自然界の霊美性とベクトル・モード:レオナルド・ダ・ヴィンチのスケ

画像付きは以下で見られたい。
http://ameblo.jp/renshi/entry-10776192796.html


自然界の霊美性とベクトル・モード:レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチの影像とMP Shadow


テーマ:精神的フィルターとVector Mode


Kaisetsu氏のベクトル・モード論によって、黄金比をもつ自然美が解明された。
 思うに、自然には、たとえば、樹木の様態には、美があるのだが、そこには、生命の力、生命の渦、生命の影が潜んでいると思う。レオナルド・ダ・ヴィンチの風景のスケッチには、それが捉えられていると思う。また、水墨画も本来、そのようなものであろう。
 思うに、ベクトル・モード的美を産み出す潜在力があると考えられる。それは、当然、Media Pointである。これが、樹木や鳥の形姿等に潜んでいるということになるが、決して不可視ではなく、直感されるものだと思う。ただ、影、陰影的である。やはり、凹iに関わるのだろう。
 光の像とは異なる影の像があるのである。とりあえず、Media Point Shadowと呼ぼう。絵画はこれを描く必要があるだろう。それを入れれば、力のある描像になるのである。言い換えると、「気」を描き入れるのである。
 とまれ、これは、ベクトル・モードを形成する根源の映像的な力である。ゲーテが言った原植物のようなものに通じるかもしれないが、私が言いたいのは、なんらか可視的な影像となっているのであり、その様態の力学とその数式化を考えたいのである。
 思うに、それは、ベクトル・モードそのものかもしれない。何故なら、ベクトル・モードが物質化したものが現象であるからである。
 私には、それは、暗く渦巻いているようなものに感ぜられるのである。だから、ベクトル・モードでいいのかもしれない。(ならば、Vector Mode Shadowである。)
 そうすると、その影像性とはどういうことなのか。陽の光と陰の光の共振した「光」、二重光をもつのではないだろうか。
 あるいは、気と言ってもいいだろう。気の光、気の影像である。それが的確のようである。
 そう、通常の光とは別に、気の光があるのである。それが、自然の現象体に内在しているということではないだろうか。
 気の光、気の影像である。イタリアとは、東洋的であり、ダ・ヴィンチが気の影像を描き込んでも不思議ではないのである。 
 因みに、映画監督のルキノ・ヴィスコンティの映像にも気の影像が色濃く表れていると思う。それは、垂直的なのである。あるいは、心的深さである。



Star of Bethlehem and other plants
1505-07
Pen and ink over red chalk on paper, 198 x 160 mm
Royal Library, Windsor

http://www.wga.hu/frames-e.html?/html/l/leonardo/
上画像をクリックすれば拡大します。
LEONARDO da Vinci
Italian painter (b. 1452, Vinci, d. 1519, Cloux, near Amboise)

* Paintings until 1480
* Paintings in the 1480s
* Paintings in the 1490s
* Late paintings (1501-20)
* Copies and workshop works
* The Battle of Anghiari
* Studies to paintings later executed (page 1)
* Studies to paintings later executed (page 2)
* Studies for the Last Supper
* Head studies
* Various studies
* Anatomical studies
* Studies of nature
* Drawings of engineering themes
* Maps
* Architectural studies
* Sculptures and studies to sculptures

http://www.wga.hu/frames-e.html?/html/l/leonardo/


参照:
レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチ
現在、六本木ヒルズダ・ヴィンチレスター手稿が公開されているのは皆さんご存知でしょうが、これは知ってました?

大英図書館所蔵の「レオナルド・ダ・ヴィンチのスケッチ」がネット上で閲覧できます(不思議の国のアリスも)。観てみれば、すぐ分かりますがこれがなかなかスゴイ!! 何がすごいかというと、全体像以外に拡大して部分が見れるのは普通ですが、あの鏡文字が読める。ミラーというボタンがあり、それを押すと反転して表示されるんですよ〜。これはちょってとした感動もの。

まあ、反転して文字として分かっても、言葉が分からないから正確には読めないんだけどね(苦笑)。でもでも、鏡文字ってのが実感できます。無料ですし、私のようになかなか行く機会の無い方は、是非お試しあれ! なかなか楽しいですよ〜。

以下のURLで”SKETCHES BY LEONARDO”と書かれたところをクリックして下さいね。
http://www.bl.uk/onlinegallery/ttp/ttpbooks.html

そして回線速度を選べばOKです。そういえば、先日HOTWIREDの記事で「インターネットは貧者の娯楽」と書かれていましたが、なんか実感してしまった。昔はステンドグラスが文字の読めない民衆にとっての聖書であり、「貧者の聖書」と呼ばれてましたが、なんか似てません? ふと、思っただけなんですけどね・・・。素直に技術の恩恵と思えばいいのですが。
http://library666.seesaa.net/article/8700989.html
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