不連続的差異論入門:らせん、渦巻、渦動

遺伝子の話に触れたので、ここで、遺伝子が内包されているとされるDNAの形状である二重らせん等について簡単に考えてみたいと思います。
 四つの塩基のペアからDNAは生まれます。ここでも、4という数字に注目したいと思います。4は現象界の元の数です。ついでに言えば、これを5にすると、5次元となり、これは、メディア界を意味するでしょう。アインシュタインの時空四次元という相対的時空間は、この第5次元であるメディア界から発出していると見ることができます。だから、アインシュタイン相対性理論は、現象界をメディア界の構造によって記述していると言えるでしょう。
 さて、DNAのペアないし対(つい)ですが、それは、極性連結です。つまり、±で、例えば、d1±d2、d3±d4等です。これが、このd1、d2、d3、d4のペアが垂直に連結されて、DNAの鎖になると言えるでしょう。問題は、螺旋(らせん)の形状です。これをどうみるかです。螺旋ないし渦巻きは、現象界に多く見ることができます。朝顔の蔓のねじり、つむじ、指紋、竜巻、星雲、洗濯機の水の動き、等々です。これを、不連続的差異論から解明したいと思います。
 簡単にするために、d1±d2の差異連結(メディア界)で考えみます。これは、次のようになります。

±d1±d2±

これは、d1とd2とが円(円環)を成すと見ることができます。


 / \ 
d1 ± d2
 \ /

これを円環図としますと、d1とd2の間の極性力を水平力としますと、円環(d1○d2)のd1とd2のポイントでは、それに対して垂直の力がはたらきます。これは、フレミングの法則によって、この円環の平面とは垂直の方向に何らかの力がはたらくと考えられます。この垂直力が捩り(ねじり)を生むことになり、d1○d2は螺旋を形成します(渦動します)。
ここで、フレミングの法則を出しましたが、敷延し、変換しています。おそらく、立体的直交座標軸の三つの力の関係があると思います。これをスーパー・フレミングの法則としたいと思います。
 では、この三元性とメディア界の五次元性はどのように関係するか考えてみましょう。三元性による螺旋形状とは、時空四次元体です。だから、三元性と第五次元は結びつきます。つまり、メディア界である第五次元は、三元性であると考えることができます。だから、メディア界とは、現象界から見ると、内在・超越的な第五次元ですが、メディア界自体は、三元性ないし三次元ということになると思います。かなり飛躍する感じになりますが、以前に、古事記の三神(天之御中主神、産霊之神、神霊之神)とメディア界を関連させ、メディア界が3という数字と関係すると言いましたが、ここで、それがいわば検証されたと言えるでしょう。つまり、メディア界は、第五次元であるが、三元性、三次元性をもつということです。

参考:フレミングの法則
http://www.ipc.shizuoka.ac.jp/~eiymoti1/gijutu/shiryo/electricity/freming.html

p.s. 上述では、二重らせんとらせんとを区別していませんが、d1±d2は、二重らせんを形成するといえるでしょうし、また、d1±d2を積分すれば、普通の単純ならせんや渦巻になるでしょう。