検討問題:どうして、木は、垂直に伸びるのか。

単純素朴な疑問であるが、自然科学はどう説明するのだろうか。

重力に対抗する力が、植物には、あることになる。

また、似たような疑問として、どうして、蔓植物は、螺旋状に伸びるのか。

今日は余裕がないので、問題提起だけにするが、ここで、蔓植物とヤコブの階段が形態的に似ているので、それをヒントに、メディア・ポイントmepoの力学として、この問題を考えたい。

超越エネルギーは、言わば、下降するエネルギーであり、それが現象界を形成する。

蔓植物は、それとは、逆に生長すると言える。

単純に言えば、上昇するエネルギーがあることになる。

これらを、単に作用・反作用と見ていいのだろうか。

あるいは、エネルギー保存則による均衡作用と見ていいのだろうか。

なにか、ここには、エネルギー法則がありそうではある。

思うに、一種、対称性があるのではないだろうか。

下降エネルギーに対する上昇エネルギーの対称性の法則があるのではないだろうか。

つまり、メディア・ポイントmepoにおいて、下降エネルギー(現象エネルギー)が生起するが、同時に、それと対称的な上昇エネルギーが折り畳まれるように、潜在しているのではないだろうか。

この折り畳まれた上昇エネルギーが、蔓の上昇や木の上昇を発生させると考えられないだろうか。

言い換えると、超越界から現象界への下降エネルギーと対称的な上昇エネルギーが現象界において発生して、現象界から超越界へと、いわば、回帰するということではなだろうか。

ただし、現象界と超越界の垂直性と、重力における垂直性とは、一致しないが、比喩的には、前者の上下と後者の上下とは、一致するのだろう。

つまり、超越界の「上」と重力における「上」とは、実際には一致しないが、類似するとは言えるのではないだろうか。

今はここで留めたい。