この負号は、本来は、重力を意味するから、質量と見ることができる。
 そして、A式の左辺の先頭、i*(-i)◎i*(-i)が、ヘリウムにおいて、残っていると見るのである。結局、

 
i*(-i)◎i*(-i)⇔−1   ・・・B式


がヘリウム陰陽方程式となる。
 以上、思いつきであり、かなり怪しいが、いちおう、少しは進展したとしたい。


追記:陰と陽であるが、氣陰と氣陽と呼ぶこともできる。それはいったい何なのか。かつて、イデア論から、氣=イデアとしたが、今は、ハイデッガー哲学から、「存在」と見ている。
 だから、陰存在、陽存在、氣存在という言い方ができる。
 長いので、陰在、陽在、氣在にしてもいい。
 シュタイナーは氣をエーテル体と呼んでいるが、陰陽の対極性は指摘してない。もっとも、ゲーテゆずりで対極性の概念は好んで使用しているが。
 思うに、何故、シュタイナーは陰陽の概念を使用しなかったのか。陰陽概念を使用すれば、エーテル体がわかりやすくなるのに。



参考:
   
            凸i陽
             |
             |
             自
             我
             |
             |
−1地_____MP・霊______+1天
(重力)         |          (光)
             |
             感
             性
             体
             |
             |
            凹i陰


      応用陰陽ガウス平面

(尚、MPはMedia Pointであり、原点・交点・次元転換点等であり、太極・太一、そして、霊である。)
 また、GP陰陽方程式がある。即ち、

凹i*凸i⇒±1

である。
 凹iは陰を、凸iは陽を表わし、両者、虚軸にあり、±1は実軸にある。
 *は陰陽極性力学を意味する。実際は乗法である。陰凹iが主導のときは+1,陽凸iが主導のときは、−1となる。
  ⇒は次元転換を意味する。氣エネルギーが現象エネルギーへと転換する事象を意味している。
 ハイデッガー哲学の存在は、この⇒と見るのが適切かもしれない。おそらく、時間が⇒である。

 追記:虚軸の凸i陽に自我が、凹i陰に感性体(アストラル体)、そして、虚軸は氣軸であり、実軸は物質・生命現象である。