Media Pointと同一性自己の関係:拠り所のなさと同一性への没入:1

Media Pointと同一性自己の関係:拠り所のなさと同一性への没入:1976年ロッキード事件


テーマ:メディア・ポイントMedia Point


先に、Media Pointから発する同一性志向性は同一性を形成し、その時点で、差異を否定していると言った。言い換えると、Media Pointを否定しているということになる。ここは意外に微妙な点である。
 これまでの考え方では、Media Pointが同一性に転化するのである。即ち、⇒+1である。結果としての+1には、もはや、Media Pointであり⇒が消失しているのである。だから、その点では、Media Pointの否定であると言えるかもしれない。しかしながら、積極的な否定ではない。
 問題は、Media Pointが自己回帰するときである。そのとき、差異が発動するのである。それは、どこに「発現」するのだろうか。
 否、その問題に答える前に、同一性形成のときのMedia Pointの位置や同一性の意識について考察しよう。
 同一性、あるいは、同一性意識において、消失したMedia Pointないしは差異はどこに潜在するのだろうか。思うに、意識という点にMedia Pointが潜在しているのではないだろうか。そう、フッサールノエシスとしての同一性意識があるのではないだろうか。そして、同一性自体は、ノエマではないか。
 それを作業仮説とすると、同一性意識(ノエシス)にMedia Pointが潜在していると言えよう。しかし、意識自身は、その潜在に気がつかない。正に、無意識ないしは潜在意識である。
 そして、先の問い、即ち、Media Pointが差異共振性に自己回帰したとき、それはどこに「発現」するのか、考えてみよう。
 直観で言えば、同一性自己意識内部にMedia Pointないしは差異が発生するのである。それは蠢きのようなもの、そう、不安のようなもの、未知のもの、等々である。(端的に言えば、他者であるが、初めは他者とは気づかない。)
 言い換えると、エネルギーであり、情動的なものである。そう、ニーチェの用語で言えば、ディオニュソスである。(だから、同一性意識はアポロとなる。)深層心理学は本来これの探究であると考えられる。これは、正に、精神身体的なものと考えられる。
 近代合理主義はMedia Pointの自己回帰エネルギーを抑圧するのである。そして、同一性自己意識を中心化するのである。即ち、近代的自我・同一性主義の発生である。
 つまり、Media Pointの自己回帰エネルギー(以下、再帰エネルギー、等)は、同一性意識にとって不可解なものなので、否定・抑圧・排除・隠蔽するのが、同一性を保持するために必要となると考えられるのである。これは、父権的な発想であり、母権的な発想は、本来、再帰エネルギーが中心化しているので、それを抑圧せずに、保持すると考えられる。つまり、同一性と差異との共生が母権的意識にはあると考えられる。
 つまり、父権的意識とは、同一性に傾斜しているので、再帰エネルギーを正当に認識できずに、それを支配しようとするのである。それが、抑圧・排除である。
 しかしながら、これまで述べてきたように、再帰エネルギーは正当なものであり、これを取り入れなければ、それは、狂気化して逆襲するのである。そう、うつ病、その他の心の病(以下、心病と造語する)、また、さらには、暴力、犯罪行為を発現すると考えられるのである。
 近代的自我・近代合理性とは正に、このような様態なのであり、危険な様態であると言えよう(私は狂気と呼んでいる)。これは、デカルト哲学に問題があると言えよう。デカルトは、自己意識を積極的に肯定したものの、再帰エネルギーをあいまいなものとして排除したと考えられるのである。(フッサール現象学は、この再帰エネルギーの探究にあったと言えるのではないだろうか。)
 コギト(「我思う」)において、本来、再帰エネルギーが入るのである。それにどう対処するのかが、自己認識のいちばんの問題である。
 しかし、デカルトはそれを排除したため、硬直したコギトを形成してしまったと言えよう。そして、デカルトを継いだスピノザライプニッツは、再帰エネルギーをコギトに取り込むことに着手して、それなりの成果をあげたと言えよう。(これらは、いつか詳述したい。)
 文化史・思想史で言えば、啓蒙思想ロマン主義の関係となるだろう。極言すれば、前者はデカルトを継いでいるものであり、後者はそれへの反動性を含み再帰エネルギーのみを肯定しようとしたのである。
 そして、19世紀後半から20世紀初期ないしは前半にかけて、この二項対立が煮詰まり、脱近代を志向する創造が文理両界において為されたと言えるだろう。即ち、哲学・思想(ニーチェベルクソンフッサール鈴木大拙西田幾多郎)や神秘学(ウスペンスキー、シュタイナー)や文学・芸術(「モダニズム」文学、「モダン・アート」、漱石や賢治)や自然科学(相対性理論量子力学)や数学(ゲーデル)等において。そして、この脱近代の思潮は、20世紀後半においては、ポスト・モダンとなったのである。
 さて、本題にもどると、同一性意識において、再帰エネルギーが発動し、同一性意識は、一種落ち着きのなさを感じると言えよう。それは、正に、アイデンティティ(同一性)の危機なのである。再帰エネルギーの初期様態をとりあえず、頼りなさ、乃至は、拠り所のなさと言おう。
 これは、確かに落ち着きがなく、きわめて不安である。自己の基盤がないからである。(この視点からデカルト哲学を見ると、それは、以前述べたように、Media Pointから発しているというは正しいだろう。今言えば、デカルトは同一性意識と再帰エネルギーの葛藤に悩み、後者を否定して、前者を選択したと言えよう。)
 結局、ポスト・モダン哲学は不十分であり、いわば、頓挫してしまい、ハイパーな、反動的な近代的自我・近代合理主義が回帰したと言えよう(参照:大澤真幸氏の「アイロニカルな没入」)。もっとも、ポスト・リーマンとなり、時代精神に各自に変化が起きていて、基本的にはトランス・モダン思潮となっていると言えよう。
 とまれ、まだ強く残る反動的近代的自我・近代合理主義に焦点を絞ろう。結局、哲学がきわめて不十分なために、再帰エネルギーを認識するという課題が知的フィールドにおいて欠落しているのである。(ただ、深層心理学で、不十分ながら、捉えようとはしたとは言える。)
 結局、再帰エネルギーを知的に認識できない知的蒙昧の状態が今日起きているのである。そして、近代合理主義・近代的自我に即して、それを無意識に抑圧・排除・隠蔽する心的事態が社会的に蔓延していると考えられるのである。
 そのために、無意識の再帰エネルギーが反動的に狂気として発動するようになっていると考えられるのである。そして、うつ病を初め「心病」、無知蒙昧、暴力・犯罪等が蔓延しているのである。
 そう、再帰エネルギーに対して、無意識・無知であることが蔓延して、無知・狂気・暴力・犯罪等を生んでいると考えられる。つまり、近代合理主義・近代的自我に染まっているので、再帰エネルギーを無意識のうちに抑圧・排除するという暴力を行っているのである。自動・機械的抑圧・排除である。ロボット的抑圧・排除である。メカニズム的抑圧・排除である。
 いったい、この「自動制御」はどこで「埋め込まれた」、即ち、洗脳されたのか、である。
 巨視的には、戦後の占領政策によってであるが、「直近」では何か。印象・直感では、なにか、再帰エネルギーの探究である思想・知の教養がまったく欠落していることが心因であると思える。そう、それこそ、正に、近代合理主義・近代的自我イデオロギーに拠ると言える。
 そのイデオロギーが日本社会に浸透してしまって、それ以外の思想・知をほとんど考えられなくなっているのではないだろうか。やはり、戦後のGHQ占領政策の帰結としての近代合理主義・近代的自我のイデオロギー蔓延ではないだろうか。それは、言い換えると、まったく他者を喪失しているのである。
 それは、また、端的に、日本社会の衰退を意味しよう。エネルギーの枯渇でもある。
 「東海」氏の考えを借りれば、官僚のもつヒエラルキー志向(貧富差別)が日本人に蔓延したと言うことになる。(官僚はルシファー的暴力が主導的であり、アーリマン暴力を帯びている。いわば、封建的唯物論である。)
 この問題は言い換えると、日本的個の喪失の問題なのである。個であることを忌避する無意識の強制の内的メカニズムが形成されているのである。(日本の世間、即ち、同一性主義疑似共同体の問題もここにはあるが。)
 私見では、日本は70年代半ばに劇的に変化したのである。年号を言えば、1976年頃である。ここにおいて、戦後の左翼変革社会運動が終焉して、企業パラダイムが中心化し出したと思われるのである。つまり、同一性主義的資本主義パラダイムの主導化である。
 当時の私の気持ちを言えば、個的感情を失い、企業パラダイムに合わせた画一的な発想が浸透したのである。平俗に言えば、リクルート主義の発生である。そう、そこに、端的に、同一性主義の発生を見ることができる。同一性的フレームの発生である。(その頃、日本の歌謡曲も変化した。象徴的なのは、ピンクレディーである。それは、個的叙情を無くしたのである。もっとも、ピンクレディーは歌謡曲構造主義である。クラシック音楽では、カラヤン構造主義と考えられる。)
 とまれ、1976年前後が、日本の近代合理主義・近代的自我の形成期と言えるのではないだろうか。
 思うに、その形成の裏には、なにか意図的なもの、洗脳的なものがあるように感じられるのである。思うに、田中角栄氏のロッキード問題もその頃である。否、正に、1976年である。そうすると、米国の覇権の意志がそこにはたらいているということになる。高度成長を達成した日本経済を衰退させる意志がそこにははたらいているということだろう。言い換えると、究極的には、米国の同一性主義金融資本主義の意志がそこにはたらいたということだろう。それは、「ロスチャイルド」路線と「ロックフェラー」路線である。支配の意志がそこにはあり、それが、日本経済を解体させるべく画策したのではないのか。
 そう、同一性主義金融資本主義の強制がそこにあったと考えられる。それで、日本社会に個の否定とリクルート主義的画一主義が蔓延したのであり、結果、今日のハイパー近代合理主義・近代的自我の狂気・暴力が帰結したと考えられるのである。
 どうやら、これが、正解であるようだ。単に、戦後の「連合国」による洗脳だけでなく、1976年前後の米国の同一性主義金融資本主義による洗脳が、今日のハイパー近代合理主義・近代的自我をもたらしたと考えられるのである。
 恐ろしき米国の意志である。それは、ユダヤキリスト教的同一性主義金融資本主義の支配意志・覇権主義なのである。
 解答が出たので、ここで留める。


参考:
2:金脈問題とロッキード事件の真相

はじめに
1:田中政治と田中の慧眼
2:金脈問題とロッキード事件の真相
3:新田中政治への期待

4:ロッキード事件とマスコミ
4-1:マスコミの専制主義
4-2:調査報道と私刑
4-3:田中元首相とマスコミ

5:ロッキード事件判決と世論
5-1:10・12判決の意義
5-2:真実に背を向ける世論の偽善
5-3:田中元首相の実像と虚像

6:第二次田中時代の展望
6-1:判決以後の政治と国民の期待
6-2:田中政治への期待
あとがき

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 金脈問題とロッキード事件は、決して無縁な事件ではなくその底流に流れるのは、三木元首相を首魁とする反田中政治勢力の田中追い落し謀略である。

 彼らは金脈問題で田中内閣を潰し、ロッキード事件田中角栄個人を血祭りにあげるべく画策し、作戦を押し進めた。

 どこまでも卑劣な彼らは、金脈問題でマスコミを味方に引き入れ、反田中、田中壊滅の一大キャンペーンを張り、田中内閣を潰した。

 金脈問題で予想を上回る成功を納めた彼らは、続いてロッキード問題をデッチあげ、反田中の攻勢を一段と強化した。

 金脈問題での反田中活動は、反田中政治勢力とマスコミ勢力の連合戦線であったが、ロッキード事件は、彼らに検察と裁判所が参加して大連合戦線を形成。田中攻勢に一段の拍車がかかった。彼らの謀略を分析すると次のようになる。

 主流の反田中政治勢力は、自民党内の反田中勢力、野党勢力と結託する一方で、米国謀略機関とも情を通 じて、政治的な田中打倒作戦を展開した。

http://www.gyouseinews.com/reference/tanaka_lockheed/tanaka_lockheed2.html

行政調査新聞


参照:
★ 2009年02月06日金曜日 9時更新

 8時段階で、ニワトリが鶏舎から出てこない。近寄っても怯えて動かない。先日の茨城沖M5.8のときと同じ反応。東関東周辺、警戒されたい。

 読者へ、この数日、「トロイの木馬」ウイルス感染が激増している。それらしき怪しげなサイトを閲覧した覚えもない。どこかに感染罠が仕掛けられているかもしれない。長野市の荒らし常習者が掲示した地震雲写真(エロ画像に埋め込み)には、いつでもウイルスが仕込まれているので、見てしまった方は、AD― AWARE2009 無償版をインストールして削除されたい。現在、この犯人を追及中だ。今は外国の架空アドレスを使っているが、元の実体アドレスも保存してあるので、調査依頼している。

● 大恐慌、淘汰の時代がやってきた!

 今年、これから我々は戦後最悪の地獄社会を体験することになるだろう。春を過ぎれば食料の輸入は不可能になり、あわてて自給農業体制に切り替えようとしても、戦後、輸出産業を最優先し、農業を切り捨ててきた政策のツケにより、農地は荒廃し、機能を回復させるのに必死に取り組んでも数年はかかることになる。
 肥料を投入したくとも、世界最大の肥料原料国、アメリカと中国は輸出を禁止してしまっている。種苗を植えたくとも、世界の種苗はすべてカーギル以下、ユダヤ資本の手にあり、種を再生産できる自然旧品種は、ユダヤ種苗産業によって駆逐され、旧来種と交雑して種が取れないものに変化してしまい、その種苗産業も輸入が不可能で倒壊するのだ。これらは、すべて淘汰のために数十年も前から計画的に仕組まれたものであった。
 空には米軍機によるケムトレイルが出現し、今は無意味で無害な航跡にすぎないが、やがて、このなかにエイズと同じように開発された殺戮兵器である新型インフルエンザウイルスが仕込まれることになるのだろう。
 「そんな陰謀など荒唐無稽であるはずがない」と勘違いしている人は、管理人掲示板に、アポロ計画のすべてが捏造でっちあげであって、人類は未だに一度も地球圏バンアレン帯を突破したことさえないという真実の証拠動画 をリンクしたので、よく見てもらいたい。

 これから、大規模な人類淘汰が始まる。これは1970年代末に、ビルダーバーグの会議場で、ユダヤ資本支配者のサミットがあり、そこで世界人口を10億人に削減するという決定がなされ、この目的のために、戦争・疫病・食料・エネルギー・経済をコントロールする計画と準備が始まったもので、いよいよ、それが実現されるのだ。
 どうして、そんな馬鹿げた空想的な陰謀が行われるのか? 彼等にとって、それはどんなメリットがあるのか? ということだが、実はユダヤ資本家たちのリーダーはロスチャイルド一族で、彼等はユダヤ教パリサイ派という宗教組織に属している。それは2600年前、アッシリアに滅ぼされたユダヤの民、バビロン捕囚のなかで生まれたタルムードという思想聖典を奉じ、それを実現するために宗教的義務を負っているグループなのだ。
 タルムードに書かれていることの骨子は、ユダヤ教徒だけが神に選ばれた優越民であって、他のすべての民はユダヤ教徒のためのゴイム(家畜)として、彼等に奉仕するためだけにある。ということで、ユダヤ教徒は、世界人民に君臨し、彼等の聖典タルムードの思想が実現する社会を作り出す宗教的義務を背負っているのだ。そして、それは2600年間かけて徐々に実現し、カネという道具を使って、ユダヤ教徒のための世界統一政府を作り出すことが究極の目的であった。

 今、起きている世界恐慌も、実は世界統一政府を作るための計画の一環で、ユダヤ教徒は金儲けなどという、みみっちい目的のために大恐慌をもたらしたわけではない。それは世界中の地域に君臨する資本家や権力を、すべての財産を奪い、一掃する目的であり、このためロスチャイルドは自分の経営していたリーマン・ブラザーズという会社を平気で潰してみせた。やがて自分たちの所有する巨大銀行、ゴールドマン・シティ・バンカメ・メリル・モルガンも、すべて潰し、これに依存して金儲けに夢中になっていた世界中の実力者を根こそぎ潰してしまう計画なのだ。
 世界中が大混乱に至り、飢えて戦争も起こり、血で血を洗う社会がやってくる。そこに救世主が登場し、世界は救われ、人類を導く素晴らしい世界統一政府が成立するという筋書きなのだ。もちろん救世主の正体はバイサイ派ユダヤ教徒なのだ。それはロスチャイルドの関係者だろう。彼はキリストを名乗るはずだ。

 この壮大な陰謀は、すでに大きな成功を収め、世界は大混乱に向かって雪崩落ちている。やがて世界は血にまみれ、もの凄い数の人たちが死ぬだろう。おそらく10億人程度しか生き残れず、日本人も4000万人以下になるだろう。
 これに対し、我々の力は微々たるもので、ほとんど太刀打ちする能力などない。恐ろしい時代がやってくる。血で血を洗う社会は目の前に来ている。

 だが、筆者は、何一つ恐れる必要はないと書いてきた。どうせ人は必ず死ぬのだから、心配しないでいい。人間が、今の人生だけでなく、実は数百回以上も輪廻転生を繰り返して、学びのために生きているという真理、死など何一つ恐れる必要はないという真理を知らせるために、すでに多くの情報が天からもたらされている。例えば、「オーラの泉」というテレビ番組で、三輪や江原、それに故丹波哲郎などは、天の計画によって、この世に与えられているものだ。
 彼等が、今の時代に登場し、それが国民的支持を受けているという事実を見て何か感じないか? 実は、似たような情報啓示は世界中でたくさん行われている。20年前までは想像もつかなかったほどだ。これらは、すべてユダヤの陰謀に対処する天の計画なのだ。

 問題は死を恐れることではない。人生のなかで何を学び、つかみ取ったかなのである。これから、おそらく7〜8割の人たちが淘汰され命を失うだろう。誰が死に、誰が生き残り、未来を切り開くのか? その条件とは何か? これが理解できれば、あわてる必要など何一つないのだ。
 それは実に単純なことだ。それは我々が生まれ、生かされ、死んでゆく、この社会のなかで、一番価値の高いものに気づくかどうか、という問題である。

 それは人情だと、タコができるほど書いてきた。人は人情によって生かされ、人情によって死んでゆく。他人のために奉仕する人生こそ最高の価値である。この原理さえ、しっかりと確認している人にとって、命など執着すべき問題ではなく、「人様のために自分の命が役立てればありがたいことだ」と喜んで死んでゆけるのだ。
 そして他人に奉仕できたという喜びの気持ちが、死後の世界に天国をもたらす。天国は自分の心が作り出すものだ。選ばれてゆくものでは決してない。死後、天国に行けるひとは、たった今、天国に住んでいなければならない。他人に奉仕することに最大の喜びを感じられる心こそ、天国の正体に他ならないのだ。

 だが、そのことが、どうしても理解できない人が存在する。自分の利益に奉仕することだけが人生の最大の価値であると勘違いしたまま、決して、その間違いに気づかない人たちだ。そんな人たちは、他人を攻撃し、その財産を奪うことだけに無上の快感を抱き、自分の倉に積み上げられた財宝、権威、権力に酔いしれ、エクスタシーに浸るのだ。
 こうして彼が死んだとき、他人を貶め、奪い、攻撃するという心を持ったまま、同じ波動の世界に向かうのだ。それが快感だからだ。これを地獄と呼んでいる。

 日本人の大多数は、残念ながら地獄に向かわねばならない。なぜなら、他人を出し抜き、自分がエラクなり、蓄財し、贅沢と見栄を競うことが人生最大の価値であると勘違いした人が大部分だからだ。
 「他人より優れた自分」を確かめることに無上の快感を覚え、学歴や財産、権力を自慢し、他人に君臨することが人生の目的だと勘違いした人たちが日本人の9割に達している。彼等はお粗末な財産を守るために、それを奪うかもしれない追い詰められた人たちを死刑で殺せと要求している。その間違いを説得したり、追い詰められた人たちを救おうとは決して考えないのだ。だから、彼等は地獄へ向かうしか道がない。

 50年前から学歴差別社会が始まった。「自分の方がいい大学」などと密かに自己陶酔したがる人たちは、残念ながら淘汰されるしかない。他人を純粋な気持ちで助けようとせず、まず自分の利益を優先させる思想では、決して他人と一心同体の生活はできない。
 だが、この大混乱、地獄社会を生き抜く唯一の武器が、「みんなで助け合う」という思想なのだ。
 「他人の利益に奉仕することが一番素晴らしい人生」という価値観を持った人だけが助け合うことができ、共同体を作って力を合わせて生き延びることができるのだ。他人を出し抜いて自分だけトクしようと思っている人は、他人は利用対象にすぎず、だから決して無償の共同行動をすることはできず、したがって孤立し淘汰されて死滅する運命だけが約束されているのだ。

 大恐慌がやってくる。すべての財産が無価値になる。生き延びる唯一の手段は、他人のために奉仕しようとする思想であり、他人にすべてを与えることである。それだけが自分を救うことになるだろう。それが分からなければ、人を小馬鹿にしながら、地獄に向かうしかないのだ。その最期は、本当に自分を助けてくれる人情・愛情・友情が無価値なガラクタに見え、地獄のはるか底に見える金塊に向かってダイビング自殺してゆくことになるだろう。

■ 振り込め詐欺、振り込み抑制対策で次々に逮捕

 【神奈川県警は5日、自称、川崎市多摩区宿河原、大学1年高橋雅也容疑者(20)を詐欺未遂容疑で現行犯逮捕した。 鎌倉市内の男性(67)に、振り込め詐欺の電話にだまされたふりをしてもらい、高橋容疑者を取り押さえた。 発表では、高橋容疑者は、4日と5日に数回、男性宅に電話をかけ、息子を装い「会社の金を使い込んだ。150万円を用意してくれ」などと言って現金をだまし取ろうとした疑い。 男性には、息子がいないため、鎌倉署に通報。男は、バイク便で東京都渋谷区の公園前に現金を運ぶように告げたため、バイク便のドライバーになりすました機動捜査隊員ら約20人が現場に向かった。 高橋容疑者は「渋谷で会った中国人に、3万円もらう約束でお金を取りに来ただけ」と供述している。】

● 振り込め詐欺に対する警戒が強まり、現金の直接受け渡しが増えた結果、犯人が逮捕されるケースが増えている。しかし、筆者は、これから警察に拠らない犯人の逮捕と凄惨なリンチが増えるものとみている。社会全体の命の値段が極端に下がっている。みんなが怒っている時代に、こうした犯人が民間で捕捉されたなら、どういう運命が待ちかまえているか? 恐ろしい結果がもたらされるだろう。それは目を背けるようなリンチ殺人になるにちがいない。
 これから殺人・強盗・強姦などの犯罪が、かつてないほど激増するだろう。巷でホームレスをするより、人を襲って逮捕された方が、はるかに安全で良い暮らしが保証されるのだ。飢えることがないというのが一番大きいので、追い詰められた人たちは犯罪に向かうしかない。どんなに死刑を増やしても無駄だ。
 だから、筆者は、犯罪者をただ一カ所の更正施設に隔離して、実効性のあるリサイクル生産施設・刑務所を設けよと主張してきた。一カ所にするのは国民の監視を集中し、人権侵害が起きないようにするためである。それは日本海の孤島がふさわしく、リサイクルと畜養漁業で国民生活に寄与させなければいけない。詐欺師たちは、他人から巻き上げたカネを働いて返させなければいけない。
 すべての詐欺師たちは、これから真の地獄になる。凄惨なリンチを受けることになり、それがイヤなら絶海の孤島でだまし取ったカネを働いて返すのだ。そうすれば自分の罪の重みを実感できることだろう。命も安全だ。

■ 「かんぽの宿疑惑」 命令者は竹中平蔵と証言

 【かんぽの宿売却「責任者は竹中氏」総務相かんぽの宿売却「責任者は竹中氏」総務相  国会では5日、衆議院予算委員会が開かれ、民主党は「かんぽの宿」が売却されることになった経緯が不透明だと追及した。民主党は、「かんぽの宿」について、04年には「あり方を検討する」としていた基本方針が、なぜ翌年には「5年以内の売却」に変わったのかをただした。
民主党川内博史議員が「誰がどの場で検討し、どのような経緯をたどってこの法律案に至ったのか」と質問したのに対し、鳩山総務相は「当時の郵政民営化担当相は竹中平蔵氏で、責任者としては、当時の竹中担当相」と述べ、竹中氏が責任者であることを明らかにした。これに対し、答弁に立った郵政民営化準備室長は「竹中氏が当時どういう指示を出したのか、あらためて回答する」と述べるにとどまった。一方、日本テレビは「日本郵政」が「かんぽの宿」の入札から落札までの経緯をまとめた資料を独自に入手した。資料によると、当初、入札には27社が参加したが、最終的には「オリックス不動産」と「ホテル運営会社」の2社に絞り込まれ、オリックス不動産がホテル運営会社の61億円を上回る109億円を提示して選ばれたという。鳩山総務相は、この内容についても「売却の経緯が不透明だ」としている。(日テレNEWS24 02/05 13:03)】
http://www1.odn.ne.jp/~cam22440/yoti01.htm
東海アマチュア無線  地震予知研究会