母権的天孫降臨民族?:二つの母権主義:旧母権と新母権の統合

母権的天孫降臨民族?:二つの母権主義:旧母権と新母権の統合


テーマ:日本伝統文化:神話・宗教祭礼・民俗・芸能


以下のKaisetsu氏の倭人考察から考えると、天孫とは、母権的民族であり、それは、扶余/ケルト民族の可能性が高くなった。
 考えてみれば、天孫降臨は、天照大神が支配するのであり、それは、母権主義である。
 では、記紀等の日本神話の意味は何かということになる。私見では、この問題は、歴史学、神話学、文化人類学、文化史学等が、まったく答えていないものである。
 直観では、二つの母権主義があるのである。一つは、旧態の母権主義であり、停滞的である。もう一つは、父権主義に影響されて、覚醒した母権主義である。つまり、Media Point的母権主義である。
 扶余/ケルト民族的な母権主義は、後者であったと思う。即ち、古代日本において、扶余/ケルト民族が、停滞した母権主義を新生させたと推測される。
 つまり、二つの母権主義が古代日本を形成したのである。当然、ここには、父権的志向があるのであるが、基本は母権主義である。
 正に、Media Point的均衡が生まれたと思う。


追記:日本における、失われたイスラエル十支族の影とは、正に、新母権における父権的要素ではないだろうか。
 そうすると、扶余/ケルト民族とは、既に、原トランス・モダン民族・文化ということになる。


追記2:HEX氏のいうシュメール神話の太陽神アンであるが、それは、ケルト神話のトゥアッハ・デ・ダナンに似る。
 どうも母権的であるが、勇武の精神をもっていた民族が古代に存していたのではないだろうか。思うに、アマゾネス(アマゾン族:アマ[⇒天]・ゾン[⇒孫]族⇒天孫族?)はその名残ではないだろうか。
 そう、母権的でありながら、父権民族の影響下において、勇武が賦活された民族ということである。いわば、母権的父権的民族である。


倭人の本来の漢字は「娲人」であり、天孫である意味である。 | 『海舌』 the Sea Tongue @ Kaisetsu with Archaic smile
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参照:


古社と社紋、ミトラ・バール信仰の考察
古社と社紋、ミトラ・バール信仰の考察
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(シ)ュメールは人類最古の(高度)文明といわれる。(B.C.8000〜B.C2000頃)

シュメール神話の太陽神アンは、16弁菊花紋を象徴とし、天皇家と同じである

アンの子、エン・リルは、牛の角を持つ世界を統べる神であり、太陽神にして大気神であった

大気神とは風の神であり、力の象徴にして、軍神である

エンリルが元となってミトラ多神教のミトラ神(牛の角を持つ)が生まれ、オリエント中に広まり、やがて世界中に伝播する

ミトラ神を主神とするミトラ多神教は、B.C.1550頃ミタンニ王国(メディア帝国)で成立し、やがてペルシア帝国の守り神、ミスラ(アスラ)となる。

ミトラとその兄弟インドラ、ヴァルナなどはアフラ(アスラ)と呼ばれる神族。

ミトラ≒アフラマズダはインドの悪神アスラ(アシュラ・阿修羅)になり、インドラが転化して帝釈天に、(インドラの性格を元にシヴァ神を創造)、ヴァルナ神は天空神にして司法神となる。

インドにおいて、仏陀〔釈迦)はヴァルナの生まれ変わりとされ、寺院には多数その意味の絵画・壁画がある

仏教は、ヒンズー教の内数とされ、いわば一宗派、ヒンズー系新興宗教の扱いである

その為、戦後の独立時、国の宗教をヒンズーと定めた時、仏教徒は、追われる事がなかった。


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