易の上卦の三元性と下卦の三元性を太極図から仮説する

画像は以下を見られたい。
http://ameblo.jp/neomanichaeism/entry-11390545435.html


易の上卦の三元性と下卦の三元性を太極図から仮説する


テーマ:無双PS原理


無双PS原理の太極陰陽論は三元性、乃至は、三位一体性をもつが、易の爻について、つまり、以下の2図にあるように上卦の三元性と下卦の三元性の説明ができないでいたが、太極図を想像して考えた。
 下の1図を見ると、陽(白)の中に、陰(黒)の小さな丸があり、反対に陰の中に、陽の小さな丸がある。
 とりあえず、前者を陽陰点、後者を陰陽点と呼ぶ。これは、結局、太極点=MPの二重性である。二つで一つである。二一体である。
 陽陰点は、当然、それ自体で、陰陽であるから、これは三元性をもつ。即ち、陽極と陰極と太極である。
 そして、また、陰陽点も同様である。
 結局、陽陰点と陰陽点を合わせると、三元性+三元性で六元性となり、これは、2図にあるような上卦と下卦の六つの卦を説明できるように考えられる。
 もう少し丁寧に言うと、陽陰点において、それが、陽極と陰極と太極の三元性をもつが、陽極において、極大化のとき、つまり、陽のときと、極小化のとき、陰のときがあり、それぞれ、陽爻、陰爻となると考えられる。
 陰極のときも同様で陽爻と陰爻がある。
 問題は、太極のときである。これは言い直せば、両極性、乃至は、対極性である。つまり、陰陽同時存在、陰陽即非存在である。
 これにおいても、やはり、陽に傾斜するときと、陰に傾斜するときが考えられるのではないだろうか。そうならば、ここにおいても、つまり、太極においても、陽爻と陰爻が考えられ、結局、上卦の三元性と下卦の三元性が生起するのではないだろうか。
 最後の太極における陰の傾斜と陽の傾斜ということがあいまいであるが、今は以上のように作業仮説しておく。
 


resurrectionのブログ

1図

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%99%B0%E9%99%BD


resurrectionのブログ

2図

http://www5.ocn.ne.jp/~keisho/qa.html#%285%29


resurrectionのブログ

3図

http://kh-cooky.jp/daneki.html


参考:上卦(じょうか、じょうけ)を外卦、下卦(かか、かけ)を内卦と呼ぶのは興味深い。陽は外部を、陰は内部を意味すると考えられるからである。
 そう、陽を空間、陰を時間と考えられるのではないだろうか。以前はそのように考えたが。桜沢如一(ゆきかず)氏は、逆に、陽を内部に、陰を外部にとっているが。この点は要検討である。
易占いQ&A
易経六十四卦。
八卦を上下組み合わせると64の組み合わせになります。
例  風山漸 (ふうざんぜん)。


上の風を外卦(上卦)と言います。下の山を内卦(下卦)と言います。
この姿を本卦、又は大成卦と言います。そしてこの姿を「風山漸」の卦象(かしょう)とも言います。