無双PS原理を再度ガウス平面から構築する:時空軸と平面の時空三次

無双PS原理を再度ガウス平面から構築する:時空軸と平面二次元の構成する現象時空三次元体:超ガウス五次元体の仮説


タイトル:無双PS原理


私は、無双PS原理の数学的システムをガウス平面から四元数(しげんすう)=クォータニオンに変えたが、どうも、直観的には、しっくりしないものがあり、再考したい。
 再度、ガウス平面的視点から考察しよう。即ち、


凸i*凹i⇒+1


のPS理論の自己認識方程式であるが、右辺の+1を時空軸、つまり、天地の垂直の軸と考えるのである。
 これは、単に空間軸ではなく、時空軸という特殊な、特異な軸と見るのである。そして、同時に、凸i*凹iの陰陽円は、現象的には螺旋的現出(幻出)=螺旋的現象化を行なうのである。
 問題は、+1の時空軸と螺旋形状との関係である。それは一致するのか。
 直観では違う。
 +1の時空軸という天地垂直軸を中心にして、螺旋形状が発現すると考えられよう。
 結局、陰陽円=イデア円の回転が根源であるが、⇒+1の時空軸の形成と同時に、陰陽円=イデア円の回転は、螺旋形状へと現象化するのではないか。
 わかりやすく言えば、⇒+1に引っ張られるように、円回転から螺旋へと展開するいうことである。
 このとき、陰陽円=イデア円の平面は、現象平面+時空一次元の現象時空三次元へと展開するということになる。
 現象時空三次元という概念は、これまでの、時空四次元という物理学の概念とまったく異なるものである。
 端的に、空間は単純な三次元ではなく、天地の時空軸の一次元があり、それに直交する空間二次元があるということなのである。
 簡単に図式化すれば、


陰陽円=イデア円(の回転)⇒現象時空三次元(時空軸一次元+平面二次元)


ということになる。
 これは、凸i*凹i⇒+1の解明である。
 凸iは陽であり、凹iは陰であり、⇒は現象化であり、+1は、時空軸=時空一次元である。
 ただし、このPS理論公式(と今呼ぶことにしたい)は時空軸一次元を提示するが、それに直交する平面二次元を提起していないことに注意しなくてはならない。
 これは、その点で、ガウス平面の欠点と言えよう。つまり、考えてみると、もともと存する陰陽円=イデア円の超越的平面が提示されていないし、また、現象化における平面も提示されていないのである。
 思うに、超ガウス立体を少なくとも考えるべきである。つまり、超ガウス平面としての陰陽円=イデア円の超越的平面が存し、それが、ガウス平面へと展開し、また、そこから、現象三次元へと展開するような哲学・数学的理論である。
 そう、超虚軸としての超越軸があり、それから、虚軸があり、それから、時空軸と、現象直交軸を整備した理論である。
 とまれ、以上の検討・考察から、時空軸一次元(天地軸)+現象平面の現象時空三次元体において、時空軸一次元を中軸として、螺旋形状(宇宙、生命体)が形成されるという仮説に至ったわけである。
 ガウス平面は、だから、超ガウス五次元体へと「進化」したわけである。
 以上の試論、仮説から、四元数的視点は不要になるのである。


追記:PS理論であるが、自己認識方程式凸i*凹i⇒+1は今でも正当であると考えられる。
 この公式は、実に問題を孕んでいたのである。この解釈にはなはだ悩んだ。現段階での解釈は上記の通りであるが、PS理論の段階において、解釈が紆余曲折した。
 哲学的には、自己同一性と差異共振性の数学的位置付けである。問題は、オイラーの公式、e^iπ=−1を根本として、−1に、根源を見て、−1を差異共振性と見たのである。
 しかしながら、哲学的思考では、差異共振性は+1であり、自己同一性は−1なのである。
 つまり、哲学的思考においては、−1はいわゆる自我であり、悪しきものなのである。それが、根本となるオイラーの公式は問題があったのである。
 そして、PS理論の実質的理論家であるkaisetsu氏は、オイラーの公式を元にして、人間認識図を構築したのである。
 しかしながら、これは、PS理論の混乱であったと考える。
 PS理論の自己認識方程式まではよかったが、その後のオイラーの公式による人間認識図は、哲学的に間違ったものと考えられる。即ち、−1を差異共振性と、+1を自己同一性と見たのである。その逆が哲学的には正しいと考えれるのである。即ち、+1が差異共振性の帰結であり、−1が自己同一性であると。
 この点で、私とkaisetsu氏との決別が生じたのである。私は、直観に従い、PS理論を無双PS原理へと進展、「進化」させた。
 その後、kaisetsu氏と生成門氏は、ガウス平面から脱却して、四元数(しげんすう)に基づく理論展開へと動いた。
 私は、四元数の視点が無双PS原理をより整合的にすると考えて、ガウス平面を廃棄して、それを取り入れたのである。
 しかし、上記のように、ガウス平面を発展、「進化」させる視点から、無双PS原理を再考・再検討した次第である。
 それによると、四元数の視点は必要がなくなるのである。
 今はここで留める。


追記2:以上のように再び、ガウス平面を発展させた視点に立つと、問題は、「物質」をどう捉えるのかとなる。
 「物質」とは当然、生命物質体、生命有機体のことである。
 問題は、螺旋形状をどう捉えるのか、である。
 直観では、どうも、螺旋に四元数的空間三次元が適用されるべきではないかと思われるのである。
 そうならば、時空軸一次元とは別に、空間三次元があるということになる。これはこれで、意味のある視点である。
 螺旋に四元数の空間三次元を見るのは、意味深いと直観される。そして、同時に、時空軸一次元を仮説するのである。
 この視点は、ガウス平面的視点と四元数的視点のちょうど合体のようなものである。折衷ではなく、結合である。
 その視点は結局、空間三次元と同時に時空一次元を結合させるものである。そして、現象的には、空間三次元のうちの一次元と時空一次元が混淆されていると見るのである。
 つまり、これまでの考え方から見ると、螺旋的進行方向、つまり、電磁波の進行方向と時空一次元の天地方向が、本当は異なるのであるが、現象としては一体化(混淆)していることになる。
 つまり、本来、別である、空間一次元(電磁波進行方向)と時空一次元が混淆されて知覚・認識されているということである。
 直観では正にそのように思う。空間三次元の次元はそれぞれ同質・等質と考えられている。しかしながら、時空一次元は、そのようなっ空間の次元とはまったく異なるものである。
 今閃いたが、時空一次元というより、やはり、時間一次元であり、それが、螺旋三次元空間の電磁波進行方向の空間一次元と混淆されていると見るべきかもしれない。
 そうならば、それは、ガウス平面的四元数的四次元時間空間ということになるだろう。
 後で整合化するために再検討したい。


追記3:やはり、時空軸(一次元、天空軸)はあると思う。問題は、螺旋空間である。それは、空間三次元、電磁波的三次元空間、つまり、物質的三次元空間である。ならば、そこにおいて、四元数的空間三次元の視点が適用されよう。そうすると、四元数における実軸とは時間ではなく、時空軸となる。そして、時空軸と電磁波的三次元空間の電磁波進行方向の一次元軸が、現象的には、混淆されているということになろう。
 結局のところ、時空軸なのか時間軸なのか、という問題である。経験的に言えば、垂直に立つ樹木の垂直軸を時間軸というのは、奇妙である。それは、やはり、時空軸の方が的確であると思う。
 ならば、やはり、時空軸一次元と空間三次元の時空・空間四次元が現象界であるということになる。


追記4:今、解釈にはなはだ揺れている。時空軸一次元と空間三次元の時空・空間四次元体を仮説すべきか、それとも時空軸一次元と空間二次元の現象時空・空間三次元体(現象時空三次元体)を提起すべきなのかで揺れている。
 簡単に言えば、四次元か三次元かである。
 問題は、先にも述べたように、螺旋形状空間の解釈にある。
 考えてみるに、時間を実軸として考えること自体が空間的視点であると言えよう。だから、問題はさらに膨らむ。
 とまれ、直観では、現象時空三次元体に傾いている。エネルギーのある時空軸があり、それを中軸にして、螺旋空間(結局、時空軸と合わせて、三次元空間)が形象されるのではないのか。
 そうならば、やはり、四元数的視点は不要となるだろう。拡大ガウス平面的視点で済むように思われるのである。


追記5:時空軸一次元と空間三次元を想定した場合、何か不都合はあるのだろうか。
 今閃いたが、⇒+1の+1自体を螺旋の進行方向、そして、同時に、電磁波進行方向と考えたらどうだろうか。当然、天地軸も同じである。つまり、天地的垂直とは螺旋進行方向とういことになる。
 そうならば、時空軸一次元とそれに直交する平面を合わせた時空・空間三次元で済むようになる。
 そうすると、やはり、拡大ガウス平面的視点でいいことになる。
 解釈が錯綜している。後で、さらに検討したい。


追記6:結局、拡大ガウス平面的時空軸一次元+空間二次元=時空・空間三次元路線(拡大ガウス平面路線)と四元数的時空軸一次元+空間三次元=時空・空間四次元路線(四元数路線)の二つが衝突しているのが、現在である。
 ただし、四元数的空間の問題は、天地軸が、三次元空間において、決められないことである。確かに、無重力空間では、三次元空間においては、天地軸はないので、その必要はないのであるものの、地球・大地においては、天地軸は支配的な意味をもっていよう。
 思うに、天体自体の空間と無重力的宇宙空間は異なると見るべきであろう。何故なら、前者は当然ながら、物質、重力が支配的に関わるからである。
 地球・大地という天体空間においては、天地軸の中心性は無視できない。四元数路線の問題は、この天地軸を説明できないことである(宇宙空間ならば、四元数路線で説明できよう。)。だから、現段階では、私は、拡大ガウス平面路線に傾いている。
 そう、私は大地上で考えているのであり、宇宙空間で考えているのではないのである。