双極性と陰陽:差異共立相互浸透(双極交叉・即非)MP1と連続的同一

双極性と陰陽:差異共立相互浸透(双極交叉・即非)MP1と連続的同一性交叉MP2


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:Yin_yang.svg
陰陽を表す太極図


先に、
http://ameblo.jp/renshi/entry-10668457994.html
双極性をまったく異質な二つのものの極性と見たが、陰陽は実際は、陰の中に陽があり、陽の中に陰があるのである。これは、私の述べた双極性とは齟齬を来している。この点について検討したい。
 上図から見ると、私の双極性は小さな●と○がないもので、また、境界がMPで、空隙、間隙、空虚である。
 私は陰陽の二重の双極性を肯定するので、この齟齬は実に検討するに値する。
 いったい、小さな●と○は何なのだろうか。直観で言えば、こられこそ、Media Point(以下、MP)である。つまり、陽に関するMPが小さな●であり、陰に関するMPが小さな○である。つまり、小さな●と○はMPとして一致する。
 しかしながら、二つ提示されているということの説明が必要である。それは、言い換えると、双極点ではないだろうか。二つになっているが、本来は一つだと考えられる。
 整理すると、二つの不連続的に異質な極が、双極性を形成している。そして、両者の間隙点として、MPがある。しかしながら、MPは、両極を交叉させる役割をもっている。それが、小さな●と○である。
 では、双極交叉の力学とは何か。有り体に言えば、どうして、二つの不連続な絶対的差異が交叉できるのか、それが問題である。言い換えると、相互浸透の問題である。
 直観では、差異共立において、相互浸透が生起しているのである。これは、⇄-1に関係するように感じる。つまり、根源の-1と差異共立の間には、霊妙な相互関係があるように思われるのである。(これは検討課題である。)
 これは作業仮説であるが、差異共立的双極的相互浸透があり、それが交叉の原理である。
 言い換えると、MP1(MPの虚軸点)において、双極交叉が生起しているのである。そして、これはまた、即非である。
 つまり、二つの不連続的な絶対的差異である双極とは、本来、互いの「他者」と即非様態にあるということである。しかしながら、これは、MP2(MPの実軸点)における連続的変換(連続的同一性形成)と混同は絶対的に避けなくてはならない。
 即ち、双極交叉である即非には、同一性はないのである。まったく絶対的差異のままの即非である。
 それに対して、MP2の連続的変換においても交叉が生じるがそれは、同一性を根拠とするものであり、同化的交叉と考えるべきであり、即非ではないのである。
 以前、MP2に即非を見たが、ここで訂正されることになった。双極交叉である即非はMP1の事象である。
 今はここで留める。