菅という日本のカルマ:物質主義のアーリマンと唯我論のルシファーの

菅という日本のカルマ:物質主義のアーリマンと唯我論のルシファーの支配:精神の全き欠落のカルマ


テーマ:奸夜魔民死党米国帝国植民地主義売亡国政権


(本考察に追記を二つ加えた。)


菅という日本のカルマ。私は日本の父権主義を批判してきたが、それが、彼に出現していると言えよう。
 まったく、即自的自己であり、対自性、他者性が欠落しているのである。哲学の欠落を指摘することができる。
 物事をすべて表面的、皮相にしか見てこなかった人間である。教養ゼロと言っていい。無知蒙昧な人間が首相になれるという日本の民主主義は大欠陥をもっていると言える。
 近代合理主義というか、唯物論の思考の欠陥が菅政権に出ていると思う。SFではマッド・サイエンティストが出てくるが、それに何か近い。そう、狂信性である。独善性である。
 以前述べたように、私は近代合理主義ないし唯物論的科学には、精神がないことに驚愕したものである。正に、悪魔の知なのである。
 思うに、凹iが空虚になることで、どうも、そこに悪魔的なものが侵入しているのではないだろうか。私は菅に悪霊憑依のようなものを感じるが、どうも、悪がそこに入っていると思う。
 シュタイナー的には、ルシファーであろう。物質主義のアーリマンと唯我論のルシファーの二重悪魔が菅に巣くっているように思われる。
 端的に、精神のまったき欠落、これが、菅に現われている日本のカルマと考えられる。
 日本文化において、精神がまったく欠落した原因は何なのか。やはり、これまで、述べたように、脱亜入欧と戦後による近代化である。
 また、そこに私は何というか、一種の言語中心主義をあげたい。言語に囚われていて、直観、直感を喪失しているのである。
 とまれ、物質主義と言語主義は相即的である。言語は、勿論、精神面も指示するが、一般的には同一性主義である。
 そうすると、元に戻るがやはり、父権主義が元凶として存するのである。
 先に述べたが、二つの日本を想定したくなるのである。母権主義の日本と父権主義の日本である。後者が悪である。
 母権的民族の日本と父権的民族の日本。思うに、明治維新前までは、両者のある種のバランスがあったが、明治近代化以降、後者が主導化して、日本文化、日本社会を阻害してきたのではないだろうか。
 私はこれまで、国学を目の敵にしてきたが、やはり、儒教的封建主義の硬直したものにも原因があるように思われる。端的に言えば、男性中心主義である。この男性的同一性主義が精神の喪失の元凶として存するのではないだろうか。
 では、どうして、民族本来的な母権的精神性が喪失するようになったのか。これも以前述べたが、母権的精神性のデカダンスがどこかで生じたのだと思う。何度も述べるが、折口信夫は、鎌倉時代以降、日本人の宗教心が衰退したと述べていた。
 だから、これまでの考察と同じ結論になるが、母権的精神の衰退と比例するような父権主義の台頭が精神の喪失をもたらしたということになる。


追記:母権的精神のデカダンスと終わりの方で述べたが、思うに、江戸時代において、鎖国となり、他国からの知的刺激がなくなり、内向きになり、自己満足していったことが、その原因ではないか。
 国学も、その鎖国によって、自民族中心主義に染まって生まれたものではないか。
 思うに、母権的精神を創造的に保持するには、危機が必要である。それによって、研ぎ澄ますことができるのであるが、逆に、鎖国的平穏無事になると、刺激がなくなり、母権的精神が自我的に閉ざされて、眠り込んでしまったのではなかったか。
 そう、自我的閉鎖・閉塞とは、父権化である。つまり、鎖国的自己満足、慢心によって、精神の超越性を喪失されて、母権的精神が衰退し、かつ、自我・父権化したというのが、日本近世文化史の実体ではないのか。


追記2:追記の自我・父権化という視点から、どうも、母権的精神が自我・父権化した様態になり、たとえば、尊王攘夷的発想が生まれたのではなかったのか。これが、明治脱亜入欧へと繋がったのではないのか。
 しかしながら、以前述べたように、坂本龍馬らの開国主義は、自我・父権主義ではなく、母権的精神、東洋的母権主義に基づくのである。だから、江戸時代において、母権的精神の父権化の方向性と母権的精神の賦活化の方向性の二つの志向性があったのではないだろうか。
 しかしながら、明治維新を後者が成立させると、前者が権力を「奪取」して、母権的精神の自我・父権化路線を進めて、狂信的戦争に突き進み、破滅し、また、戦後、その路線が支配して、今日の大惨状・大破壊を生み出したのではないのか。



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無能な指揮官と玉砕する英雄たち


2011年03月19日15時17分
提供:フリーライター宮島理のプチ論壇 since1997


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 無能な政権 を即時退陣させなかったツケが、最悪の形で新たな人災を誘発している。尖閣事件以来、菅政権退陣を訴え続けてきた私も、さすがに今回の大震災では菅政権が目を覚ますと思って応援してきた。しかし、彼らの本質である「無能なのに学習能力は皆無で、失敗は常に他人のせいにする」という性質は、まるで改まっていない。「必要なのは首相の演説でなく実務」 でも書いたように、菅首相は自分の政治的アピールに必死で、現場の邪魔ばかりしている。

記事全文

なぜ本当のこと言わないのか…米政府「菅隠蔽体質」に怒!!

2011.03.19


大震災への全面協力を申し出たオバマ大統領(左)だが、菅首相率いる官邸中枢は原発情報を共有しなかったという(写真はコラージュ、AP、ロイターなど)【拡大】

 米政府が、菅直人政権の「隠蔽体質」に激怒している。東京電力福島第1原発事故のデータを明かさず、放射性物質漏れの重要情報を共有しようとしない、というのが理由だ。空母や在日米軍を出動させ、東日本大震災の救援活動に全面協力している同盟国を軽視するような姿勢にいらだつ一方、米軍無人偵察機が検出した数値から、放射能専門家部隊の派遣準備も始めた。外交専門家の中には「日米関係が悪化しかねない」との声も噴出している。

 「なぜ、菅政権は本当のことを言わないのか。こちらは全面協力する姿勢なのに。正確な情報を出さないのは間違いだ」

 ホワイトハウス関係者は、こういらだちを隠さない。米政府は原発事故直後の13日深夜、米原子力行政を統括するエネルギー省や原子力規制委員会(NRC)の専門家らを来日させて、緊急支援に乗り出した。

 ところが、米専門家らが、経産省原子力安全・保安院、東電に出向いても、新聞に出ているような情報しか出さない。情報共有を求めても、担当者に「待っていてくれ」と言われて、放置される始末。米専門家らは本国に「菅政権は情報を隠蔽している」「まったく狂っている」と通報した。

 米政府は、菅政権に対し、「一体どうなっているのか」「こちらは空母まで派遣して協力している」「同盟国ではないのか?」と抗議したが、菅政権は事務方を通じて、「心配はいらない」「きちんと対応している」などと突き放したような態度だったという。

 これで米政府の不信感は決定的になった。軍事衛星の情報に加え、北朝鮮が核実験をしたときなどに運用する無人偵察機を飛ばして、詳細なデータを収集。菅政権が発表している数字とは異なる数値を入手した。これは藤崎一郎駐米大使を通じて、菅首相に伝えられているという。前出のホワイトハウス関係者はいう。

 「われわれは駐米大使館などを通じて、『こういうデータがある』『事実を話してくれ』『事態収拾に協力する』と何度も伝えたが、やはり菅政権はまともな対応をしなかった。どうも、官邸中枢の数人がおかしいようだ。わが国は単独で決断を下した」

 米政府は16日(日本時間17日未明)、在日大使館を通じ、第1原発の半径80キロ以内の米国民に避難勧告し、大使館職員の家族らの自主的な国外退避を認めた。在日米軍の家族らも退避に動き出している。日本政府は、第1原発から半径20キロ以内には避難を、20キロから30キロは屋内退避を指示している。NRCのヤツコ委員長は16日、米CNNテレビでこの違いについて聞かれ、「米国の基準ならそうする」と答えた。

 菅首相は18日、IAEA国際原子力機関)の天野之弥事務局長と官邸で会談した際、「これまでもそうしてきたが、情報は最大限、透明性を持って伝える」と語ったが、米国をはじめ、世界各国はそうは見ていない。

 現に、ヒラリー米国務長官は「日本の情報は混乱していて信用できない」とテレビのインタビューで答え、ドイツのメルケル首相も「日本からの(原発)情報は矛盾している」と記者会見で語っている。

 国際政治学者の藤井厳喜氏は「米国は『ともだち作戦』と称して、大震災の救援活動に全面協力してくれている。そんな同盟国を軽視していたとすれば、両国の関係悪化が心配される。背景には、民主党の一部にある反米的性格と、東京電力と役所の官僚主義、秘密主義があるのでは。危機管理の基本は『事実を明らかにして、最悪のケースに備える』ことだが、菅政権には期待できそうにない」と語る。

 大震災と原発危機に加え、日本は同盟危機まで背負い込むのか。

http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20110319/plt1103191509001-n1.htm