物質的身体形成エネルギーと精神的エネルギー:フェルミオン型とボソ

物質的身体形成エネルギーと精神的エネルギー:フェルミオン型とボソン型:半整数スピンと整数スピン


テーマ:自己認識方程式(凸i)*(凹i)⇒+1


差異(精神)から同一性(物質)へと変換する連続的エネルギーとそれを切断することから生起する不連続的エネルギーのことをこれまで述べてきた。
 しかしながら、物質的身体を形成するエネルギーは連続的エネルギーであり、もし、すべてのエネルギーが不連続化されたならば、人間は死ぬであろう。(言い換えると、死とはエネルギー全体の不連続化であると言えよう。)
 だから、物質的身体を形成する連続的エネルギーと精神の独立・自由を形成する不連続的エネルギーを区別することができる。
 では、その区別をどう力学的理論化できるのだろうか。問題は、MP総体が連続化(同一性化)されること、言い換えると、MPの精神や心魂が同一性化(物質化・世俗化)されることが問題なのである。
 つまり、こういうことだろう。出生後、乳児・幼児・小児は、物質的身体器官の形成の過程に入り、そこで、精神・意識は物質的器官化されるのである。これが、連続的同一性過程である。即ち、凸i*凹i⇒+1である。つまり、+1の物質的身体器官に精神(凸i*凹i⇒)が嵌入されるのである。端的に、精神の物質化である。
 しかし、精神は精神であり、物質ではないのである。物質ではない精神が物質化されるのであるから、ここには、大矛盾があるのである。
 精神は物質的身体的感覚器官に変換するのであり、この同一性的器官にいわば、妥協するのである。正確に言えば、Media Pointの実軸における同一性変換は実質的なものであり、そこで、精神は同一性化されるのであり、それは、積極的なものである。
 しかるに、同一性化されない精神(凸i*凹i)が当然、「実存」(虚存?)するのである。(追記:以下の視点に加えて、幼児・小児・児童に対する精神文化教育の必要を強調しないといけない。そこには民族文化教育も入る。当然、それは、精神科学的な教育である必要がある。PS理論はこの点で定礎となるものである。)
 ここで、私は、先に区別した、素粒子論を敷延した、精神のボソン・タイプBoson Type: BT(「光」タイプ)とフェルミオン・タイプFermion Type: FT(「闇」タイプ)の視点を導入したいのである。
 即ち、精神は二通り、二種類あり、フェルミオン・タイプFTが、同一性化するのであり、ボソン・タイプBTが、Media Point、ないしは、本源的精神として、存すると考えられるのである。
 ここで、シュタイナー精神科学の視点を借りると、フェルミオン・タイプFTはエーテル体(「気」)に、ボソン・タイプBTは自我体*アストラル体(凸i*凹i)に相当すると考えられる。
 この「精神的素粒子」の二元性ないし二重性によって、精神⇒物質という謎の説明ができると考えられる。
 結局、根源的精神凸i*凹iの二種類の回転、整数スピンと半整数スピンによって、知的生命体、精神的身体が形成されると考えられるのである。
 ということで、本題にもどると、連続的エネルギーとは、フェルミオン・タイプに拠るのであり、不連続的エネルギーとは、ボソン・タイプに拠るということになる。だから、本来的には、人間の認識は、物質と精神の調和が可能である。そして、それが実現した時代が、過去の女神の時代、新石器時代あるいは青銅器時代であると推察される。
 しかしながら、父権的世界が誕生すると、その調和が破壊されて、フェルミオン・タイプに傾斜したと考えられるのであり、その究極が一神教であり、その帰結として、今日のグローバルな超巨大金融資本主義があると言えよう。
 では、フェルミオン・タイプへの傾斜とは何を意味するのか。これは、明らかに、不均衡である。ボソン・タイプをなんらか抑圧するメカニズムが生じたと思われる。
 シュタイナー精神科学では、それが悪魔とされている。アーリマンとルシファーである。同一性の悪魔は前者である。ゾロアスター教で言えば、アンラ・マンユである。
 この説明であるが、これは、陰陽の変動を考えればいいのではないだろうか。つまり、陰陽は常時、円環的に変動しているのであり、陰から陽へ、陽から陰へと変動しているのである。
 つまり、陰から陽へと傾斜したときが、フェルミオン・タイプが増加・拡大するのであり、その結果、ボソン・タイプを支配するようになったと考えることができる。
 しかしながら、陰陽宇宙は常時、円環的に変動するのであるから、陽から陰への転換が生じることになるのである。そうすると、今度は、ボソン・タイプが増加し、フェルミオン・タイプの支配を打破すると考えられるのである。いわば、「光」が「闇」を打ち負かすのである。
 思うに、リーマン・ショックとは、フェルミオン・タイプの極大点であり、今や完全に、ボソン・タイプが増加する時代、トランス・モダンの時代に突入していると思われるのである。螺旋的回帰と言えよう。
 日本は、未だに、時代錯誤、倒錯的なフェルミオン・タイプが支配しているのである。これは、当然、逆行・反動・退化であり、その継続的支配は日本の滅亡である。
 新たな天照の時代へと踏み込む必要がある。内的太陽を復活させる必要があるのである。
 

 

 
追記:天照大神、内的太陽の復活の端緒とは如何なるものであろうか。
 思うに、瞑想的に心の海に潜水して、心のマグマ(肚)に触れることである。それが、dark sunである。それは、遍在している超巨大根源的エネルギーである。それに打ち当たると、精神的核融合を起こすのである。それが、天照大神の復活であり、内的太陽の新生である。


追記2:スピンの問題であるが、上記では、双極子を根源として論究している。それが半整数スピンならば、(n+1/2)π回転であり、⇒+1となり、整数スピンならば、nπ回転であり、双極子が再帰すると考えている。


参考1:
素粒子
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』
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曖昧さ回避 この項目では、物質を構成する最小の単位について記述しています。その他の用法については「素粒子 (曖昧さ回避) 」をご覧ください。


物理学 において素粒子(そりゅうし)とは、物質 を構成する最小の単位のことである。

最小の単位であるということは、それより小さな存在がないということであり、従って内部構造を持たず空間的な大きさを持たない・または空間・長さ自体が最小単位の大きさ(空間最小単位の候補の例としてはプランク長 等)とされるのだが、超弦理論 においては全ての素粒子は有限な大きさを持つひもの振動状態であるとされる。

現在のところ物質を構成する素粒子と考えられているものは、クォークレプトン である。だが、これらに内部構造が存在することが発見されれば、その内部構造を構成するもののほうが素粒子と呼ばれ、クォークレプトン素粒子ではないということになる。クォークレプトンの大きさはわかっていないが、仮に有限の大きさがあるとしても陽子 のスケールにおいても点とみなすことができる大きさである。

たくさんの粒子が、実は自然界にそのまま安定的に存在しているわけではないので、宇宙線 の観測や加速器 による生成反応により発見・研究された。素粒子の様々な性質を実験で調べ、それを理論的に体系化していくこと、及び理論的に予言される素粒子を実験で探索していくことが、素粒子物理学 の研究目的である。
素粒子の分類 [編集 ]
ボソン (ボース統計に従う粒子) [編集 ]

* ゲージ粒子 - 素粒子間の相互作用(力)を伝搬する粒子
o 光子 - 電磁気力 を媒介する
o ウィークボソン - 弱い力 を媒介する。 W+, W−, Z0 の3種類。
o グルーオン - 強い力 を媒介する。8種類存在する。
o 重力子 - 重力 を媒介する(未発見)。
* ヒッグス粒子 - 粒子に質量 を与える(未発見)。

フェルミオンフェルミ統計に従う粒子) [編集 ]

* レプトン (6種類)
o 荷電レプトン - 電荷 −1 を持ち、それぞれに反粒子 が存在する。
+ 電子 - 原子 の構成要素として一般に良く知られる。電子の反粒子陽電子 と呼ばれる。
+ ミュー粒子
+ タウ粒子
o ニュートリノ
+ 電子ニュートリノ
+ ミューニュートリノ
+ タウニュートリノ
* クォーク - ハドロン の構成要素とされる(6種類)。
o 上系列 - 電荷 +2/3 を持ち、それぞれに反粒子 が存在する。
+ アップクォーク
+ チャームクォーク
+ トップクォーク
o 下系列 - 電荷 −1/3 を持ち、それぞれに反粒子が存在する。
+ ダウンクォーク
+ ストレンジクォーク
+ ボトムクォーク

クォークレプトンの分類表 [編集 ]

クォークレプトン は以下のように、世代によって分類される。傾向として、世代数が大きいほど質量が大きいとされている。
電荷 第1世代 第2世代 第3世代
クォーク

  1. 2/3 アップクォーク (u) チャームクォーク (c) トップクォーク (t)

−1/3 ダウンクォーク (d) ストレンジクォーク (s) ボトムクォーク (b)
レプトン
−1 電子 (e) ミュー粒子 (μ) タウ粒子 (τ)
0 電子ニュートリノ (νe) ミューニュートリノ (νμ) タウニュートリノ (ντ)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B4%A0%E7%B2%92%E5%AD%90


参考2:
素粒子とは何か CommentsAdd Starwacking 49Fenette

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予定が詰まるとこれだから困る。「今日こそは書こう」「いや、これを終わらせてから」と、ネタがガリレオ 温度計のように浮かんでは沈みはや2週間が経過した。*1

ぷよぷよ のしょぼしょぼ対戦動画をあげる。」「ノーベル賞 の続き:素粒子 って何?」「水星 探査機メッセンジャー が世間的に無視されている件」「テトリス でひとり宇宙人いるよね」とオプション はいろいろあるが、とりあえず世間の話題から消えうせた感のあるノーベル賞 の続き。
素粒子 の大きさと位置づけ

現時点で我々が実験的に確認している限りの範囲で、「素粒子 」は私たちの世界を構成する基本要素だ。それは力であり、物質であり、その振る舞いは素粒子 のもつ基本的な対称性によって説明される。

素粒子 は限りなく小さい。標準理論では大きさがゼロで構造をもたない点粒子として計算される。また実験上も完全な点とした模型からのズレは確認されていない。ZEUS実験では仮に大きさが存在したとしても、0.74E-18[m]よりは小さいことが確認されている。これはクォーク がせいぜいで水素 原子 の1億分の1以下であることを意味する。1億倍というのはだいたいCD-R と地球 の差に相当する。

クォーク の大きさに関する実験:横軸は加速器 での衝突エネルギー、縦軸は点粒子模型からのズレ:クォーク に内部構造があると値が1から外れる。下に曲がっている青い曲線は0.74am(アトメートル)の直径を仮定したときのズレ

素粒子 の種類

素粒子 が何種類あるかについては数え方によって答えがいくつかある。カラー(色荷)の違いを別カウントにするか、左巻きの電子と右巻きの電子を別にするか、粒子と反粒子 を区別するかといった数え方の流儀による。カラーだとか巻き方については後ほど。

素粒子 はまず大分類として、ゲージ粒子 (力の粒子)と物質粒子が存在する。

物質粒子はクォークレプトン という2種の粒子に大別される。クォーク原子核 の奥に引きこもっているインドア派、原子核 の構成メンバーである陽子や中性子 あるいは中間子 をつくっている材料だ。レプトン は電子やニュートリノ のようにわりと外で遊びまわっているアウトドア派だ。原子核 を10mの家にたとえると、電子は日本列島 ぐらいの範囲が生活圏でこの生活圏を原子 という。日雇い でエネルギーをもらって原子 同士をくっつけたり切りはなす仕事をしている。ニュートリノ は宇宙のどこかをふらついている、仕事はたまにする。他の物質と会っても挨拶しないで素通りする。

ゲージ粒子 は力を媒介する粒子だ。ゲージ粒子 は、自然界を支配する4つの基本的な相互作用に対応して4種類存在する。

1. 光子(電磁気 力):原子 をつないだり、磁力だったり、電化製品を動かしたり忙しい。電荷に対して働く力。化学反応 もキーボードを押す力も電磁気 力のひとつの形だ。
2. グルーオン (強い力):クォーク 君の引きこもり パワー。原子核 の中にウヨウヨいて内弁慶 だが滅茶苦茶強い力だ。家出しようとするクォーク を恐ろしい形相で原子 の1/100000という狭い家に押しとどめる。電荷 に似た「色荷(カラー)」という量に対して働く力、カラーを持っていないレプトン は感じない。カラー(色荷)はR・G・Bの3種類存在して、1種類しかない電荷 よりすこし複雑な力だ。
3. Z/Wボゾン(弱い力):素粒子 をほかの素粒子 に変える。この世界は核反応で元素 レベルで移ろいゆく。ときどきしか仕事しないが重要な力だ。u・d・t・s・eといった素粒子 の状態(これをフレーバー という)を引数 にして働く。フレーバー は上の表にあるとおり、クォークレプトン で6種類づつ存在する。
4. グラビトン (重力):星々をつなぎとめる。ドバイ と恐竜 の敵。未発見。質量(広義にはエネルギー)に対して作用する。

リストアップするとこんな感じ。一番有名なのは電磁気 力をつかさどる光子だろう。光も電磁気 力も我々に身近な存在だ。

今までのまとめ:素粒子 にはゲージ粒子 (力の粒子)と物質粒子の2種類があり、物質粒子はクォークレプトン の2種、ゲージ粒子 は4種存在する。

素粒子 の間に働く力

力はゲージ粒子 によって媒介される。

「力の粒子」ってなにそれ?という疑問についてだが、「力」というものをミクロのレベルまで突き詰めてみると、素粒子 レベルでの運動量(エネルギー) の貸借に還元できる。素粒子 が他の素粒子 に運動量を譲渡することで互いの運動(量)が変化する。このとき運動量やエネルギーの決済に用いられる証券 が「ゲージ粒子 」だ。

力の種類(ゲージ粒子 の種類)、つまりエネルギーの決済方法は前述の通り4種類ある。


http://d.hatena.ne.jp/active_galactic/20081029/1225217750
Active Galactic : 11次元と自然科学と拷問的日常