新国富論:豊かに貧しくなるではなく、貧しく豊かになる時代

国富論:豊かに貧しくなるではなく、貧しく豊かになる時代


テーマ:トランス・モダン社会/世界の創造・構築


私の実家の田舎の周辺は、農村地帯であるが、道路は交通の少ないところまで鋪装されているし、また、新しい鋪装道路もいつの間にか造られている。
 また、市役所は高級ホテルのような立派な建物であるが、駅周辺にはシャッター通りがある。市議会議員の削減案は市議会で潰されたそうである。
 結局、公共投資、行政的資本主義が、役人を肥やし、民を貧しくしたのである。
 資本主義は本来、個が単位であるが、日本においては、行政主導となってしまっているのである。端的に、国家資本主義、社会主義的資本主義である。結局、これが、超大な財政赤字を生んだのである。
 そこで、発想を逆転させて、貧しくなることの勧めを説きたいのである。貧しくなることで、国富が豊かになることを説きたいのである。
 これまでは、豊かになるために、国富を貧しくしてきたのである。これは亡国路線である。
 道路建設、ダム建設、原発建設等を無くすことで、民の貧しさはほぼ同じであり、国富が豊かになるのである。