経済成長から共生経済へのコペルニクス的転回

[経済][叡智学] 経済成長から共生経済へのコペルニクス的転回

共生主義が、普及し、人々の共通の理念になり、日常生活において実践行為化されてゆくと、共生経済のための必要な共生交換のシステムが望まれるようになるだろう。まだまだ、成長、発展、拡大の経済理念(資本主義)に、囚われている。差異共生は、実は、真の創造的エネルゲイアをもっているのであり、差異それぞれの能力を活かしめるものである。差異共生経済へのパラダイム・シフト。日常において、共生主義を実践すれば、生活、職場、社会は少しずつ改良/革新されるのである。そして、差異共生主義の理論的基盤として、不連続的差異論があるのである。これは、人々、社会、自然の幸福をもたらす考え方である。人々を差異のままつなぐ理論であり、人々、社会、自然のつながりを新たにもたらす思想である。生命歓喜の思想でもある。また、宗教はこれにより、差異化されて、人を惑わしたり、騙したりするものではなくなるだろう。宗教とは、イデア界の強度がもたらすものと言えようが、その観念表象を絶対化してしまい、反動暴力化すると言えよう。


cf. NHK人間講座 内橋克人「「共生経済」が始まる〜競争原理を超えて」
http://www.nhk.or.jp/ningenkoza/200502/tue.html
http://books.rakuten.co.jp/mcc/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=1759562