「個」とは何か:同一性自己(自我)と双極的自己(個)

「個」とは何か:同一性自己(自我)と双極的自己(個)


テーマ:検討問題:思考実験・仮説・エッセイ・メモ


既述したが、男性は凸iに傾斜している。だから、凹i が疎かにされる傾向にある。つまり、自我に傾斜して、他者が喪失される傾向にある。
 とまれ、凸i*凹iを個と考えている。あるいは、凸i*凹i⇒である。(前者は原個であろう。)
 直感では、個は凹iに存する。肚である。もっとも、正確には、やはり、双極性に存するだろう。
 問題は、近代において、凸iが中心化されて、凹iの意味が不明になっていることである。深層心理学はその把捉に失敗したのである。
 端的に、凹iは男性にとって捉えにくいのである。つまり、盲点、そして、影になるからである。
 わかりやすく言えば、凸iは知性であり、凹iは感性である。そして、両者は不連続である。これが最重要な点である。
 MP変換、精神的フィルター作用によって、通常、両者、双極性が連続化される(連続的同一性)。そのために、不連続性を認識するのがきわめて困難なのである。
 カントの超越論的感性論も、やはり、連続性の視点に拠るものである。(この点で不連続的差異論の画期性はいくら強調してもし過ぎることはない。)
 そう、凹iは非理性である。しかし、直感性をもつ。思うに、内的器官である。内界的器官である。それに対して、凸iは外的器官、外界的器官である。右脳と左脳。大脳神経系と内臓神経系。
 つまり、人間は二つの不連続なシステムから構成されているのである。陰と陽である。まったく異質なもの、まったく正反対なもの、まったく共通性がないものから成り立っているのである(一種の、共約不可能性、通約不可能性である)。
 しかも、本源は凹iだと思われる。つまり、凹iが主でありながら、男性においては、凸iが主流になるのである。これは、倒錯的傾斜である。
 男性主義(父権主義)が外界の解明に役立ったが、内界がまったく不可知になっているのである。そう、女性は内界的であるが、距離がないために、自覚していないと思われる。
 結局、どうやって凹iを取り戻すのかが問題である。陰陽が陽陰になっているのが問題なのである。
 ここで作業仮説、思考実験であるが、外界は凸i⇒+1であり、内界は凹i⇒-1ではないだろうか。否、もっと端的に言えば、外界は+1であり、内界は -1ではないのか。そして、外界は凸iの器官(外的器官:外観性)と、内界は凹iの器官(内的器官:内観性)と結びついているということではないだろうか。
 私は、虚軸の双極性の時計回りに1/4回転すれば、+1と-1が生じることを先に述べたが、現象化・物質化にはそれが生起しているのではないだろうか。+1は光、可視界、意識であり、-1は闇、不可視界、無意識である。
 そして、精神、霊性、宗教性とは、後者に存するのではないだろうか。
 今はここで留める。


追記:本題に触れると、「個」とは、凹i、内界・内観、闇、不可視界、無意識に存するのである。Media Pointは、「個」ではなく、自我と「個」との接点であろう。


追記2:凹iが本来、優位である。これは何を意味するのか。つまり、-1の根源性ということではないか。-1が根源・起源・原点であり、そして、双極性を産出するが、1/4回転で、つまり、MP変換によって、凹iと-1が結びつくのである。故に、凹iが優位となるのではないだろうか。


追記3:大脳神経系と内臓神経系の対をあげたが、大脳と間脳の対ということもできよう。


参考:
間脳
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
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脳: 間脳
Human brain midsagittal cut color.png
画像の詳細
大脳
間脳
中脳

延髄
脊髄
小脳
脳の矢状断。黄色が間脳。
Diencephalon.png
間脳と脳表面の関係を示した模式図
赤色で示す領域が間脳
名称
日本語 間脳
英語 Interbrain
ラテン語 Diencephalon
略号 DiE, IBr
関連構造
上位構造 前脳
構成要素 視床視床下部、脳下垂体、松果体、乳頭体
画像
アナトモグラフィー 三次元CG
Sylvius 画像、発音
関連情報
Brede Database 階層関係、座標情報
NeuroNames 関連情報一覧
NeuroLex birnlex_1503
NIF 総合検索
MeSH Diencephalon
グレイの解剖学 書籍中の説明(英語)
表・話・編・歴
Question book-4.svg
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間脳(かんのう)は大脳半球と中脳の間にある自律神経の中枢。
解剖 [編集]
ヒト脳のfMRI画像 円弧を描く白い帯状の脳梁に囲まれた部分が間脳。カリフラワー状の小脳の左上に位置する

脳は大脳、中脳、小脳からなり、大脳は大脳半球(=終脳)と間脳からなるので、間脳は大脳半球と中脳の間にある。2つの大脳半球に包まれる様にして一つの間脳があり、2つの大脳半球は一つの間脳に繋がっている。間脳は中脳に繋がっている。間脳は(広義の)視床視床下部からなり、視床視床上部と狭義の視床(背側視床)と腹側視床からなる(図.1)。単に視床と言う場合は狭義の視床を指す。
働き [編集]

間脳は大脳半球のほぼ全ての入力と出力を下位中枢と中継する信号の交差点となっている。特に視床下部は本能的な活動を制御している。ヒトは大脳が最も発達していることから、間脳も最大である。
入力 [編集]

視床は嗅覚を除く全感覚の中継にあたる。視覚と関係があると考えられていた のでこの名称がついている。
出力 [編集]

中脳が頭頚部の筋肉を直接制御するのに対し、間脳は自律神経やホルモン等を介して内臓全体を制御する。
自律神経 [編集]

間脳は視床下部にある自律神経核によって自律神経である交感神経と副交感神経を制御している。交感神経は獲物を捕らえる闘争反応や敵から逃れる逃走反応等を制御し、副交感神経は消化や睡眠等のリラクゼーション反応等を制御する。
ホルモン [編集]

間脳は視床下部によって脳下垂体(下垂体)を支配して食欲、性欲、睡眠欲等を制御している。また、免疫等も制御する。間脳の体温調節機能に働きかけ熱発させるサイトカインにIL-1やTNFがある。これらは炎症時に直接間脳に働きかけることにより生体の体温を上昇させ、感染から身を守る。
画像 [編集]

間脳の位置を様々な方向から見た動画。赤で示す領域が間脳。(出典:Anatomography)
外部リンク [編集]

* 間脳、外景、内景 - 慶應医学部解剖学教室 船戸和弥

執筆の途中 この項目「間脳」は、医学に関連した書きかけの項目です。加筆・訂正などをして下さる協力者を求めています(ポータル 医学と医療/ウィキプロジェクト 医学)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%96%93%E8%84%B3」より作成
カテゴリ: 出典を必要とする記事/2008年4月 | 脳神経解剖学 | 脳