価値観の転換を!!!:自我権力主義から差異対創(差知)主義へ

今日の日本の政治は、一種小泉ファシズムである。日本の絶滅の危機である。郵政民営化等の問題点はすでに多くの者が指摘しているので、ここでは言わないし、私の役割でもないだろう。私は根本的な問題点を指摘したい。このような政治を生んだのは、多くの日本人の価値観に誤りがあるからではないかと思う。一言で言えば、父権的価値観を肯定していることである。女性より男性の方がすぐれているという観念である。。これが、私見では、誤りである。「すぐれた」男性の能力は、自我主義的な知、エゴイズムの知であるから、社会性に向いていないのだ。私利私欲のために適した能力である。近代はそのようなものであった。そして、父権的価値観を問題視しないでいたため、現状のようなファシズムを生んでしまったと思う。父権的価値観は、民主主義にあわないのであるし、これは、破滅路線である。(ブッシュもそうである。)これは、御陀仏路線である。日本人の多くがもつ父権的価値観をいったんエポケー(現象学的還元、つまり、一時的ストップ)して、オールタナティブなパースペクティヴをもつ必要がある。そう、マッチョな自我の声ではなくて、自然のような差異の声に耳を傾けてみるのだ。そうすると、違う現実が見えてくるだろう。自我権力の御陀仏絶滅路線ではなくて、差異対創(共創と言ってもいい)の活性生存路線が見えるだろう。