有利子/マイナス利子相補通貨体制、市場経済と不連続的差異通貨「ら

[経済] 二つの差異通貨:有利子/マイナス利子相補通貨体制


有利子通貨は差異の新たな連結を生み、新価値を創造する。しかるに、それは、連続同一性資本に転化するのである。だから、これとの均衡を取るために、マイナス利子通貨の使用が必要となるのである。これで、メディア界のゆらぎが相補的に表現される。いわば、下降と上昇とのバランスをとるのである。すなわち、新たな価値創造としての有利子差異市場経済と価値の消滅としてのマイナス利子差異市場経済である。だから、まとめると、有利子/マイナス利子差異相補通貨市場経済体制となるのではないだろうか。ライブドアは、前者の指向である。これに対して、後者が相補するのである。



[不連続的差異論][経済] 市場経済と不連続的差異通貨「らせん」


これも思考実験であるが、不連続的差異通貨「らせん」〻を市場経済において使用したらどうなるだろうか。すなわち、消滅貨幣・減価通貨を市場経済で使用するのである。製紙工場を経営しているとしよう。材木を、一本5万「らせん」〻で購入する。(「らせん」〻は、一ヶ月で、5%減価するとしよう。)材木業者は、5万「らせん」〻を放っておくと、一ヶ月後には、47,500「らせん」〻になる。どんどん、目減り、消滅していくのだ。貯蓄しても同じことだ。成長どころか、アリスのように小さくなっていく。減少、減衰である。だから、なにか成長させなくてはならない。そうだ、植樹しよう。ということで、木を植える。すると、はげ山が森林の山へと変ずる。
 後で、もっと検討しよう。