スロー人氏のポスト・ポストモダンはトランス・モダンだ:同一性の支

スロー人氏のポスト・ポストモダンはトランス・モダンだ:同一性の支配から差異共立共振の発展へ


テーマ:トランス・モダン社会/世界への創造的進化


以下、ポストモダンの時代が終わり、グローバルな再工業化の時代がやってきたと述べられている。
 これは、トランス・モダン・キャピタリズムの時代と考えられる。モダン・キャピタリズムは同一性が支配した。ポスト・モダンはその末期を意味した。今や、差異的価値、差異的価値の共振が新たな経済を生み出すのである。
 差異⇒同一性の図式から見ると、モダン/ポスト・モダンは右辺主義であり、それが、左辺を侵害したのである。しかし、トランス・モダンは、左辺へと回帰・再帰・環流して、新たに同一性を形成するのである。しかしながら、主は左辺であり、従は右辺であり、逆転するのである。オバマ政権の「ロックフェラー路線」がそれを推し進めているのである。
 再工業化は、その一端であると考えられる。それだけでなく、トランス・モダン精神が勃興するのである。それは、トランス・モダン・ユニバーサルである。
 そう、個、絶対的差異において、世界は共立・共振生産・創造をするのである。これを「連帯」につなげるのは、守旧的なのである。


補記:正確言えば、新しい超越の時代である。ps理論では、−1の時代である。量子論は虚軸=「電磁波」まで進んだが、それを超えて、超越、高次の世界へと再帰するのである。
 そう、モダンを媒介にして、前近代(先古代、古代、中世)が回帰するのである。これは、超越への復帰である。言い換えると、神への回帰である。



ポスト・ポストモダンの時代


 簡単に言えば、モダン化の時代は工業化の時代。この工業化を終えて、次の経済ステージに上がったのが「ポストモダン」と呼ばれていた。


 もちろん、ポストモダンの代表的な国家はアメリカであった。


 金融とIT技術によって脱工業化の経済を実現したと思われていたわけだ。


 しかし、足元を見れば、G20が力強く歩み出し、とりわけ中国が強烈に台頭してきたように、アメリカの力は相対的に衰え、ドルはかつての不動の地位から引きずりおろされた。


 こうして「ポストモダン」後の時代、つまり「ポスト・ポストモダン」の時代へと時代が移り変わったように思える。


 「ポスト・ポストモダン」の時代は再び工業化の時代に回帰したように思える。


 これまでの工業化は「先進国のみ」というきわめて限定的・地域的な現象だったが、「ポスト・ポストモダン」時代の工業化はグローバルな広がりが見られることが特徴的だ。


 これこそ、本格的な資本主義化の時代が始まったと見るべきなのかもしれない。

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