排仏毀釈は日本人の精神を狂わせた:国学こそ、反日本思想である:脱

排仏毀釈は日本人の精神を狂わせた:国学こそ、反日本思想である:脱近代日本へ


テーマ:トランス・モダン社会/世界の創造・構築


私は、神仏習合とはすばらしい伝統だと直観してきた。それが、明治維新で破壊されたのである。
 思うに、神道だけだと連続化するが、仏教が入ることで、不連続化する。仏教は途方もない叡知である。
 結局、明治維新で仏教を排除したために、狂気の戦争路線へと展開したと考えられる。私は既述したように、国学一神教的であり、非日本的だと考えている。


追記:正確に言うと、神道が連続化の害悪をもたらしたのではなく、国家神道である。これは、国学的な一神教民族主義(排他的自民族中心主義)/自我主義をベースにしているのであり、それは、連続性をもたらすのである。(国学尊王攘夷のベースである。)
 神道ないしは古神道は、多神教であり、差異共振的であり、仏教の「空」と実に共振的に合致するのである。この神道と仏教の「結婚」とはすばらしい「産霊(むすひ)」、「結い」である。


廃仏毀釈
出典: フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』


廃仏毀釈(はいぶつきしゃく、廢佛毀釋)とは仏教 寺院 ・仏像・経巻を破毀し僧尼など出家 者や寺院が受けていた特権を廃するなどを指す。排仏棄釈とも。文献によっては「廃仏稀釈」と表記されることもあるが、誤用である。
明治の廃仏毀釈 [編集 ]

一般に「廃仏毀釈」と言えば、日本 において明治維新 後に成立した新政府が慶応 4 年3 月13日 (1868 年 4 月5日 )に発した太政官布告神仏分離令 」、明治3年1 月3日 (1870 年 2 月3日 )に出された詔書 「大教宣布 」などの政策によって引き起こされた仏教施設の破壊などを指す。

神仏分離令や大教宣布は神道と仏教の分離が目的であり、仏教排斥を意図したものではなかったが、結果として廃仏毀釈運動(廃仏運動)とも呼ばれる民間の運動を引き起こしてしまった。神仏習合 の廃止、神体 に仏像 の使用禁止、神社から仏教的要素の払拭などが行われた。祭神 の決定、寺院 の廃合、僧侶 の神職 への転向、仏像・仏具 の破壊、仏事 の禁止などを急激に実施したために混乱した。明治4年1871年 )ごろ終熄したが、影響は大きかった。

例えば千葉県 の鋸山 には五百羅漢 像があるが、全ての仏像が破壊された。現在は修復されているが、羅漢像には破壊された傷跡が残っている。また、華族 の墓地も仏教方式から神道方式へと変更させられた。

明治政府は神道を国家統合の基幹にしようと意図した。一部の国学者 主導のもと仏教は外来の宗教であるとしてそれまでさまざまな特権を持っていた仏教勢力の財産や地位を剥奪した。江戸時代までは寺院法度 によって禁止されていた僧侶の肉食 ・妻帯を明治政府は「肉食妻帯勝手なるべし」とし、破戒により僧侶を還俗させようとした。また僧侶の下に置かれていた神官の一部は「廃仏毀釈」運動を起こし、寺院を破壊し、土地を接収する者もいた。また僧侶のなかには神官や兵士となるものや寺院の土地や宝物を売り逃げていくものもいた。現在は国宝 に指定されている興福寺五重塔 は、明治の廃仏毀釈の法難に遭い、2円(2006年現在の価値で約5万円)で売りに出され薪 にされようとしていた。大寺として広壮な伽藍を誇っていたと伝えられる内山永久寺 に至っては破壊しつくされ、その痕跡すら残っていない。

廃仏毀釈が徹底された薩摩藩 では寺院1616寺が廃され、還俗 した僧侶は2966人にのぼった。その内の3分の1は軍属 となったため、寺領から没収された財産や人員が強兵にまわされたと言われることもある。

国学 の普及による神仏習合 への不純視や江戸時代 は寺院がさまざまな特権を持っており寺社奉行 による寺請制度 で寺院を通じた民衆管理が法制化され汚職の温床となったことで、それに対する民衆の反発が背景にあった。これに政府主導による神道優位の風潮が影響した。

平田篤胤 派の国学や水戸学 が盛んであった地域ではとくに仏教排斥の動きが激しく神道を国教 化する運動へと結びついてゆき、国家神道 の発端ともなった。
日本以外の廃仏毀釈 [編集 ]

歴史を紐解けば、海外でも「廃仏毀釈」は頻発しており、以下の事例がある。

* エフタル におけるミヒラクラ王の破仏
* インド の有力仏教寺院・ヴィクラマシラー寺へのイスラーム 教徒の軍勢による攻撃(インドにおける仏教の弾圧 )。
* 中国 での「三武一宗の法難 」と呼ばれる北魏 の太武帝北周武帝 ・唐 の武宗 ・後周 の世宗 による仏教への弾圧。
* 李氏朝鮮 の朝鮮太祖 よる崇儒廃仏政策。
* アフガニスタン で起こった、タリバン によるバーミヤン石仏 の破壊。

関連書籍 [編集 ]

* 安丸良夫 『神々の明治維新神仏分離廃仏毀釈 岩波新書 黄版 103 岩波書店 ISBN 4004201039
* 羽賀祥二『明治維新と宗教』筑摩書房 ISBN 4-480-85670-6
* ジェームス・E. ケテラー『邪教/殉教の明治 廃仏毀釈と近代仏教』ぺりかん社 平成 18 年(2006 年 ) ISBN 4831511294
* 佐伯恵達『廃仏毀釈百年 虐げられつづけた仏たち 改訂版』みやざき文庫20 鉱脈社 ISBN 4-86061-060-1

関連項目 [編集 ]

* 神仏分離
* 法難
* 増上寺
* 神仏習合
* 本地垂迹
* 鶴岡八幡宮
* 東白川村岐阜県 加茂郡

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