生命とは何か:その1:生命はより高度な陰陽調和的実現を求める自己

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生命とは何か:その1:生命はより高度な陰陽調和的実現を求める自己組織体


テーマ:生命力とは何か:氣と小食と腸内細菌


氣的原子から気的分子への転換を解明しようと思っていたが、たいへん難しい。  
 とまれ、先ず、生命とは何かを明確する必要があると思った。
 単に、渦巻きや螺旋を描くだけでは、生命とは言えない。では、何を以て、生命というのだろうか。
 エントロピーに対し、反エントロピーがあることが生命と言えるのか。それは、生命の一つの特質であり、本質ではないのではないだろうか。
 D. H. ロレンス的に言えば、成就すること、開花することである。結実することではない。
 実現である。何を実現するのか。
 それは、氣で言えば、陰陽氣を物質的に開花させることではないだろうか。そう、花とは何か。
 私説では、やはり、陰陽調和の極致ではないだろうか。陰は雌蕊、陽は雄蕊となり、それらは、一つの花弁に共立している。
 陰陽調和の至上の実現と言えるのではないだろうか。
 そのように考えると、生命とは(この場合は、植物であるが)、陰陽調和の最高度の実現を成す、動的自己組織力であると言えるのではないだろうか。
 全体としては、生命はより高度な陰陽調和的実現を求める自己組織体と言えるのではないだろうか。
 しかし、人間の場合、植物のような、あるいは、動物のような、陰陽調和性に恐ろしく欠けている。(植物はわかりやすいが、動物の陰陽調和とは、その姿態にあるのではないだろうか。バランスのとれたしなやか姿態である。)
 人間と他の生命との違いは、当然、自我や思考等の認識能力をもっていることである。とりわけ、自我である。
 これがあるために、利己主義になり、他者との陰陽調和を破壊するのである。
 そう、肉食もそのようなものだろう。
 とまれ、人間の場合、生命のより高度な陰陽調和的実現は、きわめて困難である。
 しかし、潜在内在的には、その「種子」、「胚珠」はもっているのである。それは、端的に、「こころ」に存すると考えるが。
 とまれ、自我認識のために、人間は生命としての自己実現が妨げられるのである。
 では、どうしたら、人間は、生命としての自己実現、陰陽調和的自己実現が可能になるのだろうか。
 それは、自我(頭)=陽=知性をもちつつも、魂(肚)=陰の感性をもち、また、両者の調和であるこころ=中丹田=心臓を開花させることだと思う。ただし、陰と陽は不連続であることを確認する必要がある。それによって、自我は、欲望・感情から切り離されて、いわば、個になると思われる。(この点は、既述済みである。)
 とまれ、自我中心の精神から、魂をもち、また、両者を均衡させるこころの精神形成が人間の生命としての開花であると思われる。もっとも、これは、発展させられるべきものである。
 以上、ざっとであるが、生命の意味を確認した。
 陰陽調和の視点から、生命体の形成力学をこれから探求することになる。


参照:
第八章 人間の心の正体 ⑤シュタイナーの生命観|心の奥にひそむ ...
シュタイナーは言います、生命のあるところには必ず重力を克服しようとする傾向が見られ、その際に欠かせないのが水(液体)であると。そのことについて、F.W.ツァイルマンス、ファン・エミショーベン著『ルドルフ・シュタイナー』(人智学出版社)に、比較的まとまった記述があるので、それを要約して以下に示します。

 鉱物がある種の安定性、形状普遍性に特徴づけられるのに対して、水の特徴は絶えざる運動にある。水は雲から落下し、大地を流れ下り、山から谷へ流れ、集まって湖や海となり、空に上り凝縮して再び雲になるが、そのことで分かるように水は地表に拡散するだけでなく、天と地を上昇したり下降したりして絶えず動いてる。液体は天と地の間で普段の運動状態にあるのだ。

 ところで重力というものがあって、それは中心的・求心的な力であり、地球の中心に向かって作用する。その一方で、この重力とは別の力があって、それが浮力であり、地球外に発生源を持つもので、その力は地球の外へ、宇宙に向かって作用する周辺的・遠心的な力である。それは重力とは逆の作用をもたらし、この力が水に作用しつつ、生命にとって重要な役割を演じているのである。
http://ameblo.jp/syuta17/entry-11501730760.html


第八章 人間の心の正体(実相) ⑧シュタイナーの精神科学の特

http://ameblo.jp/syuta17/entry-11643034668.html  

第八章 人間の心の正体(実相) ⑦人間の三つの側面と自我(「私」)とのかかわり
http://ameblo.jp/syuta17/entry-11502042974.html
第八章 人間の心の正体(実相) ⑥意識は生命からは生じない
http://ameblo.jp/syuta17/entry-11502027255.html
第八章 人間の心の正体(実相) ⑤シュタイナーの生命観
http://ameblo.jp/syuta17/entry-11501730760.html
第八章 人間の心の正体(実相) ④人間を超えた上位の「究極的全体」を意識せよ!
http://ameblo.jp/syuta17/entry-11501719075.html
第八章 人間の心の正体(実相) ③究極の超越的存在を確信させる論理
http://ameblo.jp/syuta17/entry-11501710658.html
第八章 人間と心の正体(実相) ②自我の全一性とその起源
http://ameblo.jp/syuta17/entry-11501455425.html
第八章 人間の心の正体(実相) ①「私」という意識の奇跡的ありよう
http://ameblo.jp/syuta17/entry-11501197693.html

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参考:
花 - Wikipedia
生物学的「花」[編集 ]
花の定義[編集 ]

花は雌蕊や雄蕊を含む(ないものもある)、一個の有限の茎頂 に胞子葉 (花葉)と不稔の付属物などから構成された、種子植物生殖器官である。

しかし、その厳密な定義については複数の考え方が存在する。

1. 被子植物生殖器官を花とする考え方
2. 胚珠 のある生殖器官を花とする考え方(被子植物裸子植物
3. 生殖器官が密集したものを花とする考え方

花は、胞子葉が枝先に固まった構造から生じたと見られるが、この意味を広く考えれば、普通の被子植物の花以外に、裸子植物における松ぼっくりなどの元になる構造や、さらにはスギナ の胞子葉であるツクシのようなものまでが花と言えてしまう。2は、松ぼっくりまでは花だというもので、3は、ツクシも花だという立場と言える。

1はアメリカの研究者に多く、2はヨーロッパの研究者に多い。19世紀は3の考え方が主流だったが、現在では一番合理的とされる2が主流になりつつある。
構造[編集 ]

花全体の構造は、1本の枝に、先端の方から大胞子葉、小胞子葉、不実の葉が並んだ構造が、ごく短くつまったものと見なせる。

典型的な花は、枝から伸びた柄の先につき、中心に雌蕊 をもち、その周囲を雄蕊 が囲む。その周囲には、花びら や萼 などが配置する。雄蕊では花粉 が作られ、雌蕊には胚珠 が入っている。この両者の働きで種子 が作られる。

裸子植物 においては、雌雄異花が普通で、軸を中心に胞子葉由来の鱗片状の構造が並んだ形を取るのが普通である。

被子植物 では、花びらや萼 といった装飾的な構造が多数加わることが多い。したがって、その構造は中心に大胞子葉由来の雌蕊、その外側に小胞子葉由来の雄蕊、そしてその外側に葉 由来の花弁、そしていちばん外側にやはり葉由来の萼が取り巻くという形になる。花弁、萼はまとめて花被と呼ばれる。ただし、すべての花がこのような構造を持っているわけではなく、花びらや萼などがない花も多い。特に、風媒花 などでは、花びらがかけていたり、退化 しているものが多い。イネ科 の場合このような花を小穂 という。

また、1つの花に雄蕊と雌蕊を備える花が多いが、どちらかだけを持つ、雌雄異花のものもある。雄蕊と雌蕊が両方備わっていても、片方が機能していない例、どちらかが先に熟し、同時には熟さないようになっている例も多い。

花の配列状態を花序 という。花序 は花によって異なるが、ある一定の方式にしたがって並ぶ。

苞 は、花や花序の基部につく葉のことをいう。包葉ともいう。通常は、小型であるが花弁状になるものもある。
生殖様式[編集 ]

花粉 により受粉をさせ、生殖を行う。受粉には花の構造により、自家受粉 と他家受粉にわけられる。通常、他家受精であることが望ましいので、種類によっては自家受精を妨げるようなしくみが見られる。例えば、雄蕊と雌蕊のどちらか先に成熟するようになっているのもそのひとつである。どちらが先かで雄性先熟、雌性先熟とよばれる。
花の進化[編集 ]

種子植物がシダ植物 から進化 するに伴い、雄蕊は小胞子のう をつける胞子葉、雌蕊は大胞子のうをつける胞子葉 が変化してできたと考えられる。また、花びら、萼も葉が起源のものと思われる。

被子植物の花が、どのようにして進化したかについては、大きく2説がある。

1. 1雄蕊1雌蕊1花被1の花を原始的なものと見なし、次第に複雑な構造のものが出現したとする説で、新エングラー体系 の根拠となっている。
2. 軸を中心に多数の雄蕊、雌蕊、花被が螺旋状に並んだ花を原始的なものと見なし、次第にその形が整理されてきたと見なすもので、クロンキスト体系 はこれを基礎とする。

クロンキスト体系 によれば、双子葉植物綱 ではキク目 を最も進化したものとし、単子葉植物綱 ではラン目 が最も進化しているとする。
花が美しいわけ[編集 ]

花は人目を引く魅力がある。一般的な概念での花は、それ以外の部分が緑などの地味な中にあって、それとは対照的に鮮やかな色合いの花弁などを並べてよく目立つようになっている。これは、そもそも花の存在が、他者の目を引くことを目的としているからである。ただし、本来はヒト の目ではなく、昆虫 や鳥 などの目を引くためのものである。これは、植物が固着性 の生活様式を持つため、繁殖時の生殖細胞 、具体的には花粉 の輸送に他者の力を借りなければならない。被子植物の多くがその対象を昆虫や鳥などの小動物とし、彼らを誘うために発達した構造が美しい花びらで飾られた花なのである[2] 。

したがって、無生物によって花粉を運搬する植物の花は目立たなくてもいい。裸子植物 は風媒なので、花弁などを持たない。被子植物でもイグサ科 やイネ科 などは虫媒花から進化して二次的に風媒となったもので、イグサ科では花弁はあるがきわめて地味になっており、イネ科では花弁は完全に退化し、開花時にも全く目立たない。


参考2:
いまだ謎多き水分子の世界 −その意外な構造と運動様態の秘密に迫る ...
水分子に特有な水素結合とは?


 酸素原子の外側の電子軌道には6個の電子が、また、水素原子の電子軌道には1個の電子が入っています(図1参照)。酸素原子1個に水素原子2個が結合し水分子H2O をつくる場合、それぞれの水素原子は、なけなしの電子1個を酸素の電子軌道に供与するかわりに、酸素からも自分の電子軌道に電子1個を供与してもらい、互いにしっかりと結び付きます。水素原子はその電子軌道に2個、酸素原子は外側の軌道に8個の電子が入った状態になると安定する特別な性質があるため、「共有結合」と呼ばれる水素2個と酸素1個の強い結び付きが起こるのです。相互に電子を貸し借りし、帳尻の合う密な関係を形成しているわけです。
 ところで、個々が独立し安定的に存在するはずの水分子が、なぜ氷のような固体の結晶になったり、4°Cで最大密度をもつ液体となったりするのでしょう。その謎を解く鍵は「水素結合」という水分子間の特殊な相互吸引メカニズムにあると考えられています。水分子の水素原子2個の電子は酸素との共有結合部分に引き寄せられるため、水素原子の共有結合部の反対側は弱い正電荷(プラスの電気)を帯び、一方、酸素原子の外側電子軌道の残り4個の電子(共有結合部の2個以外の電子)は、2組の孤立した電子対をなして負電荷(マイナスの電気)を帯びます(図2参照)。そのため、水分子の正電荷を帯びた2箇所の水素原子端部には他の2個の水分子の負電荷部分(孤立電子対部分)が、また逆に負電荷を帯びた2箇所の孤立電子対部分には他の2個の水分子の水素原子端部が引き付けられることになります。それが水素結合(図3参照)と呼ばれるもので、その結合力は共有結合の10分の1程度だと考えられています。
 この水素結合のメカニズムにより1個の水分子はその周りに4個の水分子を引き寄せます。正4面体の各頂点とその中心とに合計5個の水分子が位置する構図を想像してみてください。この基本構造が規則的に重なって形成された結晶体が氷というわけなのです。これまで氷中のH2O分子相互の結合状態やその機能の直接観測は困難だったので、コンピュータ上で仮想原子間の相互作用やそのメカニズムを推定する分子動力学シミュレーションを用い、その解明が行われてきました。しかし、最近、SPring-8の高エネルギー非弾性散乱ビームライン(BL08W)でのコンプトン散乱法を用いた高精度実験により、直接的な氷の構造・機能の観測に成功し、分子動力学シミュレーションの予想を裏付けることができました。
 コンプトン散乱法とは、X線の粒子(光子)が電子と衝突し散乱する前と後のエネルギー差を解析し、研究対象の分子や原子がもつ電子の運動様態を調べる手法です。この一連の研究により、氷のもつ冷熱エネルギーの一部は低温になるほど水分子の結合力が強まるネットワーク構造中に蓄えられ、残りの一部が分子の振動エネルギーとして蓄えられることが明らかになりました。今後の蓄熱材料開発や新物質の蓄熱特性の解明に貢献すると思われるこの基礎研究は、米国の一流科学誌でも紹介されました。
図1.水素原子と酸素原子の模式図

図1.水素原子と酸素原子の模式図
図2.水分子および共有結合の模式図

図2.水分子および共有結合の模式図
図3.水の4つの水素結合の模式図

図3.水の4つの水素結合の模式図

酸素や窒素など、電子をひきつけやすい原子と共有結合した水素原子は電子を引っ張られて弱い正電荷を帯び、隣接原子の持つ負電荷との間に共有結合の10分の1程度の弱い結合を生じる。これを水素結合と呼ぶ。水分子の場合、酸素原子のもつ6つの価電子のうち、2つの電子が2つのOH結合に関与して、残りの4つが2組の孤立電子対となり、隣接する水分子と合計で4つの水素結合を作ることができる。
http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/research_highlights/no_54/
ホーム ― SPring-8 Web Site