特異性の起源と差異天使資本主義

天使ガブリエル

[不連続的差異論] 特異性の起源と差異天使資本主義


私は、先に、特異性は差異を基盤にすると考えた。しかし、どうだろうか。精神と身体との共立態である自己の特異性とは、差異だけに基盤があるのだろうか。差異が身体に関わるならば、特異性は、精神にもその基盤があるはずである。それは、イデア界で言えば、差異の境界である。すなわち、差異/境界が特異性の基礎となると考えられる。つまり、イデア界が、差異平面が特異性の原基ということである。そう、特異性とは、単に普遍的であるのではなくて、つまり、単に一普遍的であるのではなくて、イデア界総体において普遍的、つまり、総合的普遍性をもつということになろう。カオスモス的な特異性である。
 ならば、差異資本主義とは、メディア界的経済であり、現象界をイデア界化するものだと言えよう。近代的資本主義とは正反対の方向性をもつのだ。後者は悪魔的であった。差異資本主義は、天使的資本主義である。


画像:天使ガブリエル
参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%AB
「天使ガブリエル


 「福音」とはギリシャ語で「エヴァンゲリオン」と言い、「喜ばしき知らせ」という意味です。普通、教会がハリストスを世に伝えることを「福音」といいますが、正教会では天使ガブリエルがマリヤに受胎告知したことも「福音」と呼びます。イコンの中のガブリエルは、右手をマリヤに向けて、今まさに「福音して」います。左手には長い棒をもっていますが、これは、権威を委託された者つまり神から遣わされた者としてのシンボルである笏です。ガブリエルの外衣の緑色は、その福音の中で言及された神・聖神゜の力を想起させます。」
生神女福音祭のイコン」から
http://www.sutv.zaq.ne.jp/osaka-orthodox/icon/shousinjofukuinsai.htm