不連続的差異論の図式

不連続的差異discrete or discontinuous differenceをdd、連続的差異をcontinuous differenceをcdと記号化する。/は、境界であり、≈は、ゼロ度による共鳴・共役性であり、intはintegralの略で、積分である。IM 境界とはイデア/メディア境界で、MP境界とは、メディア/現象境界である。
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イデア界: 

dd1/dd2/・・・/ddn

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IM境界: 

dd1/dd2/・・・/ddn(コスモス)
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cd1≈cd2≈・・・≈cdn
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メディア界:

cd1≈cd2≈・・・≈cdn(カオスモス


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MP界:                 

cd1≈cd2≈・・・≈cdn
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int1ーinte2ー・・・ーint n-1
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現象界: 

int1ーinte2ー・・・ーintn-1(連続的同一性)

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コメント:個々ののddが特異性・単独性といよりは、ddの総体(dd1/dd2/・・・/ddn)が、特異性・単独性なのではないだろうか。イデア面(イデア/メディア境界におけるイデア界への側面)ないしイデア界の《力》が連続性を解体すると言えよう。この解体が特異性・単独性の「感覚」をもたらすのではないか。
 作家がいうコスモスとは、ddの総体のことではないか。また、共感・倫理性も、ここから発するのではないか。
 なお、連続的差異cdとは、微分である差異である。