父権と天地:母権的太極・陰陽宇宙観から父権的二項対立ヒエラルキー

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父権と天地:母権的太極・陰陽宇宙観から父権的二項対立ヒエラルキー宇宙観への転回:天照御大神大復活


テーマ:無双PS原理


三つ巴と無双PS原理:無双PS原理から三つ巴を説明する:東洋母権文明と西洋父権文明
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先に以上のように、無双PS原理ガウス平面を作図したが、父権の位置が「地」であり、明らかに、伝統的な、父権の位置である「天」ではないのは、当然、問題であるので、ここで、父権と天地との関係を検討したい。
 思うに、父権を「地」に置くのは、本質を突いているのではないだろうか。一般には、確かに、「天にまします我らの父よ」であるから、「天」に「父」が存するのである。
 いったいどうして、「天」に存するはずの「父」の本来の位置が「地」なのか。
 また、地母神からわかるように、「母」は「地」へと定置されるのであるが、無双PS原理からは、「母」はMPとなるのである。
 結局、無双PS原理からは、伝統的な「父」と「母」のポジションは間違っているということになるのであるが、その原因は何か。
 父権化とは、既述のように、陽・凸i=自己への傾斜力学である。つまり、自己同一性から、連続的同一性、自我同一性主義へと転化するのである。
 このとき、太極・MP・霊愛は否定・抑圧・排除・隠蔽される。太極の元太陽(天照御大神)が隠蔽される。そして、陽・凸i=自己=「地」による、陰・凹 i=他者=「天」への連続的同一性化が生起するのである。陰・凹i=他者=「天」は陽・凸i=自己=「地」に取り込まれるのである。
 言い換えると、陽・凸i=自己=「地」は、陰・凹=他者=「天」を簒奪し、自身を後者に対して、優位に置くのである。
 言い換えると、陽・凸i・自己・「地」は自身を「天」にすり替え、自身を優位とし、同時に、陰・凹i・他者・「天」を「地」にすり替え、それを劣位とするのである。
 問題の表象は太陽である。太極・MPは元太陽・原太陽であり、これが、母権・女神文明の中心表象であるが、同時に、陰・凹iにおいては、現象太陽が、陽・凸iには大地が存するのである。【そう、母権・女神文明のエジプト神話のヌト(女神:天)とゲプ(男神・地)の配置を想起するといいだろう。】
 陽・凸i・自己・「地」の傾斜力学(父権主義)は、自身を現象太陽と一体化し、「天」と優位化し、そして、排斥した陰・凹i・他者・「天」を、「地」へと劣位化すると考えられる。つまり、父権主義は、所謂、二項対立のヒエラルキーを構築するのである。
 そして、これが一神教、西洋文明の本質力学である。
 つまり、父権文明においては、母権文明のもっている太極・陰陽構成が転倒・倒錯されて、逆転されているのである。簡略して言えば、「地」が「天」となり、「天」が「地」となり、それまでの一元的陰陽極性主義が二項対立的ヒエラルキーへと転換されたのである。換言すれば、一元的陰陽極性論から二項対立的二元論へと転換されたのである。
 この父権主義の帰結の一つが一神教であるが、ユダヤ教からわかるように、実は、古い母権主義の意味合いを残してはいるのであるが、この点は、ここでは詳述しない。
 さらに、この帰結の一つは西洋文明である。それが、今日の悪霊的な金融資本主義を生んだのである。
 しかしながら、今や、新母権的な転回が、根源的に、為されていると考えられる。そう、否定・抑圧・排除・隠蔽された太極・MP・霊愛の原点が新たに開かれたのである。天の岩戸の再開化である。
 新たに、天照御大神が御出現されるのである。新御来光である。天照御大神の大復活である。



   <無双PS原理ガウス平面>

  陰・凹i(-i)・光子:「天」:他者:空間形式
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−1_____太極・MP・母権______+1
無機物          |           有機体・生命体
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陽・凸i(i)・重力子:「地」:自己:時間形式:父権


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■ゲブとヌト

ゲブは大地の神、ヌトは天空の女神です。この兄妹は夫婦となり、最初は隙間なくくっついていましたが、父のシュウ(空気)によって引き離され、現在の姿になりました。ゲブはヌトに少しでも近づこうと山々を作り出しました。夫婦は、オシリス、イシス、ネフティス、セトをもうけます。

図は、横たわったゲブ(大地)の上にシュー(大気)が立ち、ヌト(天空)を支えている姿です。

http://www.gregorius.jp/presentation/page_13.html