二つの氣?:デュナミスの氣とエネルゲイアの氣:潜在体の氣と活動体
画像は以下を見られたい。
http://ameblo.jp/neomanichaeism/entry-12010747481.html
二つの氣?:デュナミスの氣とエネルゲイアの氣:潜在体の氣と活動体の氣
テーマ:氣神論:氣は万物に通ずる:氣的身体理性
氣について提唱しながら、実はよくわかっていないのである。
経験的に提唱しているのであるが、理論的には、不明の部分が多い。
凸i陽
|
|
自
我
|
|
−1地_____MP・霊______+1天
(重力) | (光)
|
感
性
体
|
|
凹i陰
応用陰陽ガウス平面
(尚、MPはMedia Pointであり、原点・交点・次元転換点等であり、太極・太一、そして、霊である。)
上図の陰陽ガウス平面から見ると、氣は虚軸に存するのであり、現象は実軸で表現される。
しかし、生命エネルギーと言ったとき、それは何処に位置するのだろうか。
感ずる氣とは何処に位置するのか。
これまでの検討から言えば、エネルギーとしての氣も虚軸に存するのである。
先に、フィボナッチ数列による等分割による形態形成原理を考察してきた。
五芒星をもつ正五角形であるが、それは、いわば、イデアである。あるいは、エイドスである。形相、原型としてもいいだろう。
今閃いたが、その図形を陰陽ガウス平面上に置いているが、それだと、イデアではなく、現象にも関係してしまうと思う。
だから、以前述べたように、ガウス平面と直交する、いわば、超越軸を設定して、それと虚軸が作る平面において、五芒星等を見たらどうだろうか。
それは、その平面はいわば、超陰陽ガウス平面である。
そこに形成される図形ならば、実軸とは関係しないから、イデア的存在として肯定される。
そして、それが、陰陽共振によって、実軸上に現象展開されると見られる。
では、本題に戻ると、氣エネルギーは何処に位置するのかである。
それは、虚軸であり、また、以上の超陰陽ガウス平面に属するだろう。
では、現象化するときのエネルギーとは何か。
それは、物質エネルギーでいいのではないだろうか。磁気や電気や熱エネルギーで。
しかしながら、植物に感じる生命エネルギーには、氣があると思う。
それは、イデア論的に言えば、分有ではないだろうか。
現象は氣エネルギーを分有しているのではないだろうか。
超陰陽ガウス平面の形態氣エネルギーが現象形態に分有されているのではないだろうか。
確かに、氣次元から現象次元への変換は次元変換であるが、そのとき、高次元を内在しているのではないだろうか。
おそらく、原点MPを介して、氣エネルギーが現象体から発しているのではないだろうか。
あえて今、仮説、思考実験するなら、虚軸や超陰陽ガウス平面は現象体に超越的に内在しているのではないだろうか。あるいは、高次元(氣次元)の背景をもって現象しているのではないだろうか。
問題は虚軸次元と実軸次元の関係である。
原点・交点・中心MPの問題である。これについては、だいぶ以前、PS理論の段階で執拗に検討した。
簡単に復習する。
凸i陽
/
/
虚MP
/ ↓
/ ↓
凹i陰 ↓
↓
−1・・・・・実MP・・・・・+1
下手な図であるが、今、原点MPを立体化した。
即ち、虚軸と実軸の間に距離をおき、立体化させたのである。
そして、原点MPが二つできるのである。虚軸上のMP(虚MP)と実軸上のMP(実MP)である。
氣は虚MPから実MPへと転移する。
陰陽方程式は凸i*凹i⇒±1であるが、この⇒は虚MP⇒実MPに相当しよう。
そして、虚MP⇒実MPの⇒が実は氣エネルギー、生命エネルギーではないだろうか。
そして、このエネルギーは実MPに達しているために、実軸界、現象界、物質界においても感知できるということではないだろうか。
そう、陰陽方程式凸i*凹i⇒±1の⇒を氣エネルギー=生命エネルギーと見ることができるのである。
潜在体の氣とは左辺の凸i*凹iと言えよう。
これで、本件の問題を解明したことになる。
注:デュナミスとエネルゲイアはアリストテレス哲学の重要な用語である。前者はわかりやすく言えば、潜在エネルギー(ポテンシャル・エネルギー)であり、後者は活動しているエネルギーである。しかし、このエネルギーを物質エネルギーととってはいけない。これは、理念的エネルギーである。