吾、イデアを見たり:歩道に落ちていた一枚の銀杏の黄色の葉にイデア

吾、イデアを見たり:歩道に落ちていた一枚の銀杏の黄色の葉にイデアを直感する


テーマ:哲学


詩人で画家のウィリアム・ブレイクは、一粒の砂に世界を、野の花に天国を見ると言った。
 私は、今夜、いわば、散歩していて、銀杏並木の歩道に落ちていた、銀杏の一葉に、イデアを「見た」。ニュートンは、リンゴの落下で万有引力の法則を発見したと俗に言われるが。
 とまれ、説明すると、一枚の銀杏の落ち葉は、同一性である。それは、差異共振性から生まれたものと考えた。(+i)*(-i)⇒+1の右辺の+1が銀杏の一葉である。そして、同時に、プラトンイデアの一面である。
 この同一性は、直覚、直感、直観されるものである。そう、正確に言えば、Media Pointにおける同一性である。だから、イデア的同一性と言ってもいいだろう。これが、一枚の銀杏の落ち葉に見透かされたのである。
 つまり、現象的同一性ないしは物質的同一性とは、イデア的同一性を反映しているのである。そして、これが、+1である。そして、イデア論の一面がここには現われている。そして、後代の人間は、イデア論をここに留めるような発想をしていると考えられる。
 しかしながら、それでは、ほとんど、アリステレスの形相と同じになってしまう。物質に存する同一性=形相になってしまう。しかし、明らかに、プラトンは、高次元としてのイデアを説いていたのである。
 これは、プラトニック・シナジー理論では、超越次元=高次元=「虚軸」に存すると説明できるのである。
 分かりやすくするために便宜的に言えば、イデアとは虚数次元と実数次元に存するのである。これを、これまでの哲学は明確に把捉・理解できなかったと言えよう。
 思えば、かつて、奈良の弥山へ行く途中見た山容に山のイデアを直覚したが、それは、イデア的同一性としてのイデアであったと言えよう。
 吾、イデアを見たり。

追記:結局、イデアとは、Media Pointというのが、的確だと思う。そうすると、問題は、純粋に、虚数だけの「イデア」はあるのか、となる。思うに、「虚数イデア」は、デュナミス・イデア、Media Pointは、エネルゲイアイデアと区別できるのではないか。後で検討したい。

@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@

To see a World in a Grain of Sand
And a Heaven in a Wild Flower,
Hold Infinity in the palm of your hand
And Eternity in an hour.

砂一粒に世界を、
そして、野の花に天国を見れば、
あなたの掌(てのひら)に、無限を、
そして、永遠を、一時間、つかむ。

http://en.wikiquote.org/wiki/William_Blake#Poems_from_Blake.27s_Notebook_.28c._1804.29

ウィリアム・ブレイク
出典: フリー引用句集『ウィキクォートWikiquote)』
移動: ナビゲーション , 検索
ウィリアム・ブレイク(トマス・フィリップ画)

ウィリアム・ブレイク (William Blake, 1757年 11月28日 ロンドン - 1827年 8月12日 ロンドン )は、イギリス の詩人、画家、銅版画職人。『無垢と経験のうた 』『天国と地獄の結婚 』『ミルトン 』『エルサレム 』などが詩人としての代表作。


・・・・・

『ミルトン』

Milton

* 覚醒せよ
新時代の若者たちよ
無知なる金の亡者たちに
真っ向から立ち向うのだ
 なぜなら連中は
軍隊 法廷 大学に潜り込み
できることなら永遠に
精神の闘いを挫折させ
肉の戦いを長引かせようとするだろう
絵を描くものたちよ
きみらに わたしは呼びかける
彫刻を彫るものたちよ
建物を建てるものたちよ
当世風気取りの阿呆どもに屈し
きみらのパワーを弱体化させてはならぬ

Rouze up O Young Men of the New Age! set your foreheads
against the ignorant Hirelings! For we have Hirelings in the
Camp, the Court, & the University: who would if they could, for
ever depress Mental & prolong Corporeal War. Painters! on you I
call! Sculptors! Architects! Suffer not the fash[i]onable Fools
to depress your powers (「序」Preface )

[編集 ] 『エルサレム

Jerusalem

* 否定は対立ではない 対立物は双方がともに存在する
けれど否定しあうものは 無
 排除しあうもの 不満ばかりを唱えるもの 信じることができないものたちも 無だ
 それらは永遠に組織化されることはないだろう
もしきみが ぼくから離れたら きみは 否定になってしまう
ぼくから導きだされたただの推論 ぼくからの逸脱 不服を唱える 残酷な 恨みと悪意と妬みになってしまう

Negations are not Contraries: Contraries mutually Exist:
But Negations Exist Not: Exceptions & Objections & Unbeliefs
Exist not: nor shall they ever be Organized for ever & ever:
If thou separate from me, thou art a Negation: a meer
Reasoning & Derogation from Me, an Objecting & cruel SpiteAnd Malice & Envy:(プレート 17 )

http://ja.wikiquote.org/wiki/%E3%82%A6%E3%82%A3%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%A4%E3%82%AF