同一性価値的「自由主義」批判・解体と差異共振的「自由市場」志向・

同一性価値的「自由主義」批判・解体と差異共振的「自由市場」志向・創造


テーマ:自由共同体主義自由主義共同体主義


ゴールドマン・サックス訴追/捜査とは、これは、トランス・モダン・エコノミーへの巨大な一歩と考えられる。
 モダン/ポスト・モダン的自由主義経済を批判・解体して、トランス・モダン的自由主義経済へと「相転移」・「進化」することを志向していると考えられる。
 言い換えると、自由市場経済における、同一性主義(交換価値中心主義)批判であり、差異共振主義(差異的資本経済)の積極的肯定である。つまり、自由市場、市場経済が批判されているのではなく、同一性価値の中心・主導化を批判し、市場経済における差異共振経済(差異共振創造経済)の進展を目指していると考えられる。


追記:後で詳しく検討したいが、自由市場とは本来、売り手(超越的差異+i)と買い手(超越的差異-i)の差異共振性を意味すると思えるのである。



米連邦検察当局、ゴールドマンに対して犯罪捜査を開始


4月30日9時11分配信 ウォー ル・ストリート・ジャーナル
 米連邦検察当局は、米金融大手ゴールドマン・サックス・グループまたは同社社員に対して、住宅ローン取引に関連して証券詐欺をはたらいた疑いで犯罪捜査を行っている。関係筋が明らかにした。

 今回のマンハッタンの米連邦検察局による捜査は、まだ準備段階だが、米証券取引委員会(SEC)からの要請を受けて行われたもの。SECは最近、ゴールドマンと同社住宅ローン取引部門のトレーダーを証券詐欺の容疑で民事提訴した。ゴールドマンと当該トレーダーは容疑を否定している。

 犯罪捜査の場合は、裁判所への起訴なしで開始されることが多い。関係筋によると今回のケースに関しても、検察側は起訴するかどうかをまだ決定していない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100430-00000003-wsj-bus_all


銀行はボーナス減らせ! =1万人がデモ行進−米ウォール街
 【ニューヨーク時事】「銀行はボーナスを減らせ」「貸し渋りをやめろ」−。米国各地から集まった労働者約1万人が29日、大手金融機関の集まるニューヨークのウォール街で、銀行の利益至上主義を糾弾するデモ行進を行った。(時事通信)
[記事全文]

・ 米ウォール街で銀行批判デモ、プラカードに「責任取れ」 - ロイター(4月30日)

厳しい金融規制、65%が支持=大統領に勢い−米世論調査

 【ワシントン時事】米国で金融規制改革法案をめぐる与野党調整が本格化する中、ワシントン・ポスト紙は26日、オバマ大統領が推進する金融規制改革に関するABCテレビとの合同世論調査の結果を発表した。それによると、「金融機関のビジネス行動に厳しい規制を課すこと」について、65%が支持すると回答。金融危機震源地となった「ウォール街(米大手金融機関)」に対し厳しい姿勢を前面に出す大統領が勢いを維持している。
 調査では、金融規制改革をめぐる大統領の「仕事ぶり」について、賛否がそれぞれ48%と評価が分かれた。ただ、「大統領を信頼する」との回答が52%と、「(野党)共和党を信頼する」の35%を大きく上回った。
 調査は22〜25日に全米の成人1001人を対象に電話で実施した。(2010/04/27-08:43)

http://www.jiji.com/jc/zc?k=201004/2010042700104&rel=y&g=int

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* 辻広雅文 プリズム+one
辻広雅文 プリズム+one【第101回】
日本人はなぜ市場競争が嫌いか〜大竹文雄大阪大学教授に聞く(上) 

[2010年04月28日]
市場経済への批判がやまない。なぜ、日本人は市場競争に対する拒否反応が強いのだろうか。『競争と公平感―― 市場経済の本当のメリット』の著者である大竹文雄大阪大学教授に、上下二回にわたって聞く。