現代社会における実践智と共婚

[叡智学] 不連続的差異論と現代社会における実践智:共婚

http://www.glocom.ac.jp/project/chijo/2004_11/2004_11_24.html

不連続的差異論は、超学際的な綜合理論であり、また、現実に活かすべき実践的理論である。

思うに、差異共創共生論でもあるが、差異共創的相補主義でもある。差異の相補性によって、差異のもつ強度をさらに進展させるのである。協力・協働は、共力・共働である。差異の相互形成。だから、社会的に考えると、結婚、家族、学校等について考え直す必要があるだろう。差異主義によって、単独化した。これはいいだろう。しかし、これでは、少子高齢化となり、社会は衰退する。年金や教育・福祉等の問題と関係するが、差異の共創共生のあり方を提起しないといけない。「結婚」について言うと、それは、個と個との性愛/精神的共創共生を意味すべきである。それには、差異共創共生論が必要であり、また、社会的に、「結婚」を広く捉えるべきである。それは、超結婚ではないだろうか。自我と自我との結婚ではなくて、差異と差異との共創共生的連結である超結婚である。共婚である。共婚への社会的さまざまな便宜が必要であろう。しっかりとしたサポート体制がなくては、実現しないだろう。差異共創共生主義的思想が普及する必要がある。ポスト自我として、特異性の個体意識である。特異個である。差異の強度が社会的に発動する必要がある。とまれ、差異的共婚が実現し、拡大すれば、小衆的共創共生社会体が形成しうるのである。この小衆的社会体の共創共生ネットワークによって、差異共創共生的小衆社会体は、国家を超えて、地球ネットワーク世界社会を構築するだろう。まず、共婚が必要だ。