検討問題:超越的次元と物質的次元:精神軸と気軸と物質

検討問題:超越的次元と物質的次元:精神軸と気軸と物質


テーマ:検討問題:思考実験・仮説・エッセイ・メモ


先に以下のように書いたが、少し補足しよう。
 物質が有機体なら、有機体の上位概念=理念(イデア)がMedia Pointに存すると考えられる。タンパク質ならタンパク質の理念が存することになる。
 しかし、この理念が微妙である。何故なら、一方では、差異共立の高次超越領域をもち、他方では、差異共振=同一性⇒+1の物質志向性をもつからである。
 確定しているのは後者であり、前者は揺れ動いているのであろう。
 他者との反応を起こすのは、前者においてであろう。生命体においては、この理念が気であり、知的生命体においては、さらに上位概念の精神性が作用していると考えられる。
 そうすると、やはり、以前示唆したが、三次元を考えたくなる。つまり、精神次元と気次元と物質次元である。即ち、精神次元が気次元に作用し、それが、さらに物質次元に作用するということであり、物質次元には、精神次元と気次元の二つの超越的次元が作用していることになる。
 とまれ、有機体の問題にもどると、差異共立領域ないし差異共立次元に、有機体の主導エネルギー情報が存すると思われる。ここは、また、変容の領域であり、他者との共立を形成すると考えられる。
 例えば、混血とは、この領域における差異共立の変容であると思われる。差異共立情報A=「遺伝子」A=「血」Aと差異共立情報B=「遺伝子」B=「血」 BがMedia Pointの虚軸において、交叉して、新しい差異共立情報C=「遺伝子」C=「血」Cが形成されるということではないだろうか。もっとも、混血でなくても、このことは一般に考えられる。(「遺伝子」であるが、DNAとは物質化された上位概念であろう。だから、「遺伝子」は、本来、精神的情報であると考えられる。)
 とまれ、有機体においては、MP1の理念がMP2において同一性変換されて、物質化過程へと転化すると考えられる。
 ここで、動物と人間の差異について考えると、人間においては、明らかに、MP1の理念に精神・知性・感情が入ることである。
 ここで、仮説であるが、精神軸を考えたい。そこに、自己と他者の共立を考えるのである。
 また、それとは別に、気軸を考えたい。これが、これまでの凸i*凹iである。
 だから、作業仮説的に、精神軸は、Spirit凸i*Spirit凹i、略して、S凸i*S凹iとなり、気軸は、Qi凸i*Qi凹i、略して、Q凸i*Q凹iとなる。
 整理すると、(S凸i*S凹i)#(Q凸i*Q凹i)⇒+1である。ただし、#とは、直交的並立を意味するとする。
 直観では、SとQはまったく異質であり、Qから物質+1が生まれるようには、SからQは生まれないのではないだろうか。ただし、両者はなんらかの関係がある。
 思うに、SはQに働きかけるが、QはSにはたらきかけないのではないだろうか。だから、一方通行、非可逆的である。
 ここでスピノザ哲学を考えると、スピノザはSとQをまったく混同していると思う。精神が身体に作用するのは、当然であるが、身体や気が精神にはたらきかけるかけることはないだろうからである。スピノザの心身平行論は、精神の優位、物質の劣位を把捉していないと言えよう。
 では、植物と有機体についてどう見るかである。植物は気軸に上位概念=理念があると考えられる。生命体とである植物と生命体を構成する有機体は明らかに異なる。
 思うに、気軸の気は生命体の上位概念=理念であり、Media Pointの実軸MP2に発生する同一性が、なんらかの有機体概念ではないだろうか。言い換えると、物質体の概念が同一性であるということではないだろうか。
 とまれ、簡単に整理すると、精神と気と同一性と物質の四つ構成要素が存することになる。
 以上、思考実験である。後でさらに考察を続けたい。

 
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物質と「気」(エーテル体):+1と⇒:物質体を構成するのは超越的エネルギー体であろう
テーマ:精神的フィルターとVector Mode


物質とはPS理論では、+1である。これは、絶対的に明確である。そして、近代科学、唯物論的科学をこれを土台にして、形成されてきた。今日でも、唯物論が土台である。
 しかし、私は、物質が物質体を構築しているのではないと直観する。つまり、物質を構成する上位の指導・主導的エネルギー体があると直観されるのである。
 PS理論では、それは、凸i*凹iと考えるのである。ここに上位の主導的情報エネルギーがあるのであり、これが、物質+1を導くと考えられるのである。
 だから、化学物質の場合、上位の主導的情報エネルギーは凸i*凹iであると考えられるのである。そして、それが、化学物質を包摂しているのではないだろうか。
 だから、例えば、ビタミンというとき、物質のビタミンと食物におけるビタミンは異なると考えられる。即ち、ビタミンCとレモンの中のビタミンCは異なると考えられる。つまり、後者には、凸i*凹iが存すると考えられるのである。高次ビタミンがあると考えられるのである。
 思うに、物質の上位概念は「気」であろう。
http://ameblo.jp/renshi/entry-10708262627.html