何故、輪廻転生があると思うのか

何故、輪廻転生があると思うのか


テーマ:PLATONIC SOPHIENCE


先の考察から、輪廻転生はなくなった。では、どうして、人は、それがあると感じるのか。それは、永遠の「感情」をもつからではないだろうか。メディア界は、永遠界である。スピノザの永遠の相は、ここである。この永遠の「感覚」が連続・同一性である自我に投影されて、自我=「霊」がイメージされて、輪廻転生が幻想されるのではないか。自我=同一性自己とは、仮象である。差異共振シナジー様態の一如性が、自我=同一性自己として、仮象・幻想されるのである。「わたし」は仮象・幻想・虚構である。
 結局、人間は、すべて、メディア界としては、同一になるのである。「わたし」と「あなた」はメディア様相では、同一なのである。つまり、特異性であることが、普遍性であり、同一になるのである。ずいぶん以前に考えたアダム・カダモンとして、人間となるのである。アダム・カダモンの仮面としての個々の人間である。現象界においては、特異性で、個々別々であるが、メディア界においては、普遍性で同一なのである。
 後で、もう少し考えたい。