不連続的差異論の無双陰陽原理への適用:PS理論の結論に戻る?

不連続的差異論の無双陰陽原理への適用:PS理論の結論に戻る?


テーマ:無双陰陽原理/トランス・サイエンス


物質とは何か:その1:不連続的差異論の(連続的)同一性の視点から物質原理を考える


「今、ふと思ったが、不連続的差異論の段階での視点で、物質形成問題を考えたい。
 主体(主観の方がいいか?)があり、客体(客観の方がいいか?)がある。SとOとする。Sが陽であり、Oが陰である。S=陽は、自我同一性をO=客体に押し付ける。
 このとき、陰陽極性はなくなり、同一性力学が支配する。
 とまれ、この主体=陽中心力学によって、同一性が形成され、それが、物質になるのではないだろうか。
 つまり、陰陽即非力学において、陽の極大化(陽大化と呼んでおく)が生起して、陰を支配する事象が起こり、それが、同一性=物質化ではないだろうか。
 陽大化=同一性・物質化があれば、当然、逆に、陰大化があるはずである。これは、対称的である。
 では、いったい、この陰大化とは何だろうか。ひょっとして、これが、ダークマター暗黒物質)ではないだろうか。これは措いておく。
 以上のように考えると、物質化は、陽大化であり、同一性原理が成立するのである。これはアリストテレス論理学とも言えよう。
 結局、陽大化による同一性化とは、陰陽即非極性(牽引/離反の矛盾力学)の消失であり、陽同一性による、プラスとマイナスの物質的極性の形成を意味するのではないだろうか。換言すると、陽同一性はプラスであり、否定される陰はマイナスになるということではないだろうか。正に、物質原理、電気の原理、あるいは、NとSに延長すると、磁気の原理、そして、複合すると、電磁波の原理になるのではないだろうか。
 ということで、不連続的差異論の段階での視点で、無双陰陽原理における物質原理を作業仮説的に考えてみた。」


直近で以上のように考えたが、それは、結局、PS理論の結論と同じではないかと思った。
 私がPS理論に疑問をもったのは、プラス1とマイナス1の意味の問題であった。私のイメージでは、どうしても、同一性化はマイナス1であり、プラス1は差異共振を意味したのである。そこで、PS理論と齟齬を来した。そして、オイラーの定理を哲学に主導的に適用することは間違いであると思った。
 結局、その時点では、物質はマイナス1であり、生命体はプラス1である。
 しかし、現時点で、同一性化=物質化をプラス1と捉えたのであり、そうすると、PS理論の考えと同じになるのである。ただし、
そう、PS理論の段階で、私はマイナス1はダーク・マターではないかと言ったが、それも現時点の考えと同じとなる。
 結局、問題は、同一性化のイメージにあったのである。その時の私のイメージでは、同一性化は、他者を否定するものであり、否定はマイナスと考えられるので、マイナスの他者にマイナスを掛けて、プラスになり、それが、虚数の掛け算で、マイナス1になると考えたのである。
 とまれ、現時点では、掛け算、乗法を考えていない。ただ、陰陽即非極性において、陽大化によって、プラス1が形成され、それが、物質(粒子)であると考えるのである。
 もっとも四元数で考えているので、三つの虚数は空間三次元を意味するのである。
 ならば、時間はどうなるのかということになる。
 今、思いつきを言えば、


霊「数」、陽✡、陰✪を仮説して、また、陰陽共振を✇で表わし、以下のように公式化する。無双陰陽原理公式である。
✪✇✡⇒a + bi + cj + dk 
or
✪✇✡⇒+1 + i + j + k


の数式における⇒が時間ではないかとしよう。
 では、気はどうなるのだろうか。気は、左辺の✇に潜在しているのではないだろうか。
 今はここで留める。


追記:陽大化であるが、それは、現時点では、すんなり、プラス1となる。かつて、同一性を他者否定と見ていたが、今は、陽自体の陰への押し付けと見ている。押し付けと否定は異なる。
 押し付けとは、喩えれば、ハンコを押すようなものである。つまり、陽のハンコを陰の紙に押すという感じである。
 それは否定ではない。
 以前は、否定の意味合いがあったが、今は消えている。
 否定は、思うに、病的である。それは、他者を自己から分離させることである。突き放すことである。
 そう、「分裂症」とは、あるいは、精神病とは、そのような力学をもつのではないだろうか。あるいは、パラノイアである。あるいは、父権的自我主義である。
 そう、否定はマイナスではなく、分裂、追放である。排除である。そこには、掛け算もないのではないだろうか。