四元(しげん)数主義VSベクトル主義

四元(しげん)数主義VSベクトル主義


テーマ:無双PS原理


以下、重要な指摘である。
 今、直観を言うと、四元数の三つの虚軸が空間三次元ということで、実軸が時間一次元ということであるが、空間三次元を虚軸で表現するのは納得できることである。私は、MPが直交三次元を形成するように感じている。
 時間が空間を形成するというのは、わかる感じである。
 無双PS原理から言うと、気が物質を形成するのであるから、気が空間三次元を形成するのである。
 ならば、気と時間との関係が問題になるのである。
 今は思いつきであるが、気が時間ベクトルを形成するとしよう。
つまり、凸i*凹i⇒+1であるが、⇒+1を時間形成と考えるのである。
 思うに、⇒を時間ベクトルとすると、ここに実に空間三次元への根源のようなものがあるのかもしれない。
 あるいは、凸iと凹iになんらかの時間の根源があるのではないだろうか。
 とまれ、四元数については無知なので、わからないが、今の直観を述べれば、気の軸、陰陽軸があり、それが、三次元空間を形成するのである。問題は時間である。やはり、MPで時間が発生し、それが、空間三次元を現出させるというのではないだろうか。
 どうも、時間ベクトルが発生して、それが、螺旋的な空間三次元を現出させるのではないだろうか。
 そうならば、凸i*凹i⇒+1の⇒はやはり、時間ベクトルであり、それが、基軸となり、螺旋状に空間三次元を形成するのではないだろうか。
 そうならば、これまでの、無双PS原理の視点でいいことになる。
 生成門氏はハミルトンとコウルリッジの関係を述べているが、興味深いので、よく確認したい。
 ただし、当分、思考のための十分な余裕がないので、残念ながら、当分、検討できない。


スレッド
[346] 四元数主義者(クォータニオン)とベクトル主義者の対立

From: 生成門
四元数主義者(クォータニオン)とベクトル主義者の対立
<四次元能版エヴァンゲリオンイデア進化論=SF能>

ハミルトンはプラトン主義者
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111764301
の続きです。

どこにでも対立はあるのですが、クォータニオン四元数)についても例外ではありません。熾烈な対立した論争があり、海下氏がそのことについて述べています。

逆光 - トマス・ピンチョン著」に「ガウス平面とハミルトン四元」の根本的概念対立、哲学的立脚点の激しい対立が描かれていた。
http://kaisetsu.org/platonic-synergy/index.php?%B5%D5%B8%F7%20-%20%A5%C8%A5%DE%A5%B9%A1%A6%A5%D4%A5%F3%A5%C1%A5%E7%A5%F3%C3%F8%A1%D7%A4%CB%A1%D6%A5%AC%A5%A6%A5%B9%CA%BF%CC%CC%A4%C8%A5%CF%A5%DF%A5%EB%A5%C8%A5%F3%BB%CD%B8%B5%A1%D7%A4%CE%BA%AC%CB%DC%C5%AA%B3%B5%C7%B0%C2%D0%CE%A9%A1%A2%C5%AF%B3%D8%C5%AA%CE%A9%B5%D3%C5%C0%A4%CE%B7%E3%A4%B7%A4%A4%C2%D0%CE%A9%A4%AC%C9%C1%A4%AB%A4%EC%A4%C6%A4%A4%A4%BF%A1%A3
海舌氏はその対立の様子をトマス・ピンチョン著の「逆光」を引用して説明しているので、その内容を参考に四次元能らしく解釈してみましょう。

海舌氏によれば、四元数における対立とは、四元数主義者とベクトル主義者の対立のことであり、四元数主義者とはハミルトンの四元を用いる者であり、クォータニオンを多用する者のことだということです。

一方、ベクトル主義者とはガウス平面を活用する者のことです。

では、四元数主義者とベクトル主義者の対立はどこに現れるのでしょうか?

その対立は空間の認識に現れるということでしょう。生命にとって空間認識は基本中の基本なのですから進化の過程では単純な方が採用されるというのは当然でしょう。それが、ベクトル主義者の認識です。ベクトル主義者の空間認識とはどのようなものなのでしょうか?

ベクトル主義者の空間認識を生成するものは現実の感覚です。魚は川の流れに敏感です。そこには力と方向があるでしょう。つまり、魚は生まれながらして、ベクトル主義者であり、ベクトル主義者として生まれてくるのです。これは人間でも同じでしょう。

身体に加わる力の方向を感じることができるのは、既に基準となる空間認識があるからです。魚にとって自分の位置がどこにあるかを認識しているのですが、その基準なる空間があるはずです。それは停止しているときの身体位置を流れと平行にすることなどからもジャイロスコープのような姿勢を制御する装置を内在していることが伺えます。

これが出来るのは三次元空間の認識があるからなのです。しかも、その空間は現実に身体の外に実在しているのです。このように空間が実在していると考えるのは、世界の中に置かれた自分ということを考えると現実主義になるしか方法がありません。

原点があって現実の空間=三次元空間というのが先ずあると考えるのがベクトル主義者=現実主義者であり、人間や魚の現実なのです。

そして、ベクトル主義者=現実主義者は、認識した空間を表現するときにガウス平面を使うのです。ベクトル主義者であるかどうかはガウス平面の実軸と虚軸をどう割り当て、どう世界を認識するのかで分かります。

はっきりしている事は、ベクトル主義者は現実主義者であるので空間は自分の外に実在すると考えています。しかし、ベクトル主義者にとって、世界が三次元空間だとしても、その中の物は生成変化しますから、変化を捉える必要があります。ベクトル主義者にとっての変化とは、ガウス平面上の回転です。つまり、動くというのは回転であり、位置の移動でもあります。しかし、こうした変化の認識は、なかなか捉えられるのものではありません。静止している状態は認識できますが、動いている途中では認識できないのです。ですから状態1と状態2を認識して、それを変化として認識するしかないのですが、その変化は頭の中で考える (想像)ことであって、外にあるものでありません。

そこでベクトル主義者はその変化の様子をガウス平面上で表現する際に虚軸に割り当てるべきものは想像上のものであり、変化のパラメータであるとしたのです。そして変化のパラメータを時間と呼んだのです。虚軸を時間に割り当てると、概念や価値観の認識が入ってくると虚軸が足らなくなってくるので困ったなったことになるのですが、それは虚時間の実時間化という方法で凌ぐことになります。

いずれにしてもベクトル主義者はガウス平面の実軸中心主義であり、虚軸は計算上に便宜的なものとしてしかみません。複素数の計算で虚数が出て来ても、それは現実ではないとして無視してしまうということとをやっているのです。これはベクトル主義者が如何に現実主義かを物語っているように見えます。

さて、ベクトル主義者が優勢の中にあって、四元数主義者が現れました。四元数主義者は昔からいたのですが隠れていたのです。特に、ハミルトンが四元数を表現したことによって、大きな衝撃を与えることになりました。

続く
http://www.c-player.com/ad00178/thread/1100111764482

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