シュタイナー・「ガイスト」科学とPS理論:霊界/魂界/物質界:MP1/MP

シュタイナー・「ガイスト」科学とPS理論:霊界/魂界/物質界:MP1/MP2/+1


テーマ:検討問題:思考実験・仮説・エッセイ・メモ


シュタイナーの『神智学』を読んでいるが、きわめて直観的刺激を与えてくれる。以前、読んだことがあるが、そのときは、よくわからないままだったと思う。
 今、ざっとPS理論とつき合わせると、霊界はMedia Pointの虚軸ゼロ点(MP1)、魂界はMedia Pointの実軸ゼロ点(MP2)、そして、物質界は、+1である。
 問題は、アストラル体(感情・欲望)とエーテル体(「気」)である。これまで、何度か規定しようとしたが、確定できていない。
 アストラル体は、自己と他者との差異共振的欲動であり。エーテル体とは、物質的生命体を形成するエネルギーである。
 どうも、両者とも差異共振で説明できるように思えるのであるが、そうすると、相違をどう説明するのか問題である。
 とりあえず、作業仮説として、アストラル体はMP1とMP2との即非エネルギーであるとしよう。そして、エーテル体はMP2の差異共振エネルギーであるとしよう。
 今はここで留める。


参照:

Japonesian Trans-Apocalypse:Trans-Modern New Platonic Trans-Creation


神智学を読む
神智学
人間の本質
超感覚的存在が認識されるとき、感覚的「現実」もまた有意義なものとなる。
人生を理解する人だけが、本当に「実際的」人間になることができる。


体−周囲の事物が人間に自己を示すところのもの

魂−人間が自分のあり方と結びつけ、それによって気に入る気に入らない、快と不快、
  喜び、苦しみを事物から感じ取るもの。


霊−もし人間が−ゲーテの表現を用いれば−事物を「いわば神的な態度」で観るとき彼に  示されるもの。


 魂を通して、人間は事物が与える印象を自分の中に保持する。
そして、霊を通して、事物自身がみずから保持しているものが、彼に啓示される。



魂の存在は自分の世界として、人間自身の内部で担われている。しかし、霊によって、外界は高次の仕方で人間に示される。
外界の秘密が明かされるのは人間の内部においてであるが、しかし、人間は霊的存在として自分の外へ出ていき、そして、事物に事物自身のことを語らせるのである。
彼にとって意味のあることをではなく、事物自身にとって意味のあることを。
人間は星空を見上げる。魂が受ける感動はその人間のものだ。しかし彼が思想として霊において把握する星々の永遠の諸法則は、彼にではなく、星々自身に属する。



かくして人間は三つの世界の市民である。
体−感覚が知覚する世界に住む。眼前の世界
魂−知覚を通し受け入れたものに対して気に入るいらない快不快を感じ取り自分の世界を  
 作る。事物の印象を作る。その世界を彼にとって有意義な何かにする。
霊−体、魂を超えた世界から啓示される。人が「神的な態度で」対象に対して獲得した認識内容。努力すべき目標。
その体を通して彼は自身が知覚するところの世界に属し、その魂を通して、彼自身の世界を構築し、その霊を通して、この両者の及ばぬ世界が彼に啓示される。
このようにこの三つの世界が本質的に異なっているので、この三つの世界並びにそれらに対する人間の係わり方を明らかにしようと思うなら、三つの異なる考察の仕方によらなければならぬことは明らかである。
http://www006.upp.so-net.ne.jp/ekorange/