磁気、磁界について:性的磁気と超越的磁気:プラトンのエロースは超

磁気、磁界について:性的磁気と超越的磁気:プラトンのエロースは超越的引力である


誰もが知ってる、N極とS極。しかしながら、これは、電界とは電磁波において密接に関係するが異なるものである。
 とまれ、磁石を考えよう。NーSを磁石(棒磁石)とする。これを複数、結びつけると、


・・・NーS⇔NーS⇔NーS⇔NーS・・・


となる。なお、⇔は磁気による引力である。・・・は、磁力線となる。
 問題はこの引力で接合している箇所である。棒磁石をくっつけると、確かに、面と面が接合するが、その接合面はどのように記述できるだろうか。
 これはやはりPS理論から説明できるだろう。Nを+i、Sを-iとし、共鳴結合させればいいのだろう。N*S⇒+1である。この+1が磁力の引力である。
 そして、接合面とは、当然、Media Pointである。そこは、Nであり、且つ、Sであるし、又、Nでもなく、Sでもないのである。即非フェースである。
 磁気が人間の性的魅力にも適用されると作業仮説すると、性的磁力があるということになり、女男、NとSになる。これは明快である。思うに、プラトンが述べたエロースであるが、それは、いわば、超越的磁気のことになるだろう。
 そう、やはり、Media Pointである。ここで、超越的磁気ないしは超越的電磁波が作用するのであり、それが、プラトンのエロースということになるだろう。
 そして、性的魅力というのは、その下位の現象であろう。性的魅力は⇒+1であるが、⇒には、超越的エネルギーがあるのである。
 性欲とは本来、精神(精神身体)的なものであろう。性という字が本来、例えば、性向のように、精神(精神身体)的なものである。
 近代的自我は物質的身体と一致しているので、性欲が物質的身体的になり、本来の精神エネルギーが喪失されているのである。
 トランス・モダン・スピリットとは、性的あり方も変容させると言える。シュタイナーは将来的には咽喉部が生殖器官になると言っている。

追記:まだ釈然としない点がある。引力の問題である。私は磁性の引力は性的であるとしたが、問題は、差異共立の側面である。人間においては、女男において、本来、差異共立性があるべきである。だから、磁力のように一体化する(追記:両極による「一体化」であるが、接合面では確かに、「一体化」しているが、実際は、N極とS極は一体化はしていない。この点を深く考えるべきである。つまり、極性的引力においても、差異性は消えないのである。後で再考したい。)ことはないはずであるので、上述した磁気的引力論によっては、性的関係を完全には説明できないだろう。
 つまり、女男双方に、NとSの面があるだろう。NとSが作用すれば、性的引力が生じるが、NとNないしはSとSとが作用すれば、性的斥力が生じて反発することになる。
 だから、女男関係とは、磁気の両極同士が関係するので、四極的になるのである。NとS、NとN、SとN、SとSの四相である。この複合様態があり、それぞれ、微妙に揺れ動くので、四相が連関して複雑に多様化するのである。
 思うに、Nを「原男性性」、Sを「原女性性」と見ることできよう。そう、一人の女性の場合、後者が指し示し対象となり、Nが背景となるときと、反転するときがあるだろう。これは、男性においても同様である。今日は、この反転が起きている時代である。つまり、新母権のエポックである。
 しかしながら、現代、女性の「原男性性」が「原女性性」を抑圧していると考えられる。換言すると、父権化なのである。女性の父権化があるのである。だから、女性の「原女性性」を復興させる必要のある今日の新母権時代である。

追記2:同性愛ないしは性同一性障害問題であるが、NS論から言うと、一般には、優位の極があり、それが、物質的身体と一致している。つまり、N極優位の主観性をもつと生物的に雄の身体を、S極優位の主観性をもつと生物的に雌の身体をもつ。
 しかしながら、これが必ずしも一致しない場合があるのである。それが同性愛や性同一性障害となるのだろう。思うに、超越的情報における、なんらかの偏差があって、遺伝子的に逆転が起きるのではないだろうか。
 思うに、主観性の磁性と物質的身体の磁性を区別する必要があるが、それについては後で検討したい。

追記3:結局、性的磁極論(性的NS論)は、意識において優位な極と劣位な極があり、優位な極が物質的身体の雌雄を規定していると考えられる。
 しかしながら、それが逆転する場合が同性愛、性同一性障害である。優位な極に対して、生物的身体が劣位な極になっているのである。
 PS理論から言うと、+iと-iの極性があり、一般には、+iが優位の場合、生物的身体は雄に、-iが優位の場合は生物的身体は雌になると作業仮説しよう。
 しかし、これが逆転して、+iの優位意識に対して、-iの身体が、-iの優位意識に対して、+iの身体が生起する場合があるということになる。
 思うに、これは一種の相補性原理、補償原理ではないだろうか。優位意識に対する先天的(超越的)な補償原理ではないだろうか。どうも超越的情報(霊的情報)が作用しているように思える。
 以上は作業仮説である。私は女性は本来、+iと-iの調和性をもっていると思っているので、以上の論は持論とは齟齬を来しているのである。この点は後で検討したい。

参考:

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磁気と生体 磁気と生体
磁気と生体(生命)との関係に他方向からアプローチした、興味のつきないサイエンスストーリーです。

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磁性
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磁性(じせい)または、磁気(じき)とは、物理学 で、物質 が他の物質に引力や斥力 を及ぼす現象 の一つである。容易に分かるほど強い磁性を示す物質として、鉄 やある種の鋼 、磁鉄鉱 (天然磁石)や磁硫鉄鉱 といった鉱物 などがよく知られている。全ての物質は磁場 によって多かれ少なかれ影響を受けるが、ほとんどの場合、その影響は特別な装置を使わなければ検出できないほど小さい。

磁力 は電荷 の運動によって引き起こされる基本的な力 である。磁力を支配する源や場の振る舞いはマクスウェル方程式 で記述される(ビオ・サバールの法則 も参照のこと)。よって磁性は電荷を持つ粒子 が運動 をすればいつでも現れる。磁性は電流 の中の電子 の運動によって発生して電磁気 と呼ばれたり、電子の量子力学 的な軌道運動やスピン によって生じ、永久磁石 の力の源となったりする(電子は太陽 を周る惑星 のような軌道運動を行なっているわけではないが、「実効的な電子の速度」は存在する)。
磁場中の荷電粒子 [編集 ]

磁場 B の中を運動する荷電粒子は、以下の外積 で表される力 F(ローレンツ力 )を受ける。

\vec F = q \vec v \times \vec B

ここで、
q\, は粒子の電荷
\vec v \, は粒子の速度ベクトル
\vec B \, は磁場

この力は外積なので、粒子の速度と磁場の両方に対して垂直な方向に働く。このため、磁力は粒子の運動の方向だけを変え、速さは変えない。
磁気双極子 [編集 ]

通常、磁場は双極子 場として現れ、S極 とN極 を持つ。「S極」「N極」という用語は磁石を方位磁石 として使っていたことに由来している(方位磁石は地球の磁場と相互作用し、地球上での北 (North) と南 (South) を指し示す)。

磁場はエネルギー を蓄える。物理系は普通、エネルギーが最小となる配置で安定となる。そのため、磁気双極子 を磁場の中に置くと、磁場と反対の方向に自らの磁極を向けようとし、これによって正味の磁場の強さをできるだけ打ち消して磁場に蓄えられるエネルギーを小さくしようとする。例えば、2つの同じ棒磁石を重ねると普通、互いのN極とS極がくっついて正味の磁場が打ち消されるようになり、同じ方向に重ねようとする力には逆らおうとする。2つの棒磁石を同じ方向で重ねるために使われたエネルギーは重なった2本の磁石が作る磁場に蓄えられ、その強さは1本の磁石の2倍になる。(これが、方位磁石として使われる磁石が地球磁場と作用して北と南を向く理由である。)
磁気単極子 [編集 ]

通常の経験に反して、いくつかの理論物理学のモデルでは磁気単極子モノポール)の存在を予言している。1931年 にポール・ディラック は、電気と磁気にはある種の対称性があるため、量子論 によって単独の正あるいは負の電荷の存在が予言されるのと同様に、孤立したS極あるいはN極の磁極も存在するはずだ、と述べた。しかし実際には、荷電粒子は陽子 と電子 のように個々の電荷として容易に孤立して存在できるが、SとNの磁極はばらばらには現れない。ディラック量子論を用いて、もしも磁気単極子が存在するならば、なぜ観測される素粒子 が電子の電荷の整数倍の電荷しか持たないのか、という理由を説明できることを示した。なお、クォーク は分数電荷を持つが、自由粒子としては観測されない。

現代の素粒子論では、電荷量子化は非可換ゲージ 対称性 の自発的破れによって実現されるとされている。現在のある種の大統一理論 で予言されているモノポールディラックによって考えられた元々のモノポールとは異なることに注意する必要がある。今日考えられているモノポールはかつての素粒子としてのモノポールとは異なり、ソリトン 、すなわち局所的に集まったエネルギーの「束」である。こういったモノポールが仮にも存在するとすれば、宇宙論 の観測結果と矛盾することになる。宇宙論の分野でこのモノポール問題を解決する理論として考えられたのが、現在有力とされているインフレーション のアイデアである。
原子の磁気双極子 [編集 ]

物体が磁性を持つ物理的原因は、電流の場合とは異なり、原子 に生じる磁気双極子である。原子スケールでの磁気双極子、あるいは磁気モーメント は、電子の2種類の運動によって生じる。1番目は原子核 の周りを回る電子の軌道運動である。これは電流のループと見なすことができ、原子の軸方向に軌道磁気モーメントを生じる。2番目の、もっとずっと強い磁気モーメントの源は、スピン と呼ばれる量子力学的な性質である。これはスピン磁気モーメントと呼ばれる(ただし現代の量子力学の理論では、電子が実際に物理的に自転したり原子核の周りを軌道運動したりするとされているわけではない)。

原子の全体的な磁気モーメントは、個々の電子の磁気モーメントの総和になる。磁気双極子は互いに反発して正味のエネルギーを小さくしようとするため、軌道運動においてもスピン磁気モーメントにおいても、いくつかの電子のペアが持つ反対向きの磁気モーメントは互いに打ち消しあう。このため、電子殻 や副殻が完全に満たされている原子では磁気モーメントは通常は完全に打ち消される。磁気モーメントを持つのは電子殻が部分的に満たされている原子だけであり、その強さは不対電子の数で決まる。

そのため、様々な元素 ごとの電子配置の違いが原子の磁気モーメントの性質や強さを決めており、また様々な物質の磁気的な特性の違いをも決めている。様々な物質で以下のようないくつかの形態の磁気的な振る舞いが見られる。

* 反磁性
* 常磁性
o 分子磁石
* 強磁性
o 反強磁性
o フェリ磁性
o メタ磁性
* スピングラス
* 超常磁性

マグネター と呼ばれる非常に強い磁場を持つ星も存在すると考えられている。